中日サンデー版に、都道府県の名前の由来が載りました。
地名の由来を知ることは、地理への興味・関心を高めるためにはとても大切です。
今回は、

愛知:万葉集巻三の高市黒人の歌「桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟(あゆちがた)潮干にけらし鶴鳴き渡る」に詠まれている「年魚市潟(あゆちがた)」が由来といわれています。
「あゆち」が「あいち」に転じ、愛智(郡)になりました。
サンデー版の他の説は初耳でした。
岐阜:岐阜といえば織田信長。
戦国時代、稲葉城(今の岐阜城)を手に入れた織田信長は、禅僧の沢彦宗恩(たくげんそうおん)改名の相談をしています。
古い秩序を壊すには、名前からというのは、信長らしい考えです。
沢彦和尚は、中国の故事より『岐山』、『岐陽』、『曲阜』の3つの地名を信長に提案しました。
この中から信長は、『岐山』の岐と『曲阜』の阜を組み合わせて、『岐阜』にしたといわれています。
『岐山』:鳳凰が舞い降りた山
『曲阜』:孔子の生まれ故郷
県名の中で、中国の故事に由来するのは、この岐阜だけです。
ちなみに「岐」は枝分かれした道、「阜」は丘陵という意味もあります。
静岡:明治新政府は、「府中」の名を変えるようにお達しを出します。そこで「静、静城、静岡」の3案を報告し「静岡」が採用されたのです。
「シズオカ」の「シズ」は賤機山に由来すると言われています。
確かに、「府中」はもともと一般名詞ですね。
三重:歴史のある三重。県名の由来も歴史的です。
『古事記』の倭健命(やまとたけるのみこと)の故事では、長い東国平定帰途、鈴鹿・熊褒野でなくなりました。
桑名郡尾津の浜から熊褒野へ向かう途中、疲れ切り、「わが足三重のまかりなして、いと疲れたり」と語りました。
以後その地を「三重」とびました。珍しく、悲劇的な由来ですね。
地名の由来を知ることは、地理への興味・関心を高めるためにはとても大切です。
今回は、

愛知:万葉集巻三の高市黒人の歌「桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟(あゆちがた)潮干にけらし鶴鳴き渡る」に詠まれている「年魚市潟(あゆちがた)」が由来といわれています。
「あゆち」が「あいち」に転じ、愛智(郡)になりました。
サンデー版の他の説は初耳でした。
岐阜:岐阜といえば織田信長。
戦国時代、稲葉城(今の岐阜城)を手に入れた織田信長は、禅僧の沢彦宗恩(たくげんそうおん)改名の相談をしています。
古い秩序を壊すには、名前からというのは、信長らしい考えです。
沢彦和尚は、中国の故事より『岐山』、『岐陽』、『曲阜』の3つの地名を信長に提案しました。
この中から信長は、『岐山』の岐と『曲阜』の阜を組み合わせて、『岐阜』にしたといわれています。
『岐山』:鳳凰が舞い降りた山
『曲阜』:孔子の生まれ故郷
県名の中で、中国の故事に由来するのは、この岐阜だけです。
ちなみに「岐」は枝分かれした道、「阜」は丘陵という意味もあります。
静岡:明治新政府は、「府中」の名を変えるようにお達しを出します。そこで「静、静城、静岡」の3案を報告し「静岡」が採用されたのです。
「シズオカ」の「シズ」は賤機山に由来すると言われています。
確かに、「府中」はもともと一般名詞ですね。
三重:歴史のある三重。県名の由来も歴史的です。
『古事記』の倭健命(やまとたけるのみこと)の故事では、長い東国平定帰途、鈴鹿・熊褒野でなくなりました。
桑名郡尾津の浜から熊褒野へ向かう途中、疲れ切り、「わが足三重のまかりなして、いと疲れたり」と語りました。
以後その地を「三重」とびました。珍しく、悲劇的な由来ですね。