もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

白昼(はくちゅう)の出来事。

2012-06-10 15:02:01 | Weblog
昼に歯磨きしてたのよ。洗面台の横には小さい窓があってカフェカーテンみたいな小さなカーテンしてある。

もぐ菜が歯磨きしてると黒い影が横切って行く。洗面台の壁、塀の外は抜け道の細い道路。しかし、人の気配(けはい)もなく姿もない。

確かに黒い影が物音させずに、通り抜けて行った。昼間だっと言うのに、何とも疑わしいと自分でさえ笑う。

台所のテーブルの椅子に座ってるのは、もぐたん。もぐママは隣のでベッドで転がりながら本を読んで自室に居た。

もぐママのベッドの頭上のガラスサッシは閉めてあったのに、カラカラと一人で開いた。もぐママのベッド頭上は庭へ出入り出来る様に、小さなスペースがある。

台所からもぐたんともぐ菜の話し声が聞こえる。気配(けはい)は感じないが、何か通り抜けて行った様に思えるが気のせいと。

もぐたんは気づかなかったけど、もぐ菜は気がついた。もぐ菜は目の端(はじ)で一瞬、黒い影が通り抜けて行ったのを見た。


玄関先で缶をひっくり返す様な音がした。さすがにもぐ菜も驚いた。人ではない、何かが遊んでる!!

玄関には居たのは、見かけない三毛猫(みけねこ)でした。もぐ菜が猫だ!! と言ったら少し開けてあった玄関の扉が逃げて行ったよ。

玄関に落ちてたスプレー缶にじゃれて遊んでたみたい。 もぐ菜の家には三毛猫(みけねこ)ちゃんが喜ぶ様な食べものなんてないのに。

ちなみにその三毛猫(みけねこ)は、もぐママはよく見かけてたとの事です。もぐ家の庭で遊んでるらしい。もぐ菜はお初でした。しかし、驚いた。

よくさ怪談話しで人ではない、黒い影が通り抜けて言うけどきっと猫だよ。昼間だってそう気がつかないんだから、夜なんてもっと暗い訳だし。


もぐ菜が何で三毛猫(みけねこ)ちゃんは、もぐ家に興味あったのかなと言うと、もぐたんはニコッと笑ってこんな事を言った。

うちの家が楽しいそうだから、気になって通り抜けて行ったんだよと。もぐ家はそれが取りえですから。