シリーズ記憶力を高める30の方法を紹介しています。
今回はその最終回です。
元サイト
http://www.happylifestyle.com/article/155
について、論評します。
第30回は、他人が引いた下線よりも、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。
いますね。線ばかり引いている人。
しかし線を引くことがいいことか?
後ほど紹介します。
私も何度も経験がありますが、はじめから下線が引かれている部分は、なぜか頭に入りにくいのです。
他人が引いた下線が、必ずしも自分にとって重要とは限らないからです。
( 中 略 )
自分の頭で考え、手を動かして引いた下線だからこそ、記憶にもはっきり刻み込まれます。
「自分の頭で考えたことはよく覚えている」ということです。
試行錯誤を繰り返して考えたことは、よく覚えているものです。
これについては、「所さんの目がテン!」でおもしろい実験がありました。
第1066回 2011年1月15日「必勝 テスト 一夜漬け術」です。
引用します。
まずは、テスト勉強に欠かせないアイテム、蛍光ペン。実際どれ程の効果があるのでしょう?
そこで実験!演劇、声優の専門学校に通う学生6人を、3人ずつの2グループに分け、片方のグループは蛍光ペンを使い、もう一方は黙読のみで勉強し、直後に行うテストの点数を比較します。勉強する内容は、レストランサービス技能士の資格試験に用いるテキストの一部。6人は、初めて目にするテキストを真剣に覚え、1時間半後、テキストから抜粋した20問のテストに挑戦。
すると…黙読のみのチームは全員10点以上を獲得したのに、蛍光ペンを駆使したチームは、3人とも1ケタ台だったのです。
念のため、同じメンバーで黙読と蛍光ペンを入れ替えて、再びテストしても、黙読した3人の方が高得点だったのです。
理由を専門家に伺うと…蛍光ペンを使った事で、見た目もカラフルになり、それだけで脳が覚えたと勘違いしてしまい、点数が伸びなかったと考えられるそうです。
確かに、勉強中のVTRを振り返ると、線を引き終わっただけで、まだ終了前なのに勉強をやめてしまった人もいました。
蛍光ペンは後から見直したりする時には目印になって便利な一面もありますが、線を引いただけで覚えた気になってしまうので要注意!
そこで、目がテン流テスト勉強法・その1は、「暗記には蛍光ペンを使ってはいけない」
この後、目がテン流テスト勉強法・その2は、「集中するには静か過ぎない場所がいい」
目がテン流テスト勉強法・その3は、「一夜漬けは先に仮眠をとってから」
と続きます。
http://www.ntv.co.jp/megaten/のライブラリー「人間科学編」からご覧ください。
これでこのシリーズはおしまいですが、この元サイトには、まだまだ、頭の回転を早くする30の方法、 勉強が好きになる30の方法、 頭の使い方がうまくなる30の方法など、数多くの注目のアイデアがあります。
ぜひご覧ください。