世田谷のふろむあーすのカフェをお借りしての
「プチお披露目上映会」が無事に終わった。
もちろん、先日完成した佐藤初女さんの最新DVD
「いのちのふるさと」のお披露目会だ。
関係者だけでなく
ご縁でこの情報を得て集ってくださった方々と
お店の前方のスクリーンで映像を観たのち
それぞれが受けとめたことのシェアリングをした。
残念ながら、全編に美しい映像
透明感のある、初女さんをよく捉えて
それに沿わせた編集をしてくれた撮影と編集の
実質、この作品の造り手でもある方が
スケジュールの都合がつかなかったけれど
事前に、とても、とても、胸に沁みる
さりげないけれど、大切で深いメッセージをくれていた。
『この世の中には親や兄弟との仲がうまくいかない人も少なくないと思います。
でも、この一番小さな繋がりが、社会や世界を形づくる最初のステップなのではないかな?と
思います。
-この世界に母はいく億あれども、わが母にまさる母なし」
この思いが少しでも、岩木山を映し出した水の面にできた波紋のように、
静かに伝われば、と思います。。。』
そうだよね、まさしく、伝わってほしかったことは、こんなこと。
大げさなことでも、いきなり、何かにスイッチがオンしたりミッションにめざめたりしなくったっていい
ささやかだけれど、たいせつな、あたりまえなことのありがたさに
しみじみ気がつくことができたなら。。。
バラの樹に百合がさいたら、奇跡だとみんなが騒ぐけれど
バラの樹には毎年、同じようにちゃんとバラが咲くことそのものが
人知を越えた奇跡であるって
北原白秋の歌にもあるけれど
生かされている、こと自体がもう、それで立派なそれぞれのミッション
このDVDをご覧になったあとで
たとえば、ほんのちょっぴりだけ
いつもより卵焼きをていねいに焼いてみたくなったり
ほんのちょっぴりだけ
ほうれん草のおひたしをきれいに盛り付けてみようとしたり
いつもは見落としていた鏡の隅の汚れを、
大事に落としてぴかぴかにしてみたり。。。
気がついたらそんなふうに、やっていた。。。なんて方がいらしたら
それがきっと、関わったみんなの
そして、初女さんの、岩木山の、
よろこび、みたいなこと。
気がつけば、聖書の「隅の親石」のことを初女さんが語られるシーンを
こみ上げるものなしに観れるようにもなれていた。
。。。ありがとうございました。