Sun Set Blog

日々と読書と思うコト。

始発のバスから終電の地下鉄まで

2007年07月30日 | Days

 3往復目。1泊2日で岡山→姫路(宿泊)→神戸。
 朝5時に起きて、最寄のバス停で始発のバスに乗り込む。土曜日の始発は6時少し過ぎ。平日なら5時50分台が最も早いのだけれど、週末は少しだけゆっくりになる。それから地下鉄に乗り、新横浜駅へ。もう何度ものぞみにのっているというのに、やたらとポスターなどでPRしているN700系という新車両には出会ったことがない。調べて合わせればいいのだけれど、優先順位が時間のため車両に合わせていられない。

 土曜日は上司と合流し一緒に店舗を回る。古参の社員で西日本を統括している人。夜は飲みにも連れて行ってもらったのだけれど、様々な話を聞くことができて、とても面白かった。
 日曜日は上司と別れ一人で神戸へ。JRに乗っていると、日曜日の7時台の時間なのに結構な人がいて、やっぱりいろいろな生活があるよなと改めて思う。おそろいのジャージを着ているおそらくは部活動の中学生たち、仕事に行く感じの中年男性。遊びに行くのだろう若い女の子たち。そんな午前中の電車の中で、ちょっと浮いてしまうようなキャリーバックをガラガラと音を立てさせながら、移動を続けていた。
 8時過ぎに店に到着し、19時半頃まで仕事。つい熱が入ってコミュニケーションをしていたら、当初出発するはずだった時間を過ぎていた。慌ててタクシーを呼ぶ。
 店の外に出ると外は突然の雷と夕立だった。天気予報では雨だなんて表示されていなかったのにと思う。生ぬるい湿度の高い空気、あずき色によどんだ厚い雲が夜闇にゆっくりと染まっていく。

 根を詰めて仕事をしていたせいか(?)、実は昼食をとるのを忘れていた。それでものすごくおなかが空いていて、地下鉄で新神戸駅に向かうときにも、何を食べようとそればかり考えていた。そして神戸牛弁当みたいのがあったなと思い、それを食べよう! と決意する。そして実際駅に到着すると、お弁当屋は20時までで、当たり前のように閉まっていた。駅に着いたときには20時を15分ほど過ぎていたのだ。キオスクのようなところにコンビニ弁当のようなものも売っていたのだけれど、目当ての駅弁はなかった。それで結局コーヒーとドーナツを購入してそれを食べる(また、持ってきていた本を読み終えそうだったので、文庫版の『High and dry(はつ恋)』(よしもとばなな、文春文庫)を購入する。20時過ぎのキオスクの雑誌コーナーはほとんどが売り切れていて、それなら久しぶりによしもとばななを読もうと思ったのだ)。

 新幹線の中で、『なんとかしてよ店長さん!』高橋晋著。かんき出版を読み終える。たぶん三度目くらいの読了。よく大型スーパーなんかにあるお客様の「ご意見承りカード」をイオンで最も熱心にやっていた店長が書いた本。ユーモアに溢れていて読みやすく、それでいて内容は様々な示唆に溢れているので折につれ手にとってしまう本だ。今回も改めて復習しようという感じで手にとって、やっぱりあっという間に読むことができてしまった。これだけ真摯にお客様の声に耳を傾けることは、なかなかできないことだと素直にすごいと思う。読むたびにそう思っているような気がするけれど。

 新横浜駅に到着したのは23時少し過ぎ。それから再び地下鉄に揺られ最寄の駅へ。地下鉄はちょうど最終のやつで、あの時間に神戸を出たらこちらではぎりぎり最終になるのか! とひとつ学習をする。地下鉄なんていくらでもあるようなイメージでいたけれど、意外と気をつけないととんでもない距離をタクシーに乗る羽目になるのかもしれない(まあ、JRで迂回していけばいいのだけれど)。
 最終の地下鉄の車内は、酔っ払った感じの人が多かった。お酒のせいなのか大きな声で話している人たちもいて、iPodで音楽を聴きながらその声を遠ざける。『はつ恋』を読んでいたのだけれど、これは数ページに一度かわいらしい挿絵が入っていて、なんだかページを手繰るのに照れてしまう。30を超えている男が、この挿絵か……と思ってしまったり。まだ半分くらいしか読んでいないけれど、よしもとばななはこういう感じだったなと懐かしく思う。夏休み明けに、久しぶりにクラスメイトと再会したような感じに似ているのかもしれない。いろいろあったけれど、言葉を交わしたらすぐに独特のリズムに戻ることができるような。

