以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も"アベノセイダーズ"でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の"汚物"
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も"アベノセイダーズ"でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の"汚物"
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も"アベノセイダーズ"でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の"汚物"
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も"アベノセイダーズ"でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の"汚物"
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も"アベノセイダーズ"でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の"汚物"
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も"アベノセイダーズ"でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の"汚物"
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も"アベノセイダーズ"でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の"汚物"
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も“アベノセイダーズ”でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の“汚物”
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も“アベノセイダーズ”でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の“汚物”
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も“アベノセイダーズ”でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の“汚物”
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
以下は日本国民全員の必読の書である月刊誌WiLL今月号からである。
朝日よ、
令和のどこが悪い!
高山正之 ジャーナリスト 阿比留瑠比 産経新聞論説委員
「令和」発表と同時に朝日の記者・OBが仰天ツイート。安倍が憎けりや、令和も憎いか
元号もアベノセイダーズ?
高山
新元号は「令和」だったね。
阿比留
今回の元号に対し、日本国民の多くは歓迎ムードです。
その証拠に、産経・FNNの世論調査によると、「令和」に対して87%が好印象という結果が出ました(四月九日付)。
元号制度も82.7%が「続ける方がよい」と答えています。
高山
安倍政権の支持率も回復傾向にある。
「令和おじさん」菅義偉官房長官も、人気がうなぎ上りだ。
阿比留
国民の問で「新時代を迎える」という機運が高まっています。
人心一新効果が「令和」にはありました。
前回の「平成」は喪に服している中での発表でしたが、今回は明るい雰囲気で新元号発表を受け入れることができています。
高山
そんな中、外国メディアが、最初に「令和」に対して噛みついてきた。
ロイター通信は、「令」は主に「命令(command, order)」の意味で使われるとし、「権威主義的なニュアンスが一部に不快感を与えている」と指摘。
英BBC電子版も命令の「令」だと説明した。
多分、難クセをつけるのが報道だと信じている朝日新聞か共同通信の"告げ口"情報で流したのだろう。
だいたい令には「令嬢」「令夫人」という使い方がある。
「整った」「麗しい」という意味がある。
政府もそういう字解きをつければよかったのに。
冷酷で頭ごなしといった、まるで旧民主党的な猥雑なイメージにはならなかったはずだ(一同爆笑)。
阿比留
旧民主党政権の。悪夢”とは大違い(笑)。
言語学者の金田一秀穂氏が「令」は、もともと「神の声」という意味があったと説明しています。
高山
そこから「命令」の意味だけを拾い出して批判を展開していたわけだな。
阿比留
東電福島第一原発事故をめぐる吉田調書問題で、誤報事件に関わったとされる朝日の鮫島浩記者が元号発表とともに、ツイッターで「命令、指令、司令、令状、令嬢、令息令室・…『令』のつく言葉。どこか息苦しい。その下に『和』がっくと、さらに息苦しい」と、ワケのわからない感想を述べています。
彼は菅直人とも仲がいい。
高山
元号も“アベノセイダーズ”でとにかく批判したい一心だ。
阿比留
中略
朝日の人たちは「安倍憎し」のあまり気がふれているとしか思えません。
平成の“汚物”
高山
ネットでも“捏造”をやっているわけだ(笑)。
もう国民は「平成」に惓んでいる。
平成の終わりということで、平成が振り返られているけど、“汚物”をかき分けて、なんとかいいところを見つけ出しているような感じだ。
阿比留
そういう印象はあります。
高山
最初の“汚物”は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
十代の少年たちが起こした大変残虐な事件だったけれど、少年の親の一人が共産党幹部の湊靖人だった。
それで日弁連も身内気分で、少年だから更生の機会を摘み取ってはいけないとか言い出した。
女子高生は湊の家の二階に何十日も監禁され、暴行の果てに惨殺されたのに、息子も含め、「懲役三年以上四年以下の不定期刑」と、とても信じられないほど軽い刑だった。
阿比留
