鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

生命(いのち)のリレー

2015-12-07 | 
+++++++++++++++++++++++++++++++
鈴木信夫の充実期の作品から


2005年~2007年の充実期の作品から選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
+++++++++++++++++++++++++++++++

鈴木信夫は、他の誰よりも命の大切さを感じていたと思います。
その気持ちはたくさんの詩の中に表れています。
短い命でしたが、うまく子供たちにつながっていったのでしょうか?


      生命(いのち)のリレー
                              2005年9月

僕の生命は過去からつながっている
ここに生命があるのは、ずっとリレーされてきたから
このように世界が広がる前から
地球が青いことが知られる前から
僕の生命をさかのぼったら、根本の生命にたどりつく
すべての生命も同じなんだよ
ずっとリレーされて今の生命があるということ
宇宙がある限り終わらないから
あなたがここにいれば、つながっていくから
地球を支える子供たちへとつづいていく
それは、最も美しい生命のリレー
過去から受け取って未来へつなげていこう
どこかに忘れてしまわないように

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ただの通り雨だから | トップ | 人でいうなら、花でいうなら »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事