 最寄の駅に着いて、バスターミナルに向かう。いつもそこからバスに乗るのだ。
 時計を見ると0時を回っている。それから時刻表を見るとすでに深夜バスの時刻になっていて、料金が一気に倍だものなと思いつつそこでしばらく待っていた。でも僕の他には誰もいなくて、いつもはもっとたくさん人がいるのにとなんとなく思いながら、それでもたぶん前のバスが出たばかりなのだと思ってしばらく『はつ恋』を読んでいた。

 そして、「あれ?」と思い直してもう一度時刻表を見てみて、今日が日曜日だったことにようやく気がついた。「ああ!」となんだか一人で得心が言って、照れてしまった。週末はバスの最終便の時間が早くなるのだ。つまり、誰もいないのは当然のことで、今日の最終便はとっくの昔に出発してしまっていたのだ。
 道理で誰もこないわけだ。そう思いつつ今度はタクシー乗り場に向かう。タクシーに乗り込むや否や、その話を笑い話にして話す。運転手は「ああ、日曜は早いんだよねえ」と言う。「ずっと待っちゃいましたよ」と僕は言う。
 雨が降り始め、運転手はワイパーを動かしはじめる。窓の外から景色を見つめながら、昨日の始発から、今日の最終までかとぼんやりと思う。東京でのスケジュール(たとえば明日も5時起きだ)の関係で1泊2日で往復を繰り返しているけれど、本当は向こうに3泊以上はしてきたいのだ。なんだか、横浜と神戸の間を反復横とびでもしているみたいだと思う。そう考えるとちょっとだけ楽しいけれど、ハードと言えばそれなりにハードな気がする。
 でもまあ、まずは明日からの新しい一週間をまた頑張っていこう。


―――――――――

 お知らせ

 部屋に帰ったら日付が変わっていました。やれやれ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2往復目

2007年07月27日 | Days

 2往復目は神戸へ。2日間かけて4店舗を回る。自分の担当することになる店舗を見て回り、たくさんのはじめて会う人と挨拶を交わす。もちろん、まだ全然ちゃんとした話もできていないし、最初の顔見せといった感じなのだけれど、それでも各店のおおまかな感じを頭の中に入れていく。先入観に縛られないようにしなければならないけれど、最初に抱く感じのようなものもたぶん大切だと思いながら。

 これまでも日本中のたくさんのところを訪れてきたけれど、神戸に宿泊するのは初めてだった。三宮駅近くに泊まったのだけれど、JRから私鉄から地下鉄まで、様々な電車が乗り入れていて、雑然とした賑やかさがあった(とにかく人が多かった)。
 また、移動中に電車の窓から見る景色だけでも、神戸は山と海とに挟まれたそれほど広くはない場所に広がっていることがよくわかって、その分多くの家や建物が密集しているように見えた。もちろん、大都市であれば密集していることが少なくないのだけれど、それでも神戸や大阪などの関西圏は、歴史がある分その密集の度合いもより複雑で根深いように見えた。同じ日本なのに、並んでいる店の看板だってほとんど同じなのに、それでもなんとなく違う造りであるかのように思えてしまう。地域性というのは確かにあって、どうしたって生まれ育った場所の空気のようなものを纏ってしまう。そしてそれが異なる場所に来たときに、なんとなく違う場所に来たような印象を抱いてしまうのだ。
 そういう意味では、神戸は僕にとってはある種の異国のような感じだった。

 ただ、そういうのも最初だけのことだと思う。東日本と西日本、あるいは東京と神戸、それらは確かに異なる場所だけれど、同じ国であることは間違いない。それなので、表面的な部分から一歩踏み込んでみたら、ベースは同じ日本人というところなのだと思うし。こうやって書いていて、これがもし外国だったとしても、ベースは同じ人間だからなどと書くのだろうと思ってしまう。ものすごく楽観的でイージーな考えかもしれないけれど、同じ物事だって、結局はどこから光を当てるのか、どの方向から見るのかということだけの話なのだから、だったら自分なりに納得できる解釈の仕方でいいだろうと思う。結局は、自分なりの解釈で様々なことを見つめていくことが、生きていくということなのだろうし。