オウムの「地下鉄サリン事件」(平成七年)や「神戸連続児童殺傷事件」(平成九年)など、社会を震撼させた事件もありました。
高山
そういった事件の合間に、天皇、皇后両陛下の訪中があった(平成四年)。
あってはならない天皇の政治利用が、公然と一定の政治勢力によって行われた。
伝統も良識も平気で踏みにじられた平成の御代を象徴するようなできごとだった。
朝日が幅を利かせていた時代
阿比留
平成の最初の十年は、日本が一番左傾化した時代だったと思います。
高山
左傾化というより「無責任化」だろう。
阿比留
朝日新聞は平成二年から狂ったように「慰安婦報道」を繰り返しました。
その上で、宮澤喜一さん(当時、首相)が訪韓し、訳も分からず八回も謝罪します。
その流れに乗っ「加藤談話」や「河野談話」が生まれ、細川護煕さんが侵略戦争発言をした。さらに「村山談話」が、その後に続きます。
高山
平成は朝日が最も幅を利かせ、日本の政治も外交も壟断した時代だと言える。
珂比留
自社さ政権ができたことにより日教組も政権内部に入り込み、文科省と一体化して慰安婦問題を教科書に取り上げる動きもありました。
そんな中、平成九年になって、ようやく自民党内で「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(歴史教科書議連)が、安倍さんや中川昭一さんらを中心に結成されます。
高山
その次に拉致問題が浮上した。吉田康彦(NHKから埼玉大学教授)や田英夫(共同通信からJNNのキャスター)らが「拉致は絶対にない。韓国の陰謀だ」と主張していた。
それが平成十四年に百八十度転換してしまった。
阿比留
拉致問題が明るみに出たとき、私は「これでようやく、平和を愛する諸国民の公正と信義という言葉に代表される日本国憲法の迷妄から国民が覚醒する機会が訪れた」と思ったものです。
高山
それまで新聞各紙は「北朝鮮」ではなく「朝鮮民主主義人民共和国」と書いていた。
阿比留
小泉訪朝前に「北朝鮮」と表記していたのは産経だけです。
朝日は小泉訪朝当日になっても、「拉致被害者」ではなく「行方不明者」と表記するなど、北朝鮮の顔色ばかりうかがっていました。
高山
その前に朝日の本田雅和記者は、NHKの番組に安倍さんと中川昭一さんが介入し番組内容が大幅に改変されたという、根拠のない中傷記事を書いた。
このとき、実に奇抜だと思ったのは、朝日新聞の子飼いの学者や元役人を集めて、記事が正しかったかどうか審議するための「公正な第三者委員会」を立ち上げたことだ。
新聞社が自ら判断できないんだったら、新聞をやめるべきだろう。
そんな声もなく、詭弁がまかり通ってしまった。
阿比留
朝日は金正日が拉致を認めるまで、「拉致問題は日朝正常化の障害だ」と書いていた。
被害者家族会から抗議を受けても、なかなか訂正しませんでした。
小泉訪朝の後、拉致議連が問題提起をしている中、首相官邸のエレベーターの中で、朝日の官邸付き女性記者が拉致議連のことを「あのならず者たち」と呼んでいるのを目撃したことがあります。
やはり、そんな認識なのかと愕然としました。
高山
韓国・北朝鮮に対する歪んだ認識が、朝日をはじめとしたメディアによってつくられていたわけだ。
阿比留
朝日は歴史教科書議連に対しても、慰安婦問題で自分たちの見方や主張を否定する存在として目の敵にしていました。
ただ、慰安婦問題や拉致問題それぞれで朝日のほうが間違っていたわけですが。
朝日に勝った
高山
平成十八年に第一次安倍内閣が発足したけど、既存の左傾化したジャーナリズムが瞬く問に政権を潰してしまった。
平成最初の十年の暗闇から、ようやく白々と夜が明けたかと思ったら、また暗雲が垂れ込めてしまったと暗澹たる気分だった。
政界も戸惑いが大きく、朝日はキングメーカーではないかという空気が瀰漫(びまん)していた。
阿比留
安倍首相の病気の影響も大きかったと言えます。
だから民主党政権を経て、第二次安倍内閣が平成二十四年に成立したのは、ある意味で奇跡的なことでした。
高山
僕はコラムで「天祐だ」と書いた。
その直前の党首討論のとき、朝日記者の星浩が安倍さんに「慰安婦問題のことをどう思うか」と聞いたら、「星さん、あなたの朝日新聞が、吉田清治というペテン師の話を広めたためじゃないか」と答えた。
阿比留
その一言で、星さんは押し黙るしかなかった。
高山
新聞テレビ各社が居並ぶ中で明日には首相になろうという人が朝日新聞を名指しでフェイクニュースだと指摘した。
新聞報道で閣僚のクビが面白いようにころころ飛んでいた戦後の政界に思いをいたせばまさに驚天動地の出来事だった。
あの言葉は暗闇が覆っていた日本の未来に、一条の良識の光が差したように思えた。
あの一言で朝日新聞は必死に反論しようとしたが、慰安婦強制なんてのは、朝日新聞の完全なつくりものだ。
言い訳もできず、結論は頭を下げて吉田清治削除だ。
朝日の終わりの始まりだった。
阿比留
そのやり取りは全国中継されていました。
その後、安倍首相がトランプタワーでトランプさんと会談したとき、「私は朝日に勝った」と話したことは、積年の戦いを踏まえた相当な実感があってのことだったと思います。
平成最後の十年は、朝日のウソがどんどん暴かれる時代だったと言えます。
高山
吉田調書のウソや慰安婦の証言のウソを暴いたのも、まさに阿比留さんの記事のおかげだった。
朝日の二本のアキレス腱を切ってしまったようなものだ。
阿比留
根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をずっと持ち上げていましたが、これも日韓合作の作文だということがわかりました。
河野洋平さんが新自由クラブの結党官言を発表したとき、その文面を書いたのが若宮啓文さんと、毎日の岩見隆夫さんだったと言われています。
実際に、河野さんと若宮さんがとても親しい仲だったのは事実です。
河野さんは朝、車の中で朝日の社説を読み、その日はどのように講話しようか、と考えていたとか。
朝日はそんな河野さんをうまく利用し、「元衆議院議長の河野さんはこう言っているじゃないか」と言ってくる。
評論家の三宅久之さんの話によると、若宮さんは「安倍の葬式は朝日が出す」と言っていたとか。
この話は若宮さん本人が否定していました。
真相は藪の中でしたが、元毎日新聞の記者が若宮さんと昔からの知り合いで、「いろいろと言われているけど、実際にはどうなんだ」と若宮さん本人に聞いたそうです。
若宮さんは「うーん、冗談として言ったかもしれない」と。やっぱり言っている(笑)。
