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【裏帳簿を巡る駆け引き】幕政の裏で進む情報戦!松前家裏帳簿で蝦夷地上知!一橋治済の画策に意次は?二代目金々先生大ヒット!べらぼう歴史解説29

2025-07-28 06:57:36 | 田沼意次・伊能忠敬・浮世絵

【裏帳簿を巡る駆け引き】幕政の裏で進む情報戦!松前家裏帳簿で蝦夷地上知!一橋治済の画策に意次は?二代目金々先生大ヒット!べらぼう歴史解説29

幕政は蝦夷地上知に向け動くが、一橋治済によって不穏な企みが進行していた。田沼意次と一橋治済の駆け引きが始まる。一方蔦重は、誰袖からお願いされた田沼意知の仇討ちを言葉と笑いで遂行。動画内では二代目金々先生の爆発的に売れたヒット本「江戸生艶気樺焼」の表紙や中身を紹介する。 今回も史料をもとに徹底解説!ここを押さえてから番組を観ればより楽しめること間違いなしです! 大河ドラマ「べらぼう」の歴史背景を、今回も歴史研究家ならではの幅広い見解でお話していきます。江戸時代を体感しながらお楽しみください。^^


提供されたYouTubeの動画は、歴史ドラマ「べらぼう」をより深く楽しむための解説です。松前藩の不正会計を暴く「裏帳簿」を巡る陰謀に焦点を当て、歴史上の人物である田沼意次と一橋治済の駆け引きを描いています。また、2代目金々先生のベストセラー小説「江戸生浮気蒲焼」の誕生秘話も紹介されており、当時の風俗や人々の価値観に触れながら、娯楽作品がどのように生まれ、人気を博したかを考察しています。全体を通して、歴史の裏側で繰り広げられる人間模様や文化の動きが語られています。


Q 一橋治済と田沼意次が対立する中で、松前藩の裏帳簿がどのような役割を果たしたのか?

A提供された情報によると、松前藩の裏帳簿は、田沼意次が一橋治済との対立の中で、松前藩の「上知」(領地の幕府直轄化)を行うための重要な証拠として機能しました。

具体的な経緯は以下の通りです。
• 裏帳簿の入手経緯
    ◦ ある日、田沼屋敷の門前に、**東作(へず とうさく)**という男が2冊の帳簿を持って倒れていました。
    ◦ 東作は元々武士でしたが、商人に転身し、下作者としても活動していました。
    ◦ 彼は土山掃次郎(田沼意次の息子である意知の部下で密偵)の部下として、松前藩に潜入していました。
    ◦ 東作は、その松前藩から**「表帳簿」ともう1冊の「裏帳簿」を持ち出しました**。この裏帳簿が、松前藩の不正の証拠となりました。
    ◦ 東作は北海道から江戸まで、この2冊の帳簿を持って急いでやってきたとされています。歴史的な検証によると、東作は実際に1~2ヶ月ほど松前に滞在し、様々な記録を残していたことから、この出来事はドラマだけの展開ではなく、実際にあった可能性が示唆されています。
• 田沼意次の裏帳簿の利用意図
    ◦ この帳簿を手に入れた田沼意次は、「この帳簿があれば松前藩の抜け(不正)の証拠となる」と考えました。
    ◦ 彼は土山掃次郎を呼び出し、これこそが意知が進めようとしていた上知であると確認しました。
    ◦ 意次はすぐにでも将軍に上申する準備をするよう命じ、将軍に直接会い、松前藩の不正が明白であること、そして上知を行いたい旨の許可を求めようとしました。
• 一橋治済の関与と対立
    ◦ 田沼意次が将軍に上知の許可を求めようとしたその場に、**一橋治済(ひとつばし はるなり)**が現れます。
    ◦ 治済は、まるで田沼の行動を予測していたかのように「本日江戸のあげちが消せられ、耳に出ましたこと心よりお礼申し上げます」と述べます。
    ◦ この治済の言葉は非常に不気味で、その真意は謎に包まれており、田沼意次や他の者には理解できないものでした。治済は常に裏の裏まで考えて行動する人物として描かれています。
    ◦ このように、松前藩の裏帳簿は、田沼意次が政治的な主導権を握り、幕政改革を進めるための切り札となるはずでしたが、一橋治済の出現と謎めいた発言によって、その役割が複雑に絡み合い、両者の対立がさらに深まる展開となりました。


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