銀のいす

2006-03-14 23:00:51 | 
ナルニア4冊目。
前回厭な子から大変身のユースチス、学校仲間のジルを連れてナルニアに戻ります。
沼人:泥足にがえもん(瀬田氏のネーミングは面白すぎ!)と3人で、カスピアン王の息子リリアンを探す冒険の旅に出るお話。

思えばお子様だったカスピアンが前作ではお嫁さんを貰う年齢になり、今回ではとうとう亡くなる事になるとは感慨深いなー。
やっぱりナルニアにはどこかに死の匂いが漂う気がする。

とはいうものの魔女に攫われた王子を探す少年と少女の冒険譚は、ファンタジー色が強くてなかなか面白いです。

多分イチオシシーンは魔女VS泥足にがえもんの緊迫感ただよう問答だと思うのですが
個人的にうわーっとなったのは、物言うシカを3人が食べちゃったってわかるとこ。。。です。
敵である巨人たちの「この鹿は自分の肉は固くて不味いからって命乞いしたけど嘘だったな」って会話で、それを知るのですが、イギリスものって時々情け容赦ないよね。
読んでて(食べてるわけじゃないけど)吐きそうになっちゃったぞ!

そーいえばピーターラビットもお父さんは肉のパイにされちゃったのよってお母さんに諭されるんでしたね。
うーむー。

ユースチスとジル、ナルニアでの問題を解決した後、こちら側でも上手くいくことになってよかったね~。
そーしてなんとなくあの世界の謎を解く鍵が垣間見えたようなところで、今回は終了。
次はピーターたちが統治していた時代に戻るようですね。
楽しみ。

ところでー岩波少年文庫(を読んでる)の今回のあとがき。
今ここで読みたくなかったなーって内容なのは気のせいじゃないよね?
もうちょっと考えて欲しかったなー!


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