 そして、その解釈が異なる人たちと触れ合って、新しい解釈ができるようになること。それがたぶん大切なことなのだろうと思う。
 いずれにしても、これからしばらくはいままでほとんど訪れることのなかった神戸付近の人たちと接していくのだ。
 いろいろと、学ぶことができればいいなと思う。

 そう言えば、神戸の店のひとつを回ったときに、7年ぶりくらいに会った人がいた。昔新しくオープンする店の教育係をやっていたことがあったのだけれど、四国の店のオープンのときに教育したパートさんだった。そのパートさんがいま神戸の店に移っていて、偶然会ったのだ。「すぐに○○さんだってわかりましたよ」と言われ、7年も経ったのにあんまり(というか全然)変わっていないんだ……と思ってしまった。
 まあ、若々しく見えると解釈すればいいのか……


―――――――――

 お知らせ

 明日から3往復目。5時起きが続きます。
 最近読んだ本は『リーダーシップは教えられる』(シャロン・ドロッツ・パークス著。ランダムハウス講談社)と『原則中心リーダーシップ』(スティーブン・R・コヴィー著。キングベアー出版)です。わかりやすいですね……

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリーニング店まで。

2007年07月25日 | Days

 今日は休日。
 休日のお約束の洗濯をして、クリーニング店を探すことにする。これまでは職場の近くに預けていたのだけれど、出勤場所が変わってしまったので新しい店を開拓しなければならなかったのだ。
 世の中にはクリーニング店は本当にたくさんあるけれど、通うためにはいくつかの条件がある。まずは、スピードが早いこと。できれば、当日中に受け取ることができるサービスがあるところがいい。休日に預けることになるのだけれど、タイミングを逃すと何日も経ってしまうため、その日のうちに受け取りたかったのだ。また、朝早くから夜遅くまで開いているところだとなおさらいい。他にも、家からの距離が近く、料金が安いのは言わずもがなだ。
 けれども、そんなに都合のよい店はほとんどないとも思うのだけれど。

 一応目星をつけていたところがあったので、そこに行ってみることにする。天気もよかったので、iPodで音楽を聴きながら散歩がてら歩いて行くことにする。距離は大体1キロと少し。ちょっとした散歩にはちょうどいいくらいの距離だ。

 天気のよい夏の午後といった感じで、随分と暑かった。家のすぐ近くの道路では道路工事をやっていて、うるさく聞こえていたのはこの音かと思う。歩きながら、こんなふうにただ歩くのは久しぶりかもしれないなと思う。もちろん、ボストンバッグにクリーニングに出すワイシャツを入れてはいるのだけれど、なんとなく時間を気にせずに気楽に歩くということが久しぶりのように思えたのだ。平日の午後は子供連れの主婦や老人たちが多く、暇そうに暢気に歩いている男なんてあまりいない。もちろん平日に休みの男はたくさんいるけれど、たぶん車で移動している。自分だって普段はそうなわけだし。

 いつも車で通り過ぎていく道路を歩いていると、意外と新鮮な気持ちになる。特に夜に通ることが多い辺りは、随分と違った印象で目に映る。たまにショートカット版のジョギングコースのときに渡る横断歩道は、思っていたよりも古い造りだった。その途中から見上げると高速道路の高架下を見ることができて、いまもその上ではたくさんの車が通り過ぎているのだと思う。
 遠く近くに点在しているマンション群は、それぞれこういう壁の色をしていたのかと改めて思う。もちろん、前にも見たことがあるし知っていたはずのことなのだけれど、こうやって散歩をしているときには改めてそのことを再認識する。人はあまりにも多くのことを忘れてしまうから(そして忘れていかないととてもやっていけないから)、都合がよくて楽でいいなと思う。都合の悪いことは忘れてしまえばいいし、美しい景色にも再びはっとすることができる。知っていたはずのことを、改めて思い出すことができる。
 そんな繰り返しの中で、その人の内に積もっていくものがあるのかもしれない。

