ゴースト もういちど抱きしめたい (2010)

2010-11-20 08:29:18 | Weblog
ゴースト もういちど抱きしめたい (2010)

U.S. Release Date:

■監督:大谷太郎
■キャスト:松嶋菜々子/ソン・スンホン/樹木希林 /鈴木砂羽
■音楽:大島ミチル
■字幕:
■お勧め度:★★★★

 「日本でも大ヒットした「ゴースト/ニューヨークの幻」を「ホワイトアウト」の松嶋菜々子、「宿命」のソン・スンホン主演で舞台を日本に置き換え、設定も新たに描いたラブ・ストーリー。命を落としゴーストとなったヒロインが、彼女をこの世から失った悲しみに暮れる恋人へ不変の愛を伝えようと心を通わせていく奇跡の行方をファンタジックに綴る。監督はこれまで多くのTV演出を務め、本作で劇場映画監督デビューの大谷太郎。
 会社経営者の星野七海はある夜、長身の青年と出逢う。彼は陶芸家志望の韓国人キム・ジュノ。七海も陶芸好きであることから2人は意気投合、間もなく惹かれ合い、いつしか一緒にいることが当たり前の幸せな生活の中で確かな愛を育んでいく。しかし出逢いから1年後の七海の誕生日、彼女は、バイクに乗ったひったくりに襲われ命を落としてしまう。だが、自分の亡きがらを抱きしめるジュノを見た七海の魂は、ゴーストとして彼のそばにとどまることに。するとやがて、ジュノも自分を死に至らしめた犯人に命を狙われていると察知した七海。しかし、その危険も自分の想いも彼に伝えられる術がなく、途方に暮れてしまうのだが…。」(allcinema.net/より。)

壁やドアを抜けられる幽霊がなぜ床の上を歩けるのかという愚問も含めて、コミカルさと多少のミステリー性もあるファンタジックなラブストーリー。ソン・スンホンは韓国で人気あるのだろうか。役者としての経験はあまり無いようだが、松嶋菜々子が持ち前のきつさもあって、うまくカバーとリードしていて見るだけでも楽しいコンビ。幽霊になった七海は最初は壁やドアを抜けるどころか、物を動かすことも出来ないが、「同僚」の少女に「秘伝」を伝授され、だんだん、パワーアップしていく所がなんとなく面白い。最終的には殺し屋をふっとばす。霊媒師(樹木希林)を通してなんとかジュノとコミュニケーションを取ろうとする過程もなんとなくハラハラドキドキもの。これの「原作」は観てないが、筋書き的にはかなり加えたような気がする。雰囲気が日本っぽい。色気(濡れ場)なしにしたのも良かった。ファンタジー性が高まった。感動する部分もかなりあって、いいコンビと傍役、全体的にバランスもいい作品。実はこの作品を観る前に通っているシネコン閉館の張り紙を見て、この事が影響しているかもしれないが。


ヒアリング度:
感動度:★★★★
二度以上見たい度:★★★
劇場で見たい度:★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)