Paradise Lost

地獄より光に至る道は長く険しい

エスコフィエで食事会

2009-11-21 19:19:19 | 食事

昨日は、母の誕生日だった。

気の利いたプレゼントなど用意できない俺は、両親と妻との4人で食事をする事に…。
お店は、両親が好きな銀座『
エスコフィエ』。

オーダーしたコースは『59周年特別メニュー
~熊本産特選食材特別ディナー~』

『桜肉のタルタル仕立て チーズのパリパリクレープ添え』

熊本の名産である馬刺しを香草やマスタード、ガーリックなどを入れてエスコフィエ独自のタルタルに仕上げられている。
癖のない馬肉に少し濃い目の味付けだが、マイルドな味わいで美味しかった。



両親と妻は、馬肉が嫌だと言う事で、急遽メニュー変更。
『的矢牡蠣のグラタン』に変更。3人とも牡蠣好きなので喜んで変更。
俺もひとつ貰ったが、グラタンのソースが牡蠣のクリームスープのように飲みやすく美味しかった。牡蠣の旨味と風味が溢れていた。ソースがパンに合う。




『エゾアワビの蒸し焼き』

八千代海で養殖されているアワビ。オーブンでゆっくり蒸す事でアワビの身は柔らかく仕上がると言う事だ。
柔らかさは勿論の事、アワビの肝と香草、バターを用いたソースが良い香りで絶品。




『天草さくら鯛のポワレ オマール海老と共に 塩うに風味ソース』

天草さくら鯛は、1980年に生まれたブランドで1990年には『今上陛下即位の礼宴の義』に採用され、後の1993年『皇太子殿下御成婚祝宴の義』にも使われた由緒あるブランド鯛だそうだ。食感と風味の良いオマール海老、塩うにが添えられている。
オマール海老とウニの風味が溢れる美味しさだった。




『生姜のソルベ』

熊本産の生姜を使った、さっぱりとしたお口直し。ジンジャーエールなどが好きな俺には、嬉しい美味しさ。




『阿蘇赤牛のステーキ フォワグラのせ トリュフソース』

赤牛は性格が温和で粗食に耐えるという事で昔から阿蘇地方を中心に飼育されて来たと言う事だ。他の和牛に比べ脂肪含量が低く、赤身の旨みがつまったヘルシービーフらしい。世界三大珍味のフォアグラ&トリュフと共にいただいた。
確かに、脂肪が少ないのに肉は柔らかく、旨味が詰まっている。更にフォアグラの旨味が…。一緒に食べても、別々に食べても、美味しいものは美味しい。
添え付けの野菜も美味しいのです。




『本日のガトー』

クリームブリュレが濃厚なのにくどくなくて大満足。チーズケーキもしっとりしっかりとした食感と、さっぱりとした味わいがデザート向き。バニラアイスも他に負けない濃厚さで美味しかった。フルーツも他のデザートの甘さに負けない美味しさで、とても贅沢だった。




『パン・カフェ』

パンは、フレッシュオリーブオイルと料理のソースでいただいた。オリーブオイルからフルーツのような香りがしたが、新鮮さの証と言う事だった。
父の感想では、コーヒーがとても美味しいと言う事だった。


久し振りのコース料理で、両親がとても喜んでくれた。

俺のような親孝行でない息子、寂しい人間関係などで年老いても色々と辛い両親が、少しでも楽しんでくれたのなら、美味しいと喜んでくれたのなら、俺はとても嬉しい。

少しは親孝行できたかな…。