 久しぶりの散歩に、そんなことを思いながら歩き続け、結構だらだらと汗をかいて、さわやかな散歩というよりは真夏の強行軍といった風になってきた頃に、ようやく目的地のクリーニング店へ到着した。大きな間口のチェーン店で、スピードが早いことを売りにしていたことを覚えていて、それで行ってみることにしたのだ。
 中に入ってみると、確かにスピード仕上げのようなものがあって、安くて、それなりにちゃんとしているチェーンのように見えた。預かっている洋服の数もとても多く、それだけ繁盛しているということなのだろう。確認してみると、営業時間も9時から20時までとそれなりに長く、歩くにはちょっと気合がいるけれど、車なら全然すぐ着いてしまう距離でもある。それで決めて、会員の手続きをする。マイバッグを用意してあって、それをくれる。いままでたくさんのクリーニング店でバッグをもらってきたけれど、それは常連になってからだった。最初からバッグ(しかもそんなにベタな感じではない)を用意しているところなんてはじめてだった。

 クリーニング店を出て、朝から何も食べていなかったので昼食をとることにする。ちょうど歩いてきた道に回転寿司があったので、そこに入る。お寿司を食べるのは久しぶりだと思いながら。それにしても、回転寿司のお茶が出る機械を作っているクレセントとかいう金沢の会社は、本当にかなりのシェアを持っているのだろうなと思う。
 それから部屋でいろいろと雑事を済ます。

 夕方に歯医者に行き、その帰りに再び歩いてクリーニング店に品物を取りに行く。ちゃんとクリーニングは終わっていて、早くていいなと思う。
 18時を少し過ぎていて、日中のときとは逆で涼しい風が吹いていて、歩いていても大分過ごしやすかった。途中、夕食用に小さなパン屋でクロワッサンとアップルパイを買う。歯医者に行ったばかりなので、あまりたくさん食べられないだろうしと思ったのだ。

 それからまた雑事をこなし、23時少し前から5キロ走る。お風呂に入って、パソコンの前へ。明日は神戸に行くので、さすがにそろそろ眠ろう。


―――――――――

 お知らせ

 久しぶりの昼と夕方の散歩は、随分と落ち着くことができたのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1往復目

2007年07月23日 | Days

 土日1泊2日で出張。
 エリアを見るようになって最初の2日間は、担当する6店舗のうちの2店舗をめぐる。前任者との引継ぎがメインで、移動の感覚や商圏などを確認する感じ。
 土曜日は5時起きでバスと地下鉄を乗り継ぎ新横浜駅へ。そこからのぞみに乗って岡山へ。片道3時間強の移動は前日3時間くらいしか眠っていなかったこともあってさすがに眠る。
 西日本は暑い、というのが素直な感想。店を見て、店長と話し、前任者の先輩と引継ぎし、15時過ぎには今度は姫路へ移動。またもや新幹線に乗って、岡山でやったのと同じような引継ぎをする。21時前に仕事を終え、夜は姫路駅近くのビジネスホテルに宿泊し、先輩と2人で飲む。お酒を飲んだのは3ヶ月ぶりくらい。その間も何度か飲み会に行っているのだけれど、車だったりしてアルコールは飲んでいなかったのだ。考えてみると、数日前の自分の送別会の時だって飲まなかった。お酒がとても好きな先輩は冷蔵庫の中にお酒が入っていないという話をするととても驚いたけれど、僕は酒がなくても喋り続けることができるので、いろいろと話す。先輩は一ヶ月ほど後に結婚するとのことで、おめでとうございますを言う。先輩は関西に住んでいて、奥さんになる人は関東からやってくるとのことだった。
 ビジネスホテルは安いのにとても感じのよいところで、かなり気に入る。姫路に宿泊するときにはここにしようと思ってしまうくらい。途中、姫路城も見ることができて、そのうち朝早くに起きて、ちょっと散歩にでも行ってみようかなと思う。世界遺産だけあって、かなりの存在感。
 本当はリアルタイムで見たかったアジアカップのオーストラリア戦をホテルの部屋のテレビ(スーパーサッカー)で見る。高原のゴールに喜び、川口の神懸かり的なセーブに興奮する。そして、今日の交通費などをまとめてから眠る。

