Sun Set Blog

日々と読書と思うコト。

買い出し

2005年10月26日 | Days

 昨日今日と連休だったのだけれど、昨晩は最近大活躍の「Google Map(Googleのページのmoreをクリックするといけます)」で部屋の近くにあるレンタルビデオ店を検索し、会員になるために車を走らせた。先日まで住んでいた町では会員にはなっていたのだけれどほとんど利用しなかったので、引っ越したらちゃんといろいろな映画を見たいなと思っていたのだ。
 検索すると、近くにたくさんのレンタルビデオショップがあることに驚かされてしまう。大体同じような距離に3店舗ほどあり、とりあえずそのうちの一つに向かう。どこでもいいのだけれど、駐車場がちゃんとあるところ希望で。

 5分ほどで到着した店にはそれなりに広い駐車場があって、ここでいいやと決める。免許証を見せて会員になり(ちなみに、裏面の住所はすでに3箇所目)、せっかくだからとDVDを借りる。選んだのは『サイドウェイ』。中年男女のささやかな人生のしあわせについて描かれた佳作。

 今日は一週間暮らしてみて不足する物品の買い物。部屋が変わると意外と足りないものというのは出てくるのだ。そして、それは実際に暮らしてみないとなかなか気づけない。たとえば他愛のないところから言うと最初コショウが切れていたし、キッチンのハンドタオル掛けもなかった。脱衣場には前の部屋ではスチールシェルフを置いて洗剤やバスタオルを積んでいたのだけれど、今回はそのためのスペースがないので洗濯機の上の壁に突っ張り棚を用意しなければならない……などなど、手続き関係は大体終わったので、あとは必要なものを買おうとショッピングセンターに車を走らせたのだ。

 本当は昨日のBlogに書いていたように近くにある大きな公園に出掛けたかったのだけれど、昼から雨が降り始めそれは次回へ断念する。洗濯物もあぶなく濡れてしまうところだった。

 訪れたショッピング・センターには百貨店も専門店街もGMSもあって、やっぱり都市部は便利だよなと思う。そのショッピング・センターの周辺にはものすごい数のマンションや団地が林立していて、まるで素人がよくルールを把握しないままにシムシティで創り上げた街みたいになっていた。これだけの建物の中に、いったいどれだけの人が住んでいるのだろうと思う。この周辺だけで、先週まで住んでいた町の人口くらいあるんじゃないだろうか? とさえ思う。

 結構いろいろと買い込んでしまう。
 嬉しかったのは以前から欲しかったbodumのASSAM TEAPOTを購入したこと。中がクロームになっているやつで、amazonのホーム&キッチンのbodumカテゴリーでもよく売れているやつ。家庭用品売り場にあって、せっかくだしと手を伸ばしてしまったのだ。そして、紅茶はこの間まで飲んでいたシナモンが切れていたので、ちょうど同じ建物にあった「LUPICIA(レピシエの紅茶と世界の茶が合体した店)」でアールグレイを購入する。いまはその紅茶を飲みながら書いているけれど、入れ物が違うだけでなんだか美味しくなったような気がするから単純なものだと思う。

 ここまでは滅多に来ないだろうしなとデパ地下でパンや総菜を買って(ポテトサラダとか)、GMSの食品売り場では野菜やヨーグルトなんかを買い込む。実は引っ越してきてから毎朝部屋で朝食を作って食べてから会社に行っているのだ。いままでは途中のコンビニでパンを買い込んでそれを職場で食べていたのだけれど、いまのルートだとコンビニがほとんどない(あっても駐車場がない)ので、結果として部屋で作って食べて出発ということになっている。

 それはそれでまあいいことだとは思う。
 もちろん朝なのでベーコンエッグにパンにヨーグルトにフレーク(牛乳付き)にプチトマト、といった時間のかからない変わり映えのないメニューになっているけれど。
 そして夜もメンバーと食事に行く日以外は、いまのところは部屋で簡単な物を作って食べている。
 部屋にいる時間が好きなので、これはこれでいいかなと思っている。仕事のある日は部屋に帰ってくるのは大体22時半くらいなのだけれど、近くに23時までやっているGMSと、1時までやっている食品スーパーがあるので結構活用できるし。


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 お知らせ

 パン屋で買ったバゲットがかなりおいしくて、少し距離があっても週一くらいでこのショッピング・センターに来たい……と思ったのでした。
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『サイドウェイ』

