ネット上では独裁者ランキングなるものが発表されています。
しかし、その内容を見ると、トルクメニスタンの前大統領サパルムラト・ニヤゾフ(写真左)が飛び抜けています。

Wikipwdia「サパルムラト・ニヤゾフ」の「政策」を引用してみましょう。
国家制度
・8月の第2日曜日をメロンの日に制定。
ニヤゾフ大統領の大好物はメロンである。「この神の賜物は、輝かしい歴史を持っている。美味しいメロンの名前を称えて、国民の祝日にする」とテレビで発言。
・首都ではほぼ50メートルごとに、ニヤゾフ大統領の肖像や銅像が設置されている。
肖像や銅像を清掃する担当者も存在する。
・国民が歩むべき7マイルの象徴として、世界最大の靴の製作を命令。
・公証人役場、弁護士会、身分事項登録部、中央犯罪鑑定局を統合して公正省を設置。
交通警察を国防省に移管。
教育
・ニヤゾフ大統領の著書「ルーフナーマ(Ruhnama)は国民必読の書とされ、クルアーンと同等とされている。 教科書としても使われている。
・首都と大学を除く図書館の廃止を命令
ニヤゾフ大統領の「田舎の人はどちらにしても本など読まないのだから」という見解による。
・過去10年間に外国の大学で取得された卒業証書を全て無効化。
文化・芸術
オペラ、バレエ、軽演劇、サーカスの上演を禁止(国立フィルハーモニー、オペラ・バレエ劇場、民族舞踊団、軽演劇・サーカス・センターを廃止)
ニヤゾフ大統領の「どうやってバレエ愛をトルクメンに適応させられるのか?」という見解による。
・コンサートやテレビなどのみならず、結婚式などでも口パクで歌うことを禁止
ニヤゾフ大統領の「歌や音楽の発展に負の効果をもたらす」という見解による。
・若者のヒゲを禁止。
ニヤゾフ大統領の「見苦しい」という見解による。長髪も禁止。
保健
・首都を除く地方の病院を閉鎖
ニヤゾフ大統領の「ちゃんとした医師は首都にいる。病人は首都に行けばよい」という見解による。
・金歯を禁止。
ニヤゾフ大統領の「教師達は薄給なのに、金歯なんて!国際組織が査察に来て、教師の口の中に金歯があったらどうするのか?文化でもなけりゃ、伝統でもない。」という見解による。
・トルクメニスタン国内では煙草は禁止。
ニヤゾフ大統領はガン手術を受けており、禁煙中のためだが、これでトルクメニスタンは禁煙国家となった。
・コレラ、AIDS等の伝染病を法定外とし、それらへの言及を禁止。
・健康のため、閣僚に36km走に参加させた。
福祉
・ニヤゾフブランドの商品が売られている。
牛乳、乳製品のような生活必需品から酒や服に至るまで何でも有る。政策により生活必需品はとても安く抑えられている。ちなみに、トルクメニスタンでは、パンのことを「グルバンソルタン=エジェ」(ニヤゾフの母親の名前)と呼ぶ。
・すべての閣僚、地方行政府長官、軍人などにベンツの新車が支給された。
前年支給されたベンツは補佐官などに譲ればよいと大統領は付け加えた。
・キプチャク村には黄金のニヤゾフ大統領家族像や利用者皆無のホテルが建設されている。
・首都に巨大な結婚式場「バグト・コシュギ」(幸せ宮殿)を作るように命令。
・2002年の自分の誕生日に、62歳以上の全市民が休暇を取り、羊を買うための手当てをもらえるように特別命令を公布。
・年金廃止。ニヤゾフ大統領の「親の面倒は子供が見るもの」という見解による。
・外国人がトルクメニスタン人の女性と結婚する際、トルクメニスタン政府に1万~360万円支払わなければならない。ニヤゾフ大統領の「トルクメニスタンの女は小麦色で美しいのでそれだけ払う価値がある。」という見解による。
言論
・テレビのニュースキャスターの化粧禁止
ニヤゾフ大統領の「トルクメニスタン人本来の小麦色の肌が最も美しい」という見解による。髪を染めるのも禁止だが、ニヤゾフ自身は2002年から髪を黒く染めている。
・国境なき記者団の2006年版『世界報道自由ランキング』にて、世界で2番目に報道の自由が無い国に認定されている(ワースト1位は北朝鮮)
・既にケーブルテレビ局は全廃されており、ロシアのメディアを通じたテレビ放送枠も厳しく制限されている。
ただし、裕福な国家がゆえ娯楽目的での衛星放送の受信は逆に推奨されているため、衛星放送・パラボラアンテナの普及率は世帯比で計算すると世界一と推定されている。そのため、視聴者の大半は衛星放送を見ており、もはや規制はないも同然という状態となっている。
・インターネットの利用を禁止。
・ニヤゾフ大統領がカツラをかぶっていることを報道することもタブーである。
思わず、笑ってしまうようなものもあります。
このニヤゾフ大統領も2006年に急死し、後継の大統領が選挙で選ばれました。