 朝は6時過ぎに起きてシャワーを浴びる。それからホテルの無料朝食を食べる。コーヒーにパンにサラダにフルーツなどをバイキングのような感じで取るところで、安いのにそれなりの朝食までついているなんてとなおさら気に入る。部屋にあったグレーの布張りのワークチェアーが一番気に入ったのだけれど。

 朝8時過ぎに先輩とまたもや新幹線で移動。今度は姫路→新大阪。
 それから電車に乗り、西日本のメンバーでのミーティングに参加する。初ミーティングだ。
 18時頃帰路につく。新大阪駅から新横浜駅へ。それから地下鉄で最寄の駅へ行き、そこからバス。
 部屋に帰ったのは22時少し前。それからジャージに着替えて、5km走る。お風呂に入って23時過ぎにパソコンの前へ。
 移動、移動といった感じの一泊二日だった。
 そして、これからはこの宿泊数や往復数が増えていくのだ。
 どこまで増えるのか、ちゃんと把握しておこうかなとか思う。


―――――――――

 お知らせ

 いまこんなに蒸し暑いのなら、8月はいったいどうなってしまうのですか?

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレゼント

2007年07月20日 | Days

 今日、送別会をしてもらった。
 全部で40人くらい来てくれて、かつて一緒に働いていた他の部署に異動したメンバーも来てくれて、とても嬉しい一日だった。
 本当にありがたいし、こんなふうにしてもらえるなんて幸せだなと実感してしまった。
 たくさんの人からいろいろなプレゼントをもらって、帰りは荷物を持つのが大変なくらいだった。
 それはとても嬉しい重さで、部屋に帰ってからなんだか随分としみじみとしてしまった。
 一人でプレゼントの袋を一つ一つ開けて、それをくれた人に感謝していた。
 もちろん、本当の意味で言うと物ではなくて気持ちが嬉しいのだけれど、それでもこれらの物を使うときには、愛着が沸いてしまうのだろうなと思う。終電があるからと片道1時間30分のところからわざわざ来てくれて30分ほどで帰ってしまった人や、千葉から仕事帰りに高速を飛ばして来てくれた人(明日も仕事があるのに)、そんなふうにしてもらえるようなことを出来ていたのだろうかと、与えられていたのだろうかと思うと、はっきり言って自信がない。でもとても嬉しいのは事実で、感謝しなくてはならないなと思う。
 そして、改めて頑張らなくちゃならないなと思う。
 頑張らなくちゃと。

 もらった物はこういうもの、

・BURBERRYのハンカチ(これは別々の人から3枚。それぞれ柄は異なっていたのだけれど、やっぱり定番なのだろうか?)。
・靴下(ラルフのやつと、汗吸収などいろいろな機能のついているやつを2人から)。
・ネクタイ(BURBERRY BLACK LABELのやつなど別々の人から3つ)。
・6人の連名で商品券1万円分。
・audio-technicaのヘッドホンATH-EM700。
・STAEDTLERのGood Design受賞のマルチペン。
・PERKERのボールペン。
・rotringのマルチペン。
・DVDソフト2枚。
・ポータブルDVDプレイヤー。
・メガネケース。
・信州そばとざるなどのセット。
・Ciboneの雑貨。
・サッカーのユニフォーム(Liverpoolのホーム用)。
・花束

 19人からこれだけたくさんの物をもらった。
 けれども、一番嬉しかったのはフットサルの集合写真の裏に書いてくれた寄せ書きと、フォトアルバムに書かれたみんなの写真とメッセージだ。
 特にフォトアルバムの中には50人以上のメンバーの写真があって、それぞれのメッセージが書かれている。飲み屋でそれをもらったときにちらっと見て、これはもう絶対に部屋でゆっくりと見るしかないなと思って、実際帰ってきてからじっくりと見てみた。これは本当に宝物になるなと思う。本当に一生物だ。