高山
朝日はハッキリと口に出さないものの、モリ・カケ報道に積極的だった。
モリ・カケ問題は、トランプのロシア・ゲート以上に根拠のない捏造された疑惑だろう。
阿比留
それは間違いありません。
ネットの影響もあるのか、今では朝日の権威が通用しなくなりました。
社説で元号のことを批判したところで、「令和」を多くの国民が受け入れています。
朝日が何を言おうと、国民は耳を貸さなくなったのです。
後略。
1
辻元清美の両親の国籍は韓国なんでしょうか? 国籍が韓国である噂は多かったので、 帰化の噂の真相を調べてみますと、
3
この小泉が、松沢病院に入院歴があるということについては、小泉家の極秘事項になっている。
4
5
有名なのは、橋本龍太郎元首相を籠絡した中国人女性通訳のケースだ。
6
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8
今日のアメーバでの公式ハッシュタグランクイン記事一覧である。
9
10
そして、辻元清美の選挙区である、大阪10区、高槻市は日本赤軍の関係者・支援者の多い土地で知られているそうですよ
11
豊中市議である木村真は、あの悪名高い連帯ユニオン、関西地区生コン支部と地方議員ネットワークの副代表であり、
12
Asahi and Korea are so similar…South Korea so resembles Asahi Shimbun
13
Japan found schools, taught the present Hangul characters, built a power plant and lit up
14
You have to keep that in mind when you name a Japanese name. For example, 瑞穂.
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「月刊中国」の鳴霞女史によると満洲では日本の威を借りて暴れる彼らを「高麗棒子」と呼んで、随分嫌っていたという。
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it is a popular page yesterday.
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Even if it is, let's quit taking a scum white to seem to be really good up.
19
By the way, they didn't want a clean environment without corruption or torture, and
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El ejército estadounidense ocupó Okinawa como una base estratégica para
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報道部を支配している人間達が朝鮮総連や中国、朝鮮半島のシンパで自虐史観の塊のような思想とポリティカル・コレクトネスや似非モラリズムだけの持ち主達である事が透けて見える
22
As expected, they have got scattered and lost the original.
23
At that time, Korea was an age of bartering, and did not know money or business.
24
民進党の辻本清美議員、『天皇制廃止』を主張…今日、公式ハッシュタグランキング:ブータン2位に入っている
25
26
優生保護法について言えば…この法律を作らせたのはGHQであり、その先兵隊として発令させたのが加藤シズエである事、
27
it is a popular page best 5 on ameba yesterday.
28
Das US-Militär besetzte Okinawa als strategischen Stützpunkt für den Pazifischen
29
「中国の伝説に言う楽園は大坂のことだった。漢城(今のソウル)の1万倍の素晴らしさだ。恨めしい」と嫉妬を込めて記録している。
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日本共産党を訪問の理由…日本共産党とヘマルの付き合いは、少なくとも十年以上前から始まっていたからである。
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32
l'armée américaine a occupé Okinawa en tant que base stratégique pour l'océan
34
Il Giappone ha creato una scuola, insegnato agli
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os militares dos EUA ocuparam Okinawa como base estratégica para o Oceano
36
Prime Minister Abe had made these things clear at a press conference.
37
it is a popular page yesterday.
38
It was after 30 years that Asahi Shimbun was admitted barely that the talk was a complete lie
39
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Japan heeft een school opgericht, de huidige Hangul-personages geleerd, een
41
The following is the chapter I sent out last year today.
