今の社会に同調圧力は多分にあるが、同朋意識は希薄である

2022-11-08 17:00:00 | 日記

だからこそ、他者が自分と同じであると勝手に思い込むし、ちょっと違えば怒り狂うし、違う存在をやたら晒し上げようともするが、他者が困っていても別に助けようとはしない。

 

まあ後者に関しては、同じであるように見えて実は価値観が全然違うとか、「善きサマリア人の法」もないので下手に手を貸すとむしろ責任を問われてリスクになるとか、そういった期待と現実のギャップにも原因があるとは思うのだけど。これは同質性を高める学校・地域・家庭教育ばかりやって、結局「他者」とどう向き合うかをちゃんと教える・教わる機会がないことも大きく影響しているので、まあこれからどんどん冒頭で述べたような傾向は深刻化していくだろうなあと(そしてそれが経済衰退してさらに余裕がなくなった社会を直撃する)思う次第である。

 

とはいえ、「弱者救済」なるものの重要性をただ述べるだけだと、「機会の平等」と「結果の平等」すら理解しない人間が噴き上がったり、ただダメなものを正当化して「弱者権力」を次々と生み出すという社会的公益性・有用性を何ら考えない愚者が量産されるので、次のような動画も掲載しておきたい(いつも思うのだが、自力救済や自己責任論をやたら叫びたがる人達は、一体どのような科学的エビデンスでもってそれを主張しているのだろうか?それが欠落しているなら、単に「私はあいつらを助けたくない」という感情を社会のベールで正当化しているだけの、実態は極めて私的な騙りに過ぎないように思える)。

 

 

 

 


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