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作品との向き合い方

2006-01-02 16:11:47 | 抽象的話題
盲目的な賞賛者であるより、真摯な評価者でありたい。それがたとえ、痛みを伴うものであったとしても。私にとって、「作品を愛する」とはそういうことなのだ。

作品に対する印象は、感情的・理性的なものが複雑に織り込まれた織物である(特に近代以前の社会―宗教間の関係のように)。私は、その織物を分解するつもりはないし、分解するべきでもないと思う。一本の糸として抜き出した時点で、それはもう別物になってしまっているからだ(ゲシュタルト崩壊のようなもの)。だから重要なのは、織物を分解することなく総体の中で素材を見極めようとする行為だと思う。ゆえに、素材を見極める目を養うことも同じくらい大切なことと言える。そういった考えに基づいているからこそ、私は今までしつこいくらい繰り返してきた。認識の相対性や自覚的であることの大切さを。自己を真摯に見つめようとしない人間は、織物のよき観察者たりえないのだから。
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