 正直な話、どこまでみんなのために出来ているのかとか、そういうことを考えていた。やさしいことと甘いことの境界線について考えてみたり、すごい店長だとか言われることにもどこか違和感を覚えていたりした(だってすごくはないのだし)。けれども、書かれているメッセージを読んでいくと、少なくとも方向性は間違っていなかったのかもしれないとは思えた。それはとてもありがたいことで、そんなふうに実感できたことは本当に得難いことだ。

 週末からはもうすでに新しい役職で仕事をはじめることになるのだけれど、今日の感動のようなものを、忘れないでいたいなと思う。
 もらったものを使うたびに、思い出すことができるかもしれない。アルバムを開くたびに、思い返すことができるかもしれない。

 1年半と少し、この店で頑張ってきた。
 もちろん、まだまだ至らない点はたくさんあるのだけれど、これからも様々な場所で、頑張っていこうと思う。


――――――――

 お知らせ

 ようやくひと段落です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いまのところのまとめ

2007年07月07日 | Days

 先週は月、水、木に5km(金曜日はフットサル)。
 今週はいまのところ月、木に5km、金(今晩)に7km。

 これはジョギングの話。何だかんだ言って走り続けている。もちろん波のようなものがあって、集中的に走ったり少し遠ざかったりしているのだけれど、約1年強続けているのでそういうものなのだろうなと思う。毎週毎週規則正しく続けるというのは現実的ではないし、人間は感情の生き物なので同じことがどうしてもできないときもあるのだ。

 ……それでも、なんだかんだである程度は継続できているので、やっぱり身体を動かすことのおもしろさのようなものがあるのだろうなと思う。

 たとえば、どんなところをおもしろく感じるのだろうと考えてみる。走る前のなんちゃって柔軟(腹筋とかスクワットとかそういうのを気分でやる)。苦しくても、足のどこかが軽く痛くても、とりあえず走り始めること。それなのに走っているうちにそれほど苦しくもなくなり、軽い痛みも感じなくなってしまうこと(不思議だ)。ぼんやりといろいろと考え事をしたり、あるいは何も考えていなくなる瞬間(からっぽな時間)があること。iPodから流れている音楽に耳を澄ますこと、あるいは音楽を聴いていることを忘れてしまうこと。景色を見つめること。あるいは景色に気がつかないこと。上り坂でここを頑張って越えたらいいことがあると思うこと、下り坂で猛ダッシュのスパートをかけること(これがまた気持ちがいい)。そして、何よりも汗をたっぷりとかくこと。この身体のどこにいったいこれだけの汗が、というくらい汗をかく。追い焚き機能がついているので部屋に着いたときにはお風呂が沸いていて、すぐにお風呂に入ることができる(それも気持ちのよいことのひとつだ)。スポーツドリンクやら水やらを飲むこと(ここで飲む量が少ないと、翌日脱水症状のようになんだか身体がだるくなるのでがんがん飲む)。最後に、iPodをNikeのページに繋いで、累計の距離やペースを確かめること(何にせよ数字があるのはわかりやすい)。

 そんな、もろもろのことをおもしろく感じている。たぶん他にもあるのだろうけれど、ざっと思いつくのはそれくらい。30代になって、新陳代謝やら何やらがあまりよくなくなって、体力的にも徐々に衰えてきている。それを少しでも先延ばし、あるいはまあ適切な状態を維持できるくらいには、という感じではじめたことなのだけれど、なんでも続ければそれなりに意味はあるのかなと思う。多分に自己満足的だけれど。けれども好きでやっていることなので自己満足でいいやとも思う。

 ただ1年強やってきて、途中の1日10km×4日のようなハイペースはやめることにした。身体に負荷がかかりすぎてしまい、無理が出てるなと思ったからだ。いまは休みの前日に少し距離を伸ばすとか、そういう感じで基本は5kmにしている。ペースは1km5分をきる感じでそれより早くも遅くもしない。つまり、5kmだと25分かからない。それだとお風呂にも入ってトータルで1時間前後になるので、無理なく続けられている感じだ。
 まあ、距離は時期によってかわるし、それでいいやとも思っているのでできるだけ「~こうあらねば」という感じにならないように気楽に続けていこうと思う。趣味なのだし。


―――――――――

 お知らせ

 携帯、いまだに嬉しいんですけど(使っている内にどんどん気に入ってきています)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする