当初の予定。
木曜日まで仕事。木曜の夜に新幹線で横浜に移動し、金土休日。日曜日再び移動して神戸入り。
現在までの予定。
土曜日まで神戸で仕事。日曜日の夜には神戸に入らなければならないため、日曜日の休みは現地で取得。
木も金も帰るつもりでホテルをチェックアウトし、重い荷物を持って移動し、急遽宿泊することになってしまった。同じ日にチェックアウト-チェックインを2日連続やったりしているので、顔見知りのフロントの人たちにも「忙しいんですねえ」と言われてみたり。
` 本当は当日予約はあまり受け付けていないのかもしれないけれど、ヘビーユーザーなのでなんとか宿泊可能に。来週の予定を考えると結局10日以上連泊になってしまいそうで、なんとなく笑えてしまう。部屋の郵便受けを見るのが怖いような気がするけれど、まあこういうのも後になれば笑い話になるのだろう。
木の夜は部下2名と夜ご飯(0時過ぎまで)。帰りに車でホテルまで送ってもらったのだけれど、乗っている車がワーゲンのビートルで、はじめて乗ったのでかなり感動。僕は基本的に車にはあまり興味がないのだけれど(引越しのときに車を売ろうかどうか考えているくらいだし)、ビートル(特にレモンイエロー)は絶対にいいよなとずっと思っていて、それなので一度乗ってみたかったのだけれど誰も乗っていなかったのだ。かわいい見た目の割りに高価なので、よっぽど好きじゃないとなかなか買えない車ということなのだと思うのだけれど。
はじめて助手席に乗ったビートルはやっぱりかなり素敵な車で、特にドアの内側の質感なんかがすべすべしていて魅力だった。こだわりのある車は、細部まで特徴のあるデザインで占められていて、「いいね」を連発していた。車でいいと思ったのは久しぶりのような気がする。それにしても、あんなに小さな車なのに300万円以上するなんて……とはもちろん思ったけれど。
金と土の夜は仕事から帰ってきてからジョギング。金は11.87km、土は12.22kmを走る。
今日(土)は帰ってきてからお風呂に入り、それからホテルのコインランドリーでジャージなどを洗濯し、ホテルの部屋で晩御飯を食べる。それからスーパーサッカーを見る。数少ないテレビ視聴。週に2時間もテレビを見ないというと、「えーっ」というようなリアクションをされる。別にポリシーのようなものがあって見たくないわけではないのだけれど、見なくても全然困らないので別にいいかなと思っている。ただ、大好きな映画『猟奇的な彼女』が日本でドラマになるという話にはとても興味があるので、それだけは見たいかもとちょっどだけ思っている。久しぶりに映画の『猟奇的な彼女』を見たいかもと思う。あれは本当によい映画だと思う。
今週読んだ本は料理づいていて、『人生を料理した男』と『食堂かたつむり』。
前者はウィル・スミス主演で映画化も決定しているノンフィクションで、コカインの密売で刑務所に入った男が、刑務所で料理に目覚め、全米トップクラスの料理人にまで上り詰める様を描いた実話の自伝。帯では本人が微笑んでいる写真が載っているのだけれど、人生で本当に没頭することを見つけた人というのはやはりとても強く、魅力的なのだなと思わされる。映画もぜひ観てみようと思う。
『食堂かたつむり』はどこの書店でも平積みされていて、ついつい手に取ったのだけれど、基本的にはあまり好きなタイプの話ではないにもかかわらず、ページを手繰るたびにどんどん良くなっていって、最後には読んでいた電車の中で泣きそうになってしまった。
個人的に重なってしまうようなエピソードがあったということもあるけれど、それでも料理ってこんなにも多様で繊細なのだということを改めて想像させてくれた。
ある日突然インド人の恋人が一切合財を持って消えてしまったところから物語がはじまり、精神的なショックなのか声も出なくなった主人公は、お金もなくなってしまったので十五歳のときに出たきりだった故郷の小さな町に戻る。そこで一日一組限定の小さな食堂をオープンし、その食堂で料理を食べた人には小さな奇跡が訪れると評判になる……といった物語なのだけれど、登場人物たちもみな穏やかで優しく、とても誠実な物語。小説好きで未読の人は、ぜひ読んだ方が良いのではと思ってしまう思いがけないヒット。これも何だか映画化されそうな感じがものすごくしてしまう。絶対にいい映画になるだろうなと思うし。
あともう1冊ビジネス書をあと数十ページで読み終える予定。
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お知らせ
先月は129.61kmジョギングして、今月はいまのところ69.88km。数字に出てくるのはやりがいがあっていいですね、やっぱり。
食堂かたつむり、私も読みました、大半を電車で。そして同じく半泣きになり、ここは電車だと言い聞かせました。たべものを食べる時間ってほんとにステキだし、作ることもステキなんだなあと味わえた本でした。なんだかこういう本にであうとうれしくなりますね。
ついつい食堂かたつむり。の文字にコメントでした。
食堂かたつむり読まれたのですね。この小説を読んでしまったら、①料理をしたくなるか、②おいしいものを食べたくなるのどちらか(あるいは両方)は避け難いような気がします。破壊力のある電車ダメ本(泣いたり笑ったりしてしまうので電車では読まないことが望ましい本)でした。そして繰り返しになってしまいますが、魅力的な料理の数々とともに映画化したら絶対によいと思うのです。本当に映像が目に浮かぶような素敵な物語でした。