鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

ずっと変わらないこと

2017-12-12 | 
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鈴木信夫の詩手紙を中心にした作品から

2008年から絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流が始まりました。
詩手紙そのものや書き加えたコメントから選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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大相撲の世界が暴力事件に端を発し揺れています。
長く続いた歴史を守ってゆくのか、外国人を含めた新しい考え方を受け入れるのか。
神道から始まった相撲はその形式美を守ってほしいものです。

今日はこんなコメントです。
「若い人には、変わらないことをしっかり見つめて、ちゃんと生きようとしてほしいと思います。大人が伝えないといけませんね、変わらないこと。」


        ずっと変わらないこと
                              2008年12月

君にとってだいじなことはなんですか
それは人によって変わるけど
変わらないことが一つあるのです
わたしは限られた命を生きる中で知りました
君にはまだわからないかもしれない
でも聞いておいてほしいのです
「命を延ばすことがだいじではなく
命をちゃんと生きるのが一番だいじ」
それはずっと変わらない
それを知っていてください

君にとってだいじなことはなんですか
それは人によって変わるけど
変わらないことが一つあるのです
わたしは限りない愛を受ける中で知りました
君にはまだわからないかもしれない
でも聞いておいてほしいのです
「愛されることがだいじではなく
誰かをちゃんと愛するのが一番だいじ」
それはずっと変わらない
それを知っていてください

   詩手紙2008.12.4
   


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