テーマは広く分かれそうです。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 春闘―賃上げの持続と波及を
・ シリア会議―民衆の救済が最優先だ
読売新聞
・ 日本版NIH 医療の競争力強化の司令塔に
・ 敦賀原発活断層 規制委は科学的判断に徹せよ
毎日新聞
・ 日中韓の歴史対立 摩擦和らげる努力を
・ 視点…芥川・直木賞150回=論説委員・重里徹也
日本経済新聞
・ 日米軸に安倍外交の立て直しを急げ
・ 構造転換で明暗分けた米企業
産経新聞
・ 子供の権利 甘やかさない教育必要だ
・ 田中投手NYへ 日本の若者達はすごいぞ
中日新聞
・ 和食の秘める創造力 週のはじめに考える
※ 朝日のシリア問題や、毎日の芥川・直木賞など、興味深い社説が幅広く並びました。
ここでは、産経を取り上げます。
「子供の権利」を誤解した条例づくりが依然として後を絶たない。
長野県が「子ども支援条例(仮称)」の制定作業を進めているが、甘えやわがままを助長する内容にしてはならない。
子供の権利が強調されるようになったのは、20年前の平成6年に、日本が国連の「児童の権利条約」を批准したことがきっかけだ。12年に川崎市が「子どもの権利に関する条例」を制定するなど、各地の自治体で同種の条例がつくられた。
国連条約の本来の目的は、子供を飢えや病気、虐待などから保護することだ。しかし、自治体の条例では、子供の「意見表明権」といったものまで加わり、権利をはき違えたわがままを許す風潮が問題になってきた。
わかります。
「子供を飢えや病気、虐待などから保護すること」が「児童の権利条約」の主旨なのですが、確かに子供の権利拡大が目的化する風潮があります。
また高知県では、条例の審議過程で「休む・遊ぶ」権利が批判を浴び、削除された。子供に媚(こ)びる前に、教えるべきことを教えなければならない。
その通りでしょう。
「子供の権利」を語ることは、「親の義務」について語ることなのです。
わがままを正せない親や教師の教育こそ見直してもらいたい。だめなことはだめとしっかり教えたい。
産経新聞らしく、道徳の教科化を意図した書き方です。
それはともかく、「甘やかさない教育」は大切な視点です。
今、教育で求められている「生きる力」は、変化の激しい世の中を「生き抜く力」でもあります。
そこには「優しさ」と同時に、「たくましさ」が必要です。
「鍛える」「経験させる」発想と時間的な余裕がないと、なかなかたくましさは育ちません。
スポ根のはしり「巨人の星」に出てくる星一徹の声優 加藤精三さんが亡くなりました。
星 一徹の声は、昭和の頑固おやじを象徴するにらみが効いていました。
ちゃぶ台返しやビンタなど、今では通用しない方法ですが、親の愛情がしっかりと子供に伝わっていれば、鍛えることは大切だと教えてくれています。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 春闘―賃上げの持続と波及を
・ シリア会議―民衆の救済が最優先だ
読売新聞
・ 日本版NIH 医療の競争力強化の司令塔に
・ 敦賀原発活断層 規制委は科学的判断に徹せよ
毎日新聞
・ 日中韓の歴史対立 摩擦和らげる努力を
・ 視点…芥川・直木賞150回=論説委員・重里徹也
日本経済新聞
・ 日米軸に安倍外交の立て直しを急げ
・ 構造転換で明暗分けた米企業
産経新聞
・ 子供の権利 甘やかさない教育必要だ
・ 田中投手NYへ 日本の若者達はすごいぞ
中日新聞
・ 和食の秘める創造力 週のはじめに考える
※ 朝日のシリア問題や、毎日の芥川・直木賞など、興味深い社説が幅広く並びました。
ここでは、産経を取り上げます。
「子供の権利」を誤解した条例づくりが依然として後を絶たない。
長野県が「子ども支援条例(仮称)」の制定作業を進めているが、甘えやわがままを助長する内容にしてはならない。
子供の権利が強調されるようになったのは、20年前の平成6年に、日本が国連の「児童の権利条約」を批准したことがきっかけだ。12年に川崎市が「子どもの権利に関する条例」を制定するなど、各地の自治体で同種の条例がつくられた。
国連条約の本来の目的は、子供を飢えや病気、虐待などから保護することだ。しかし、自治体の条例では、子供の「意見表明権」といったものまで加わり、権利をはき違えたわがままを許す風潮が問題になってきた。
わかります。
「子供を飢えや病気、虐待などから保護すること」が「児童の権利条約」の主旨なのですが、確かに子供の権利拡大が目的化する風潮があります。
また高知県では、条例の審議過程で「休む・遊ぶ」権利が批判を浴び、削除された。子供に媚(こ)びる前に、教えるべきことを教えなければならない。
その通りでしょう。
「子供の権利」を語ることは、「親の義務」について語ることなのです。
わがままを正せない親や教師の教育こそ見直してもらいたい。だめなことはだめとしっかり教えたい。
産経新聞らしく、道徳の教科化を意図した書き方です。
それはともかく、「甘やかさない教育」は大切な視点です。
今、教育で求められている「生きる力」は、変化の激しい世の中を「生き抜く力」でもあります。
そこには「優しさ」と同時に、「たくましさ」が必要です。
「鍛える」「経験させる」発想と時間的な余裕がないと、なかなかたくましさは育ちません。
スポ根のはしり「巨人の星」に出てくる星一徹の声優 加藤精三さんが亡くなりました。
星 一徹の声は、昭和の頑固おやじを象徴するにらみが効いていました。
ちゃぶ台返しやビンタなど、今では通用しない方法ですが、親の愛情がしっかりと子供に伝わっていれば、鍛えることは大切だと教えてくれています。