トルクメニスタンに民主主義が根付くことを期待しています。
しかし、その内容を見ると、トルクメニスタンの前大統領サパルムラト・ニヤゾフ(写真左)が飛び抜けています。

Wikipwdia「サパルムラト・ニヤゾフ」の「政策」を引用してみましょう。
国家制度
・8月の第2日曜日をメロンの日に制定。
ニヤゾフ大統領の大好物はメロンである。「この神の賜物は、輝かしい歴史を持っている。美味しいメロンの名前を称えて、国民の祝日にする」とテレビで発言。
・首都ではほぼ50メートルごとに、ニヤゾフ大統領の肖像や銅像が設置されている。
肖像や銅像を清掃する担当者も存在する。
・国民が歩むべき7マイルの象徴として、世界最大の靴の製作を命令。
・公証人役場、弁護士会、身分事項登録部、中央犯罪鑑定局を統合して公正省を設置。
交通警察を国防省に移管。
教育
・ニヤゾフ大統領の著書「ルーフナーマ(Ruhnama)は国民必読の書とされ、クルアーンと同等とされている。 教科書としても使われている。
・首都と大学を除く図書館の廃止を命令
ニヤゾフ大統領の「田舎の人はどちらにしても本など読まないのだから」という見解による。
・過去10年間に外国の大学で取得された卒業証書を全て無効化。
文化・芸術
オペラ、バレエ、軽演劇、サーカスの上演を禁止(国立フィルハーモニー、オペラ・バレエ劇場、民族舞踊団、軽演劇・サーカス・センターを廃止)
ニヤゾフ大統領の「どうやってバレエ愛をトルクメンに適応させられるのか?」という見解による。
・コンサートやテレビなどのみならず、結婚式などでも口パクで歌うことを禁止
ニヤゾフ大統領の「歌や音楽の発展に負の効果をもたらす」という見解による。
・若者のヒゲを禁止。
ニヤゾフ大統領の「見苦しい」という見解による。長髪も禁止。
保健
・首都を除く地方の病院を閉鎖
ニヤゾフ大統領の「ちゃんとした医師は首都にいる。病人は首都に行けばよい」という見解による。
・金歯を禁止。
ニヤゾフ大統領の「教師達は薄給なのに、金歯なんて!国際組織が査察に来て、教師の口の中に金歯があったらどうするのか?文化でもなけりゃ、伝統でもない。」という見解による。
・トルクメニスタン国内では煙草は禁止。
ニヤゾフ大統領はガン手術を受けており、禁煙中のためだが、これでトルクメニスタンは禁煙国家となった。
・コレラ、AIDS等の伝染病を法定外とし、それらへの言及を禁止。
・健康のため、閣僚に36km走に参加させた。
福祉
・ニヤゾフブランドの商品が売られている。
牛乳、乳製品のような生活必需品から酒や服に至るまで何でも有る。政策により生活必需品はとても安く抑えられている。ちなみに、トルクメニスタンでは、パンのことを「グルバンソルタン=エジェ」(ニヤゾフの母親の名前)と呼ぶ。
・すべての閣僚、地方行政府長官、軍人などにベンツの新車が支給された。
前年支給されたベンツは補佐官などに譲ればよいと大統領は付け加えた。
・キプチャク村には黄金のニヤゾフ大統領家族像や利用者皆無のホテルが建設されている。
・首都に巨大な結婚式場「バグト・コシュギ」(幸せ宮殿)を作るように命令。
・2002年の自分の誕生日に、62歳以上の全市民が休暇を取り、羊を買うための手当てをもらえるように特別命令を公布。
・年金廃止。ニヤゾフ大統領の「親の面倒は子供が見るもの」という見解による。
・外国人がトルクメニスタン人の女性と結婚する際、トルクメニスタン政府に1万~360万円支払わなければならない。ニヤゾフ大統領の「トルクメニスタンの女は小麦色で美しいのでそれだけ払う価値がある。」という見解による。
言論
・テレビのニュースキャスターの化粧禁止
ニヤゾフ大統領の「トルクメニスタン人本来の小麦色の肌が最も美しい」という見解による。髪を染めるのも禁止だが、ニヤゾフ自身は2002年から髪を黒く染めている。
・国境なき記者団の2006年版『世界報道自由ランキング』にて、世界で2番目に報道の自由が無い国に認定されている(ワースト1位は北朝鮮)
・既にケーブルテレビ局は全廃されており、ロシアのメディアを通じたテレビ放送枠も厳しく制限されている。
ただし、裕福な国家がゆえ娯楽目的での衛星放送の受信は逆に推奨されているため、衛星放送・パラボラアンテナの普及率は世帯比で計算すると世界一と推定されている。そのため、視聴者の大半は衛星放送を見ており、もはや規制はないも同然という状態となっている。
・インターネットの利用を禁止。
・ニヤゾフ大統領がカツラをかぶっていることを報道することもタブーである。
思わず、笑ってしまうようなものもあります。
このニヤゾフ大統領も2006年に急死し、後継の大統領が選挙で選ばれました。
トルクメニスタンに民主主義が根付くことを期待しています。