鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

なんだか心が怒りっぽいな

2016-10-29 | 
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鈴木信夫の詩手紙を中心にした作品から


2008年から絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流が始まりました。
詩手紙そのものや書き加えたコメントから選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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人間のおなかには虫がいるらしい。
「虫の居所が悪い」「腹の虫がおさまらない」などという言葉がありますよね。
誰しもちょっとしたことで機嫌が悪くなることがあります。
鈴木信夫も時にはこんなこともありました。
この詩は詩手紙には使いませんでした。


        なんだか心が怒りっぽいな
                                    2008年3月

きょうは、なんだか心が怒りっぽいな
どっちでもいいこと、どうでもいいことで怒ってる
「ぷんぷん、ぷんぷん」ふくれっつら
なんでだろう、まわりにまで「もやもや」をまきちらして
しまったと思ったときには、もうとりかえしがつかない
ああ、またやってしまったみたい
ただただ反省、反省、反省しきり…
ひたすらひたすら後悔、後悔、後悔の海…
かっこつかないけど、ちょっと笑ってみようかな
コメント
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