鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

線 路

2014-06-25 | 
人生を線路になぞらえた詩です。
詩集「マイナスからのスタート」(文芸社)の表紙に線路が使われていますが、この詩からとったものです。


        線 路

 僕の人生という名の線路はどこまで続いていくの

 曲がり、下り、上り、また曲がり

 僕の人生という名の線路はどこまで続いていくの

 夏の日差しを受け 冬の吹雪の中をくぐり抜け


 僕は人生という名の線路はどこまで続いていくの

 この世に生を受け 未だ人生の途上にあって

 僕の人生という名の線路はどこまで続いていくの

 生きた証を残すために 命を燃やすために

                             「マイナスからのスタート」より
                              2000年8月 鈴木信夫
    

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