「エンディングノート」を見てたんだった

2011-10-31 23:55:37 | 映画2011
10月分で書きそびれてたことを。

エンディングノートは15日に見てた。
新宿で、偶然、監督さんのティーチインのある回にぶつかったんだよーん。



そもそも家族フィルムとして撮っていたもの+お父さんががんの宣告を受けてからの記録を
編集したものなので、純然たるドキュメンタリではないんですよね。

映画の中では、これをやろう、のような章立てがあって、その映像が流れるという構成でしたが
実際にお父さんが書いたのは、ラストに出てくる、メモのような遺言のみだそうです。

でも、その遺言がそっけないけど、押さえるところ押さえていてちょっと羨ましかったですー。
ああいうの、あったら絶対良いよ!!

ティーチインで監督さんは「この映画の内容で、こうしなきゃ駄目だ、とか、これが理想的な死に方だ、とは思わないでください。
あくまでも、死にかたの一つだ、というとらえかたをして欲しい」というようなこと(うろ覚え)を仰ってました。

別に理想とは思わないけど、でもね!
亡くなったことを誰に連絡するのか、財産の明細、奥さんへのアドバイス…
を本人が直筆で残しておいてくれたら、残された家族は本当に助かるよ~!!!

親戚とか周りとかに、何か言われたり(直接じゃなくても)したときに、
本人の意思です。ほら!
と見せられるもん!!!
口頭は駄目だよ、役に立たない(断言)

というわけで、
お父さん、ちゃんと考えてて偉いなぁ、と感心半分、感動半分で観ました。
結構泣けるシーンがいっぱいあって
(ハンカチは必須アイテム)

お医者さんに、がんが増えてる話をされるところ
=薬が効いてるのか効いてないのかはわからないけれど
トータルでは負けてるってことですか?と(いうようなこと)お父さんが聞く場面は
うちもそうだったからさ~、涙が止まらなかったです。

その前に、家族が抗がん剤止めた方が良いんじゃない?と言って
有機栽培のニンジンジュースを勧めると
「薬を飲んでるから、今、こうやって生きてられる」とジュースを飲みながら答えるシーンがあったからさ、
信じてた薬が効かなかったのは、結構ショックだったんじゃないかなぁ。

これはあくまでも仮定だけど。
もしも抗がん剤治療じゃない選択をしてたら、もう少し長生き出来たかも…
とちらっと頭を掠めたかもしれないよね。

告知されてから1年未満で死んじゃうのは、やっぱり早すぎる、と思うんだ。


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