飼育放棄されたリトちゃん

Ｑちゃんを飼い始めて間もなくの頃なので７年位前のことになります。
近所の飼い猫、子猫のリトちゃんが遊びに来るようになりました。
当時３キロジャストだったＱちゃんよりも、ずーっと小さくて、ブカブカの青い首輪をしていました。
その子は正式な名前はあるのでしょうが、スージーはリトと名付けました。

リトは大人猫になっても拙宅の庭に現れ、物置や霧よけの上で毎日のようにお昼寝をしていました。
飼い主は何年間も特定できなかったのですが、ある日、近所のお宅の小学生と話をしている時に、そのお宅の猫であることが判明したのです。

しかし、そのお宅は現在、リトの飼育を放棄しているようです。
以前ブログに書いたキッコーマンの餌場であるアパートに、キッコーマンと並んでごはんを待っているリトを最近見かけました。

リトは成猫となっても去勢手術をしていません。
よって、とても強い臭いのおシッコを近所のあちらこちらにスプレーして行きます。
拙宅は、リトの昼寝コースになっており、植木鉢、玄関マット、窓、自転車、バイク、自動車、物置と日々スプレー行動がされています。

避妊・去勢手術を済ませた猫のおシッコは強いニオイはしません。
未去勢のリトはスプレー行動（やウンコ）により近所で嫌われ者となり、飼い主であるお宅は苦情を言われたようです。
それで、そのお宅は、去勢手術をするどころか、リトを家にも入れず、ごはんも与えなくなった模様です。
これでは捨て猫と同様、人間ならネグレクトという虐待と同様なのではありませんか？

スージーは、リトを捕獲し、去勢手術をすることにしました。
遅きに失する思いはありますが、何もしないよりは・・・と思うのです。

スージー家族はリトを敵視しており、見かけると水をかけたり、竹箒で追い払ったりします。
しかし今日、こっそりリトに食餌させることに成功しました。
（警戒しますが、ごはんをチラつかせれば近づいてきます。）
モンプチにナチュラルチョイスとコロダイルシルバーをたっぷり混ぜました。
流石オス猫！見事な食べっぷりでした！

心配なのは、捕獲できたとしても、ここ１年位かなり体調が悪そうなので、手術できるかどうか難しそうだということです・・・。
でも、やるしかないな・・・と思うのです。

今日の写真はリトの可愛い頃。（６～７年前）
下が今日のリト。
傷だらけで哀れにも痩せています・・・長毛だったのに短毛種のようです。