2005年10月26日 | Movie

サイドウェイ』。DVDで鑑賞。

 アカデミー賞最優秀脚色賞受賞! と大きく宣伝されていた映画。と言うか脚色賞っていうのはどの程度の位置づけなのだろう? 脚本ならすんなり納得することができるのだけれど、脚色となるとなんだかどういうものなのだろうとちょっと考えてしまう。でもまあ、ゴールデン・グローブ賞では作品賞と脚本賞を受賞し、全部で84もの映画賞に輝いているようなので、魅力的な作品であるのだろう。

 サイトに書かれているストーリー紹介を引用すると、

 離婚のショックからまだ立ち直れないでいる、中年の小説家志望の国語教師マイルスが、結婚を1週間後に控えた大学時代からの親友ジャックと連れ立って、カリフォルニアのワイナリーへとワイン・ツアーの旅に出る。ワインやゴルフ三昧の気ままな男二人旅。マイルスは、オタクといえるほどのワイン通だが、人生の憂さをワインに夢中になることで紛らわせようとしている。そんなマイルスが旅の途中で出会う、ワイン好きの魅力的な女性マヤ。さまざまな事件を通して、旅はいつしかマイルスが自分自身を見つめ直す旅へと変わっていく。そして、人生のピークを過ぎたダメ男にも訪れる、ささやかな希望の光。

 という感じ。ちなみに、サイドウェイというのは「寄り道」という意味で、人生のちょっとした「寄り道」というような意味合いでこのタイトルが付けられたとのこと。

 映画はおもしろかった。作家志望のマイルスの後ろ向き加減も、落ち目の俳優であるジャックの欲望に忠実な様も、完璧ではないリアルな人物像として哀愁が漂っていた。ヒロインたちもともに人生の若く新鮮な時期は過ぎてしまっていて、どちらかというと残り後半戦をどう過ごすべきなのかと自問自答しているような面々だ。けれども人生はまだまだ長く続き、本当の意味ではまだ希望を失ってはおらず絶望してもいない。劇中のマヤの台詞にあるように、「ピークを過ぎたワインも、それはそれで味わいがある」ものなのだ。
 どこか不器用であまりうまく立ち回っているわけでもない面々が、それでもひたむきに日々の雑事の中でつい流されてしまいがちな「ほんとうのこと」を寄り道のなかで再確認しようとしている。そんな感じの物語だった。

 そしてリアリティのある映画であればあるほど、男たちはどこか未練がましく情けなく、女たちは地に足がついていて包容力に溢れている。まったく、やれやれだと思うのだけれど、けれどもまあ実際にもそんなものなのかな? とも思う。やれやれ。


 ☆☆☆(最高☆5つ)。


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 お知らせ

 このDVDを見て大いに影響を受けて部屋に一本だけある白ワインを開けたのですが、コップ1杯でさっそく頭が痛くなってしまい、ワイン通にはなれないな……と一人うなだれたのでした。
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『人生激場』

2005年10月26日 | Book

『人生激場』読了。三浦しをん著。新潮社。週刊新潮で連載されていたエッセイ集。身の回りの様々な出来事に、どこか古風な言葉とオタク的な視点でつっこみを入れていく笑える本。おもしろい作家でありながらエッセイもまた違った意味で魅力的という作家は結構いるけれど、三浦しをんもその一人だと思う。と言うか、かなり笑った。

 2003年に初版の本なので2002年のワールドカップについて書かれているのだけれど、とりわけそのくだりには笑ってしまった。僕もヨーロッパサッカーが好きで元ネタがわかるので、いちいちツボにはまってしまったのだ。

 たとえば、

 カーン様……ドイツのゴールキーパー。道行く人に彼の写真を見せて、「さあ、この人の好物はなんでしょう?」と質問したら、十人が十人、「バナナ」と答えるであろう、猛きゲルマンおのこ。(59ページ)

 とか、

 決勝戦の見どころの一つは間違いなく、雨に濡れてますます地球外生命体っぽいテカリを放つ審判のコッリーナさんだった。筋の浮いた頭。邪悪な笑み。コッリーナさん的には優しく微笑んでいるのだろうけれど、笑うと怖さ倍増である。(65ページ)

 など読んでいてかなり笑ってしまった。今日入ったLIBLOでこの作家の小説を買おうと思って売り切れていたのでかわりに買ったのだけれど、これはこれで当たりだよなと思ってみたり。文中に突如出てくるたとえ話の突拍子のなさや、心の声を説明する( )のうまい使い方、そして威勢がよかったりとほほ的だったりするつっこみなど、小説のみならずエッセイもまだ読んでみたいなと思ってみたり。


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 お知らせ

 コッリーナはスキャンダルに巻き込まれて本当に引退することになってしまい残念と言えば残念でした。
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新しい部屋

