文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

党員(国民)は主権者だからその選択が全てだ、なんていう論理は完全にポピュリズムです。韓国がそうでしょう。 

2021年10月26日 16時24分45秒 | 全般

以下は本日発売された月刊誌Hanadaに、「日本端子」は河野太郎の致命傷、と題して掲載されている、(私の母校の先輩でもある)堤堯氏と久保紘之氏の連載対談からである。
この中から、石破茂が幹事長だった特権を活かして恣意的に作った党員の票なんぞを国民の声だ等と言う詭弁は、もう止めなさい、と題して、2021-09-30に発信した章が正鵠を射ている事を証明している箇所をご紹介します。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。
先ずは、私の章を再読して下さい。
総裁選以前までは、高市早苗さんが、あれほどの明晰である事、あれほどの政治家である事を、私は知らなかった。
おまけに、毎日、背筋、腹筋を鍛えている事、つまり体力の鍛錬も怠らない習慣を続けている事まで確認できた私は、史上初の女性首相に相応しいのは高市早苗さんである事を確信した。
その経緯は既述のとおり。
高市さんが60歳である事も、初めて知った。
何もかもが首相になるに相応しかった。
だが勝利した岸田氏が65歳である事を思えば、高市さんは、健康に留意し、日々の体力の鍛錬も継続して、明晰さに磨きをかけて、次は、史上初めての女性首相誕生に向けて頑張って下さい。
本欄は、貴方の明晰を阻害しようとする者達の策謀=CCPの策謀でもある、を悉く明らかにして行くでしょう。
優柔不断な印象を与え続けて来た事が最大の欠点だった岸田氏の変貌に驚いた事も既述の通り。
岸田氏については後述する。

今、自民党の議員達が、いい加減に気づくべき事があります。
それは、自民党の党員、党友の実態についてです。
自民党の党員の声が、国民の声だ等と言い出したのは誰ですか?
石破でしょう。
彼を総裁に仕立て上げたかった朝日新聞等のメディアでしょう。
石破が自民党の幹事長だった時分、彼は異様に、地方行脚を繰り返していた事を思い返せば、分かる事。
二階幹事長が党内掌握に努めて、党内を掌握し続けていた事と
好対照なのです。
本来が、「オタク」であって、党内を束ねる力量と人望を欠いていた石破は、党員票の獲得に力を注いでいた。
こんな事は小学生レベルでも分かる問題です。
小学生レベルで策謀を図る朝日新聞や石破は、こんな事が、いつまでも続くと思っているようであるだけではなく、
高市氏を支持してくれた議員達の中にも、その実態が分かっていない人たちがいるようだから、本欄が初めて明瞭に指摘します。
あれが国民の声などでは全くない事は言うまでもない事です。
大半の日本国民は、彼ら投票権を持っている人間達が何者かを知らない。
所属先、年齢、人物、何一つとして知らない。
ましてや、彼ら、謎の人物達は国民の投票に依って選ばれた人達ではありません!
こんな人達に日本国の首相を選択する投票権を与え続けてきたところに、自民党の欠点もある事にこそ気づかなければならない。
言語道断と言っても良いほどの愚かさです。
言うまでもなく、日本国の首相は、日本国民の投票に依って選ばれた議員達に依って選ばれるべきものです。

党内で勢力を拡大する実力が全くと言って良いほどに無かった石破茂が、幹事長だった時に、異様な程に地方行脚に励んで、作り上げた党員票である事は小学生でも分かるレベルの問題です。
そんな実態に、「文明のターンテーブル」が回っている国である、日本国の首相を決める選挙権を与え続ける様な愚かしさが、自民党の最大欠点である事に、いい加減気づくべき時はとうに来ています。
高市早苗という見事な明晰が出現した事ほど自民党の明日を明るくした出来事はないでしょう。
日本を取り巻く環境は、党員票等と言う欺瞞を続けている場合では、とうにない事に、全自民党員が気づくべき時も、とうにきています。
実は、こんな実態は、皆さん自身が一番知っているはず。
こんな欺瞞は、中国共産党の存在理由である工作活動に対して、格好の材料を与え続けるだけです。
朝日新聞や石破茂にとっての好材料は、CCPにとっても好材料である事に、いい加減気づくべき時は、とうに来ています。

