運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

つながっていく!

2007年10月25日 09時09分30秒 | Weblog
いのちのすごさ、尊さがひと目でわかる凄い絵本がある。
 『いのちのまつり』と、その続編『つながってる!』だ。
 すでに発売以来、15万部という、絵本として驚異の読まれ方で、まだまだ勢いが衰えず、教科書として採択されたり、学校関係、教育現場で劇になったりして使われている。
わたしたちの命が、自分ひとりのものではなく、元は何万、何十万という数の先祖から繫がり、さらにその命は、実は宇宙そのもの、すべてとひとつでありつながっているのだ、ということが見開きのページで衝撃とともに飛び込んで来る。
 この絵本を作ったのが、何度かブログにも登場している陶彩画の草場一壽氏、いや、絵ではなく、お話の方、というか、この絵本そのものの発案プロデューサーなのだ。そして、とうとう、今度は、若き作曲家を発掘して、その絵本にぴったりのオリジナル曲までつけてCDまで作ってしまった。私も、以前書いた歌詞を元歌として提供させていただき、NASUCAという名で参加。その詞からアレンジして興した草場さんとのユニット名となった。
まさに行動のヒト、その情熱とスピードたるやものすごい。
かくして、自らも加わり、学校などで『いのちのコンサート』を絵本と音楽とお話で催して感動と涙の渦を巻き起こしているのだ。
どこまでもどこまでも、『いのちのまつり』はつながっていく。
そう、本当はわたしたちが生きている、毎日こそが『いのちのまつり』なのだ。
 これを、東京でも!!てなわけで、思わすキャラバンを招いてしまった。
2007年の重要な12月の始まりの日。1日にやります。
午後6時半から8時半まで。
場所はアインシュタインのバイオリンを持つ,
私の大好きなバイオリニストさんのご自宅のホール
ブレーメンハウス。http://www.bremen-house.com/hall/index.html
京王井の頭線富士見ヶ丘駅から徒歩二分です。
ご縁とご興味のある方は是非会場にお越しくださいませ☆

嬉しい話

2007年10月12日 08時09分30秒 | Weblog
このところ、素晴らしい大人の姿に胸を震わせているのだが、今度は男性だ!!
しかも、ストリートチルドレンからノーベル賞への快挙である。
もう、やってくれる!!じゃないの。ほんとに、子供たちに、こういう大人の存在
こそが何よりのエールだ。


http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/awards/?1192101714

未婚でこの博士を生み、イタリア独裁に抵抗して収容所に入れられ、離れ離れになた息子を終戦後生還してついに探しあてたという、詩人の母親というのも凄い。
その母あってのこの息子、だとも思うが、しかし、彼が三歳から9歳までのあいだ、ほんとうに、飢えと貧困のなかたった一人で、ごみをあさり、盗みをはたらきしながら生き抜いていたのは紛れもない独学だ。栄養失調になっていよいよ病院に担ぎ込まれたところで、次の場の幕が開いた。そこまでがんばればこそだっただろうが、そのための根底の強さ、人生に対する真摯さ、本気の取り組み、はきっと、イタリアママのたくましさゆずりかもしれない。そう、それだけが、体質として伝わってあれば、あとは子供は生きていける、環境ではない、もっと根っこにある力、それを強くすることが、いまの諸問題に通ずるのではないだろうか。
こどもの表面をいじくるのではなく、親そのもの、大人そのものが不動にたくましく、生に取り組まなければ。次代にヒトを残す責務だ。
大事なのは、ノーベル賞だから、ではなくて、この生への姿勢の見本であることだ。
こういうニュースをこそ、バンバン!テレビでも学校でももっと大きくとりあげてほしいもの。ブラボー!

セロの奇跡

2007年10月08日 11時03分18秒 | Weblog
セロという、凄いマジシャンがいる、と聞かされてはいたが、なにせテレビを見ないもので確認できなかった。
しかし、先日、遂に見た!!我が家がゲームの無い国と知らずに遊びに来てくれた子供の友達が、退屈のあまりつけたテレビの画面にいきなり映ったのがセロだった。へえーー、こんな美しい青年が、とびっくりもしたが、何より、彼が街を行きながら、先々でミラクルを提供しているというのがよかった。出くわして、卵から生きたカナリアが出てきたり、雑誌の広告ページの写真から本物の携帯電話が取り出せたり、を目撃したときのみんなの『エーーーー!?』という顔がいい、みんな日常からちょっと飛び出すのだ。まるで、『ハウルの動く城』で、ソフィーがはじめてハウルに手をとられて空を歩いたときのようだ。
そんなセロが、タイの、エイズ孤児のためのホームで、子供たちと交流して、マジックを教えたり披露したりした場面で、一人の日本人女性が登場した。子供たちから『お母さん』と呼ばれている、名取さんという方の笑顔を見た途端、なぜか泣けた。・・なんというか、確かなのだ。その笑顔が、生き様なのか、何なのか、とにかく、ありがとう、こんな人がいてくれて、みたいに泣けてきたのだ。いったい、この人はどんな人で、どうやってここにいるのだろう、知りたい、と強く思った。
その翌朝、PCを開くと、見慣れないアドレスのメールが来ていた。福岡在住の、知人で、メールを交わしたことはないのだが、そういえば、私が応援している青年写真家の初写真集を、彼女にも送った、そのお礼のメールのようだった。ああ、届いたのか、と読んでいて椅子から飛び上がった。だって、だって、彼女のメールの最後には、なぜか、私は五年前から或るタイの施設を応援している、その主催者の名取美和さんという女性の・・・と書かれてあるのだ。。。これこそ、ゆうべのあの女性!!!?
その後、私の元には、その知人から100通もの携帯メールで、名取美和さんのことが書かれた本の内容を連載した記事が送られてきている。
知れば知るほど、すごい女性だし、価値観に励まされる。
これも、セロが起こしてくれたミラクルなのかな。
『バーンロムサイ』http://www.banromsai.jp/