2005年10月25日 | Days

 久しぶりの更新。
 Blogの最新記事が1ヶ月以上も『ランド・オブ・ザ・デッド』(注:ゾンビ映画)だったのは閲覧者へのいやがらせみたいだけれど、深い意味はなく、ただ単純にバタバタとしていたのだ。
 異動が決まり、引き継ぎの準備をしたり、送別会と称した食事を繰り返したり、何度目になるかわからない段ボールとの格闘を演じてみたり……メインのパソコンが壊れたこともあって、ちょうどいいかと様々な雑事をこなしていたのだ。

 今日でちょうど引っ越してきて1週間。今日は休日で、掃除や洗濯をしたり、様々な手続きをしたり、段ボールを開梱したりしていた。

 部屋の中は大分人が暮らすことのできる場所になってきた。もちろんまだ開けていない段ボールもたくさんあるし、それの処理にはそれなりの時間がかかるだろうなとは思うけれど(そして次の引っ越しまで開けられることのない段ボールももちろんあるのだけれど)、それでもまあ普通に暮らす分にはそれほど大きな不便はない程度には片づいた。引っ越しもこう頻繁にあると、それなりにノウハウのようなものが蓄積されるのだ。

 ちなみに、社会人になってからはこの部屋が7つ目の部屋だ。どの部屋のこともちゃんと思い出すことができる。写真を残している部屋もあるし、おぼろげな記憶の中だけで覚えている部屋もある。それでもどの部屋についてもそれなりの思い出がある。この部屋に住んでいる間にも思い出のようなものが増えていけばいいなとは思う。

 ちなみに、いま住んでいる部屋は2DKで46平米。一人で住むには充分すぎる広さだ。2階建ての建物の1階で、窓の外にはちょっとした庭のようなスペースがある。同じ形のアパートが並んでいるのだけれど、お隣さんはそのスペースに大きな物置を置いているくらいなのでそれなりに広い場所だ。ガーデンテーブルとベンチを置いたりもできるし、バーベキューセットを5、6人で囲むことができるくらいのスペースがある。初夏には椅子を置いて、読書なんかしたら気持ちの良さそうな感じだ。
 
 しかも、窓の外の光景はここが横浜市であることが信じられないようなのどかな畑の斜面になっていて、その脇には柿の木なんかがさりげなく伸びている。丘陵地帯にたくさんの団地やマンションが建っている地域なのだけれど、まだ未開発の場所も残されていて、ちょうどそういった景色が窓の外に広がっているのだ。

 この景色は結構お気に入りな感じだ。窓を開けたら隣の建物とか、車通りの激しい道路というのではなく、ちょっとのどかな斜面と畑が広がっているのだ。今日なんかシーツを物干しに干しながらぱんぱんと伸ばしているようなときに、その畑の上を蝶々がたくさん舞っていた。蝶々なんてちゃんと見たのはなんだか随分と久しぶりのことのような気がした。

 もちろんそれはなんでもないごく普通の風景だ。けれどもそういうのが結構しみじみといいと思えたりするのだ。

 そんな風景が広がっているくらいなので、横浜市とは言っても結構外れの方だとは思う。ただ、道路のアクセスがいいので、通勤にはそれほど不自由はしていない。渋滞にはまると15分程度の道が45分になってしまうのは仕方がないにしても、思っていたほど大変な感じはない。ただ、最寄りの地下鉄駅まで徒歩20分かかるので、車に頼ることが多くなりそうだなとは思っているのだけれど。

 引っ越し前後にかなり重宝した「Google Map」によるとすぐ近くにとても大きな公園があるので、次の休みにはぜひそこに行ってみようと狙っていたりするのだけれど。

 いずれにしても、引っ越しというのはいろいろなものがリセットされるような気がして、それは少しだけ寂しいことの反面、愉しみに繋がることでもあると思う。今日も車で近隣のショッピングセンターなどをいくつか回ったのだけれど、はじめて見るお店や昔来たことのある店を見るのは、なかなかに新鮮なことだったし。

 そして、ようやくパソコンを修理に持っていった。今日のBlogは古い方のパソコンで書いているのだけれど、異動のからみで修理に出しても受け取れないんじゃないかと思い、引っ越し後まで修理に出すのを待っていたのだ。実際今日持っていくと見積もりが出るまで半月ほどかかると言われ、これは直ってくるのはいつになるのやらと思う。でもまあ、ネットに繋ぐだけならノートパソコンも全然現役なので、ベテランとして頑張ってもらおう。


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 お知らせ

 ダイニングにはなんと床下収納(!)までついているのです。何を入れよう……
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