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鈴木信夫の詩手紙を中心にした作品から
2008年から絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流が始まりました。
詩手紙そのものや書き加えたコメントから選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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今日は、改めて浅田美知子さんを紹介します。
2014年5月13日のブログで紹介したものですが、そのままもう一度掲載します。
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2008年2月から絵手紙作家の浅田美知子さんと絵手紙と詩手紙の交換が始まりました。
2011年4月に体調が悪くなるまで3年余にわたってほぼ毎日といっていいほど続きました。
【 浅田美知子（あさだみちこ） 】プロフィール
1948年 東京港区で生まれる。神奈川県横浜市在住。
1970年 鶴見女子大学（現在の鶴見大学）英米文学科卒業。
1993年 ～絵手紙を始める。
日本絵手紙協会指導者養成講師、絵手紙いずみの会会員。
朝日カルチャースクール他絵手紙講師。
毎年ハワイで絵手紙展と体験教室を開き絵手紙の伝道に努めている。
2007年 鈴木信夫の詩集『生命いっぱい』 (神奈川新聞社）の表紙挿絵を描く。
2008年 鈴木信夫と絵手紙交流を始める。
2009年 5月 第1回浅田美知子の絵手紙交流展「絵手紙と詩手紙行つたり来たり」開催。
10月第2回浅田美知子の絵手紙交流展「絵手紙と詩手紙行つたり来たり」開催。
2010年 5月 NHKテレビ「おはよう日本」で絵手紙と詩手紙の交流が放映された。
2010年 浅田美知子・鈴木信夫共著「風のように花のように」を出版。
【 絵手紙と詩手紙の交流 のきっかけ 】
「風のように花のように」のまえがきに浅田さんは次のように書いています。
『「きょうもハガキでご挨拶。いい日にしてね」
「あつたかい心に満たされて、こんどはわたしからあなたに詩手紙とどけます」
私の絵手紙と信夫さんの詩手紙との交換が始まったのは、平成二十年二月のことでした。
仕事を定年退職するに際して筆を持つ時間ができると思い、以前からご縁を積んできた信夫さんに絵手紙を 送りたいと願い出て、こうして信夫さんへの絵手紙訪問の毎日定期便がスタートしました。
すると、思いがけず信夫さんから詩を綴ったハガキが、それも毎日、私に届き始めました。初めての詩手紙を拝見して、こんなかたちで詩が届くことがあるのかと驚いたことを思い出します。
それ以来、今日まで二年半、絵手紙と詩手紙が行ったり来たりしているのです。』
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WHITE SNOW，BLUE RIVER
2008年1月
幾重にも幾重にもかさなって
凍えさせる夜たちに
かさねていく白い呼吸
かすれそうな記憶のなかで
“明日のことなんか…”、あなたの息づかいが
心臓にまできこえてくる
“人のことなんか…”、あなたの切なき叫びが
心臓にまでひびいてくる
なにもあなたにしてあげられない
WHITE SNOW，BLUE RIVER
白い雪と青い河が、すべての空気をつつみこんで
WHITE SNOW，BLUE RIVER
あなたをもう一度、再生させてくれるはずだから
それまで僕はあなたのために祈ろう
幾重にも幾重にもかさなって
背負わされる現実たちに
それでも夢をかさねていく
あなたが切れてしまいそう
僕は、あえて”わかるよ”とは言わない
綺麗ごと言ったって、意味ないこと
僕は、あえて”がんばれ”とは言わない
そんな言葉は、ただの押しつけ
なにもあなたにしてあげられない
WHITE SNOW，BLUE RIVER
白い雪と青い河が、すべての空気をつつみこんで
WHITE SNOW，BLUE RIVER
あなたをもう一度、再生させてくれるはずだから
それまで僕はあなたのために祈ろう
