鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

私と詩 ‥‥まえがき‥‥

2014-06-02 | 
詩集「マイナスからのスタート」のまえがきに次の文章があります。
自分のためではなく誰かの役に立ちたいという気持ちから作られた詩でした。



     私と詩

私が「詩」を書き始めたのは、母の知人で、私もよく知る人の病気が契気でした。その方が入院中であり、しかも末期で余命に限りがあることを知ったのは、2000年の梅雨の頃です。そうした状況のなか、何とか元気づけ、心を少しでも癒してあげることはできないか、と考えて、「詩」を贈ることにしたのです。それから、「詩」を書くことの喜び、楽しさを知りはじめました。その後も自分の心の糧、生きがいにつながればと、書きつづけてきました。
これらの「詩」は、私が二十九年の人生を生きてきて、歩んできた道、喜び、悲しみ、生命や死について考えたことなど、これまで培ってきた経験、人生観から導き出された心の記録です。
生きることの意味を忘れかけた時、心が疲れて、「ほっ」としたい時に、読んでみてください。何かがつかめるかもしれません。人生のヒントとなるものがあるかもしれません。一人でも多くの人がこの「詩」を読んでくださることを、そこに込めた思いが読まれた皆さんの心の癒しとなることを心から祈ります。


※詩集の表紙
   
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