Sun Set Blog

日々と読書と思うコト。

夜の映画2

2006年06月04日 | Movie

 ネタバレあります。

 今日は仕事が終わった後、先週に引き続き3人で映画を観に行く。観た作品は『ポセイドン』。あの名作『ポセイドン・アドベンチャー』に着想を得た作品だ。
『ポセイドン・アドベンチャー』は『タワーリング・インフェルノ』とともに個人的にとても好きな作品だったので、早速観に行ってきた(ちなみに、一緒に行った2人は『ポセイドン・アドベンチャー』を知らなくて、そのことに世代を強く感じてしまった。うーん。でも、確かに僕も生まれる前の作品なので、金曜ロードショーなどでの体験の有無だけの話かもしれない)。

 映画は面白かった。当然のことながら、次から次とこれでもかとやってくる難関の連続に、思わず手にも力が入る。一人、また一人と共に脱出しようとしている仲間が力尽きていき、本当に脱出することができるのか? と画面に釘付けになってしまう。パニック映画の常套手段に則った、ある意味正統派の作品だ。
 ただし、個人的には『ポセイドン・アドベンチャー』の方に軍配があがってしまう。もちろん、もうしばらく見ていないから随分と美化しているところもあるとは思うのだけれど、それでもギリギリのところでの脱出に向けた極限状況の中で、人間のエゴが剥き出しになってぶつかり合う様など、前作の方により生々しい皮膚感覚のようなものがあった。それと比べると今作はどうしても予定調和的と言うか、スマートになりすぎているように思えた。消化されない伏線(たとえば自殺しようとしていたおじいさんの背景など)もいくつかあって、終わり方もカタルシスが昇華されるというのとは少し違っていたし。
 ★★★(★=1点、=0.5点。満点5点)。

 映画の帰り、シネマコンプレックスの立体駐車場から出るまで30分くらい待たされる。屋上に近いほうしか駐車スペースが空いていなくて、必然的に数珠繋ぎになって続く車の列の最後尾付近になってしまったのだ。その間、映画の感想なんかをずっと話していた。そのときに、『ポセイドン』のことを『タイタニック』と喋っていて、「違いますよ!」と突っ込まれてみたり。確かに、船の転覆というところしか合っていない。


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 お知らせ

 最近はずいぶんとリメイクづいていますが、個人的に見たいのは『V』のリメイク版です。

コメント (2)
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