妹が生まれることになった○チャンにとって
最大のタブーなのは
「カワイイ」と言われること。
まだまだ二歳で
本当はパパママを独占していたい年頃だもんね。
でも、聡明な彼女はけなげに、ひそかに
妹が生まれる日が近づいてくるあいだに
未練の残るママのおっぱいを譲り渡す覚悟を決めたらしく?
「アタシはもう、カワイイ、の赤ちゃんじゃなくて、大きくて素敵な○ちゃんなの」
そうナットクすることを、彼女なりの誇りにまで高めて
いじらしくスナオに元気にスクスクと過ごしている・・・けれど
実は、肩のあたりにやっぱり、力がヒクヒクと入っているのか
公園や神社をお散歩したりしていると
すれ違いざまに見知らぬオバサマとかが
思わず
「あーら、カワイイわねえ」と声をかけたりしたら大変☆
小さな身体を前かがみにしてこぶしをおひざでぎゅうっと握りしめて
「アーっ!!コラー!!○ちゃんは、カワイクなんかないいいいーーーー!!」
と、半径一キロに響き渡るくらいの声で叫んだのち、ウワー!と泣き出すから
ほめたつもりのおばさんは目を白黒させてオロオロ。。
連れているこちらは
なだめたり、すかしたり、オバサマにすみませんと謝ったりして必死でその場を立ち去らねばならない。
「決して、私たちがこの子に、『あなたは可愛くないのよ』なんて教え込んでいるんじゃありません。
パパもママも周囲も、毎日、「大好きー、むぎゅ-っ」と目に入れても痛くなく可愛がっているんです!
自発的にこの子がそのようにいま決めているのですー』
・・・なんて、解説のしようもないので
怪訝そうな人々の視線を浴びながら
泣いている○ちゃんに、
「あ!ほら、鳥さんだ!」とか
「ネコさんが来たよー」とか、必死に気をとりなおさせるしかない。
あー、困ったもんだ。気軽に声なんかかけないでよ。ペットの散歩じゃないんだから、、なんてぼやいたり
だけど、私の幼少のみぎり??にソックリで
お目目パッチリで、丸いお顔で、本当に愛くるしいんだもの
花びらをふうっとしている場面や
トコトコ駆けている姿に、
思わず声をかけるのは無理も無いわー、なあんて思いながらも
『お願い、もう、これ以上誰も カワイイわねって言わないでえ』と
修羅場が繰り返されないことを願いながらそそくさと帰路に着く。
で、翌日、またお迎えにいってみると○ちゃんの着ているのは
色白なお顔によく似合っているきれいなお花もようのポンチョ
瞬間的に、反射的に、私の口から歓声が飛び出た。
「アラー!可愛い!!」
・・・その後の阿鼻叫喚は・・・語るまでもないのです。
最大のタブーなのは
「カワイイ」と言われること。
まだまだ二歳で
本当はパパママを独占していたい年頃だもんね。
でも、聡明な彼女はけなげに、ひそかに
妹が生まれる日が近づいてくるあいだに
未練の残るママのおっぱいを譲り渡す覚悟を決めたらしく?
「アタシはもう、カワイイ、の赤ちゃんじゃなくて、大きくて素敵な○ちゃんなの」
そうナットクすることを、彼女なりの誇りにまで高めて
いじらしくスナオに元気にスクスクと過ごしている・・・けれど
実は、肩のあたりにやっぱり、力がヒクヒクと入っているのか
公園や神社をお散歩したりしていると
すれ違いざまに見知らぬオバサマとかが
思わず
「あーら、カワイイわねえ」と声をかけたりしたら大変☆
小さな身体を前かがみにしてこぶしをおひざでぎゅうっと握りしめて
「アーっ!!コラー!!○ちゃんは、カワイクなんかないいいいーーーー!!」
と、半径一キロに響き渡るくらいの声で叫んだのち、ウワー!と泣き出すから
ほめたつもりのおばさんは目を白黒させてオロオロ。。
連れているこちらは
なだめたり、すかしたり、オバサマにすみませんと謝ったりして必死でその場を立ち去らねばならない。
「決して、私たちがこの子に、『あなたは可愛くないのよ』なんて教え込んでいるんじゃありません。
パパもママも周囲も、毎日、「大好きー、むぎゅ-っ」と目に入れても痛くなく可愛がっているんです!
自発的にこの子がそのようにいま決めているのですー』
・・・なんて、解説のしようもないので
怪訝そうな人々の視線を浴びながら
泣いている○ちゃんに、
「あ!ほら、鳥さんだ!」とか
「ネコさんが来たよー」とか、必死に気をとりなおさせるしかない。
あー、困ったもんだ。気軽に声なんかかけないでよ。ペットの散歩じゃないんだから、、なんてぼやいたり
だけど、私の幼少のみぎり??にソックリで
お目目パッチリで、丸いお顔で、本当に愛くるしいんだもの
花びらをふうっとしている場面や
トコトコ駆けている姿に、
思わず声をかけるのは無理も無いわー、なあんて思いながらも
『お願い、もう、これ以上誰も カワイイわねって言わないでえ』と
修羅場が繰り返されないことを願いながらそそくさと帰路に着く。
で、翌日、またお迎えにいってみると○ちゃんの着ているのは
色白なお顔によく似合っているきれいなお花もようのポンチョ
瞬間的に、反射的に、私の口から歓声が飛び出た。
「アラー!可愛い!!」
・・・その後の阿鼻叫喚は・・・語るまでもないのです。