国民の声(人気)とは、Yahooが、9/6~9/9まで、インターネットで、一切の誘導尋問も無く、総裁選立候補者の名前をアイウエオ順に並べただけで行った、投票以外にはあり得ないのだから。
この時、投票に参加したのは、23万人超です。
自分達が世論を作っていると考えているメディアが頻繁に行う世論調査は、せいぜい、2000人。
これ、おかしいと思いませんか?

因みに、若い時、読者は良くご存じの状況に在った時の私は、何度か、当時の世論調査の大手会社で、アルバイトをした経験があります。
調査会社から割り振られた地域の家を軒並み回ってアンケートを取る形式でした。バイト料も悪くなかった。
私は全アルバイターの中で、No1と言っても良いぐらいの、凄腕でした。
殆ど、全ての世帯から生のアンケートを頂いた。
物事は何でも、好きこそものの上手なれ、ですから。

ちゃんとした家に住んでいる人達に、ろくでなしは殆どいません。
皆、良い人たちです。それも千人千色。だから、私は飽きる事がなかった。おまけに場所は大阪。
宮城県人の私には楽しい仕事だった。一軒一軒回る大変さよりも、楽しさが上回っていたわけです。

今、あの頃に、私が回った家の人達は、皆、スマホやPCを使用しているでしょう。大半の人達が Yahooを使用し出したはずです。
私は、インターネットを使用し出したのが、普通の人よりも随分遅かったから、検索する時には、Yahooではなく、googleを使いますが、老若男女の日本国民の多くの人たちは、今もなお、Yahooニュースを観たり、検索したりしているはずです。

その人たちの声を国民の声と言うのであって、石破茂が幹事長だった特権を活かして恣意的に作った党員の票なんぞを国民の声だ等と言う詭弁は、もう止めなさい。

以下が本日発売された月刊誌Hanadaからです。
前文省略。見出し以外の文中強調は私。
党員票と議員票の違い
編集部 
河野氏は党員票では一位。なぜ地方で人気があるのでしょう?
堤 
マスコミが「国民的人気」と囃し立てただけで、現に党員票の過半数にも届かなかった。
総裁選が終わった直後、石破がこんなことを言った。「党員票は頑張った。なぜ(議員票と)こんな落差が生じるのか、党全体で考えなければいけない。党員の意向がもっと反映できる仕組みを岸田総裁の下でもやっていくべきだ」
つまり、党員票より議員票のほうが重く見られているのは問題だ、同じ重さなら河野が勝ったのに、と言いたいわけだ。
過去の総裁選で、自分が当選者よりも多くの党員票を集めたのにという恨みを重ねている。
バカ言ってんじゃないよ。
年額四千円を納めれば総裁選に参加できる党員の票と、一般国民の民意を地道に汲み上げて当選した議員の票が、同じ重みの票になるわけがない。
久保 
代議制とは、大衆の情動に流されることなく理性を働かせるためのものですからね。
それを取っ払って、党員(国民)は主権者だからその選択が全てだ、なんていう論理は完全にポピュリズムです。
韓国がそうでしょう。 
僕は前々から日本は政治の韓国化が進んでいると指摘していましたが、今回の総裁選では一回目の投票で議員票と党員票が同数となっており、ますます韓国化に拍車がかかった形になった。
だから今度は河野に有利に働くはずだったんだけど、それがあえなく頓挫した。
その原因は、安倍が党員の理性的判断を蘇らせたのか、それとも河野の作戦ミスが原因かはともかく、ある意味で総裁選の韓国化に一旦ストップをかけられたと言えるかもしれません。
堤 
総裁選の前から、「党員票で過半数を取ったにもかかわらず、議員票を加えて負けるとしたら大問題だ」などと言っている輩がいたけど、彼らは党員票と議員票の重みの違いを全くわかっていない。
この稿続く。


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