最古蓮男はこう言った

2017-02-04 12:43:51 | ぶらり旅

横須賀へ海軍カレーのスタンプラリーに旅立ったものの、改装中→店休日→店間違えるというコンボで絶体絶命の窮地に立たされた俺。久々の休みでこのまま何一つ目標を達成せずに帰れるかと駅前に戻る。駅前に戻ったのは、そもそも目的の店がそこを経由するのもあるが、会社へ電話せねばならんのに充電がキレそうであること(つまりドコモショップを要探索)、かつ先ほど目にした献血バス(て言うのか?)で充電の間暇をつぶすためである。

 

献血の受付に行くと、昼休みが終わるタイミングらしく待ち人は誰もいない。いつもの問診を終えて採血して確認→献血の流れである。いつもの400ml献血なのでちょいと時間がかかるが、案の定というか担当の看護師さんが世間話を持ち掛けてきた。さて、ずいぶん前に床屋の件で書いたこともあるが、最古蓮男である私は世間話を振られるのが正直ウザイ。

 

たとえば、受付の段階で相手には自分の居住地が伝わっているので、東京からここまで来るのは何か理由があると当然相手は推測する。で、なぜここまで来たのかと聞かれたりするが、自分がここに来た理由も、またその正当性も説明するメリットをまるで感じないし、かといって中二病的カバーストーリーをわざわざこしらえるために頭を使うほど暇でもない。だったら黙ってりゃええじゃんという話だが、自分も接客の仕事もしているので、NO会話を避けようとするのもホスピタリティーの一部として理解はできる(実際自分は顧客に対して同じように振る舞うからね)。だからムスっと黙りこくるのもいささか気が引けるし、ましてや「あなたと世間話をすると俺に何の得が?」という園崎詩音もビックリのdry expression(何じゃそりゃ)を口にするのは憚られる。

 

これらを総合した結果、選択される方向性は「知識を獲得に行く」というものである。端的に言うと、相手に関連しそうな職業的・趣味的話題を振って、その話題を元に根掘り葉掘り質問していくという方針。自分が知っている話題なら共通性や差異で盛り上がれるし、逆に詳しくない話題なら色々聞いて素直に感心し、そうすると相手も心地よくなれる場合も少なくないというwin-winの状態が作れるのである(ただし、相手の発言は当然ただの「情報」なので、それを元に後日調べたりする必要はあるが)。

 

今回選択された話題は当然というか献血に関するものである。

「献血はいつの時期が多いのか、少ないのか」
→冬。理由は人が外に出てこないから。多い時期というのは特にない。

「血液型ってRH+と-があるけど、これ献血の際は絶対一致してなきゃダメなの?」
→ 一瞬看護師の目線が外れた気がした。おそらく他の職員の方を見た上で「詳しいことはわからない」との発言。

すると看護師さんの方から色々な話を振ってきて、RHの下にもさらに下位区分があるという話や、珍しい型として告知が来た人の話(これはネットニュース情報とのこと)など興味深いことを教えてくれた。ほう、それはクソ無意味な血液型人格類型を相対化する話として興味深いな・・・いや、あるいはそれらを元にして新たなカテゴリーを作るだけのことか。なんせ自分を型にハメてほしい人間というのはこの世にごまんといるわけだからな(゚∀゚)アヒャ

 

そんなやり取りをしているうちに、献血は終了。陽気の割に俺が重装備だったからなのか、献血をしたからなのかは不明だが、「夜は寒いらしいので気を付けてくださいねー」とのお言葉。軽く挨拶をして最後の受付へ。水分補給用のオレンジジュース、お土産品としてのコーンスープをいただく。ふむ、後日使えるという意味ではこういうお土産の方がいいな。で、いつものようにというか「メール登録してくださいよー」「検討しまーす」というやり取り。わかってねーなー。こういうのは暇な時だから行くのであって、訴求されたらストレスにしかならんわ。まあデリバリー献血なんてコストの面からもあり得ないだろうから、早めに人工血液の開発よろしく。そしたら絶対数の少ない血液型にも対処しやすくなるだろうよ。

 

あ、でもそれが導入されると、こういった人たちの仕事(雇用)はまるっとなくなるんやなあ・・・人工血液自体は「日持ち」の問題もあるが、救急医療をやっている病院に設置するとして、費用はいくらくらいかかるもんかね?あるいは血液を作る中央センターみたいなものを各市(県レベルじゃ輸送に問題がありすぎる)に作ってデリバリーする方が合理的か。そして導入初期段階や一分地域には、これまでの献血と並行していく活用していき、徐々に移行を進めていくのが得策に思える。こうすると多くある献血センターも廃止できてテナントも別に有効活用できるな・・・

 

しばらく駅前で休憩しながらそんなことを考え、 ちょうどいい時間になったので携帯を回収。会社に電話した後、ふと海が見たくなって運動がてら港の方へ歩く。しばし日光浴の後、駅前に戻り今度こそ目的の店へ向かった。

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