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in a situation similar to a slave, and until the Japanese annexation was not given a name
43
44
言葉の端々に白人は常に正しい、我々がお前らを公正に判断してやるという倣慢さが惨むが、大野はひたすら迎合して頷く。
45
to my readers as people with a penetrating mind all over the world…
46
Japan skapade en skola, lärde de nuvarande Hangul-karaktärerna,
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By Asahi Shimbun that isn't exaggerated at all even if it says the wirepuller such as him
48
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日本の貧乏人は世界一リッチな貧乏人だ。日本では在日とか老人とか「弱者」が幅を利かせ国費を浪費し、金持ちにたかってともに貧しくなっている。スミス先生はその実態を知らない
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Onaga is similar to Park Geun-hye and responds well to US expectations.
辻元清美の両親の国籍は韓国なんでしょうか? 国籍が韓国である噂は多かったので、 帰化の噂の真相を調べてみますと、
民進党の辻本清美議員、『天皇制廃止』を主張…今日、公式ハッシュタグランキング:ブータン2位に入っている
このため日本政府は、それまでの借金を“棒引き”にした上、毎年の歳入不足分を、保護国時代は「立替金」、併合後は
韓国が理不尽な主張を繰り返すのであれば、「日本人の資産を返せ」と言い返すぐらいの気迫がなければ永遠に
有名なのは、橋本龍太郎元首相を籠絡した中国人女性通訳のケースだ。
日韓併合(明治43=1910年)前の、大韓帝国時代の財政は、中央・地方とも予算が組めないほどの破綻状態。
戦後の左翼、俗にいう「進歩的文化人」は、解りづらい文章が持つ洗脳効果を心得ていたのではあるまいか。
ハリウッドが中国資本に籠絡され出したという報道が伝えられた頃から殆ど観なくなった。と題して2019-02-21に発信した章が、今日、公式ハッシュタグランキング:ノルウェー59位に入っている。
私は、かつて人後に落ちないハリウッド映画鑑賞者だった。
近所のツタヤで観るべき米国映画は全部観たほどだった。
ハリウッドが中国資本に籠絡され出したという報道が伝えられた頃から殆ど観なくなった。
アカデミー賞の授賞式の中継も同様...ポリティカル・コレクトネスに支配され出した事も相まって全く観なくなった。
超高給取り達が似非モラリズムを振り回している態様は、まともに見られる代物ではなかったからである。
これはグラミー賞についても全く同様である…近年は観る気もしなかったのだが、今年、ちょっとだけチャンネルを合わせた…去年の受賞者が男性に偏っている云々…およそ音楽愛好家は男女や肌の色なんぞには何の関係もなく、良いものは良い、駄目はダメ…単に男性の方が良い曲が多かったというだけの話だろうに…指摘された協会は、あたふたとして、今年は女性重視だと…私は即座にチャンネルを切った。
始まりは先日の『SUPER8/スーパーエイト』監督・脚本・製作はJ・J・エイブラムス。他に、スティーヴン・スピルバーグとブライアン・バークがプロデューサーとして参加。
極めつけは(昨夜就寝前に見たのが大失敗だったが)昨夜の『Three Billboards Outside Ebbing, Missouri』
アカデミー賞主演女優賞映画との紹介と内容で直ぐにピンと来て録画して置いたもの。
映画は米国が圧倒的に世界一だと言っても全く過言ではない。
全ての役者たちの演技の見事さ、カメラワークの良さ、etc.
GHQの洗脳によって作られている似非モラリズムと自虐史観を疑う事も無い、おためごかしな人間達に...
米国の役者たちの様な演技が出来るわけもなく。
日本の映画は溝口等で終わっていると言っても過言ではない。
今、映画などと言われている代物は、映画と呼ぶのもおこまがましいレベルのものである。
ただ映画と言うものを作りました、という学芸会レベルのものでしかない。
まともそうに見えるものは、実は、皆、自虐史観と反日思想で成り立っているような作品ばかりなのである。
時々、国際映画祭などで受賞などとちやほやされているのは、国際社会に置いて日本を永久に政治犯として閉じ込めておきたい勢力の策動であると言っても過言ではないのだろう。
その一つの証明が、高山正之が教えてくれたノルウェーの航空会社が作った日本人を貶めた噴飯物のCMがカンヌで満場一致で大賞を取った(審査員の中には電通の田中さんがいたにも拘わらず)事である。
読書家の友人は万引き家族などという映画がどこぞで受賞した事に対して大いに立腹していた。
日本が、あのような国であると言いたいがための悪質なプロパガンダ…
中身の話自体が馬鹿げている!…まるで日本中が、あのような家庭と人間たちであふれていると誤解させるための悪質な映画だ!中国人か朝鮮人の話なら、そこらじゅうにあるのかもしれないが。日本人を題材にするとは言語道断…あんな映画をメディアが喜々として報道している態様も目も当てられない惨状だ!大変な剣幕だったのである。