SRといってもサイタマノラッパーではなく、我らがマイスター水・龍・敬!のことである。
思えば数年前、妙に目がイッちまったビッチがあっちこっちでエッチして回るクレイジー描写が印象に残っていたが、やや絵柄がストライクゾーンから外れてたのでそれほど注目していなかった。
ところがそれから、画力向上で万人受けする幅広さ獲得したばかりか、妖艶ボディ(腰周りをこれだけエロく書ける絵師がかつて存在しただろうか!)描く技術身に付け、あっという間にスターダムへとのし上がったのだ。
試みに、彼の「貞操観念ZERO」が私の場合どのように使われるか紹介してみよう。まず、
この18号的なキャラを見た瞬間に私の狂戦士化がスタートし、ボルテージが上がってセックス描写までいくのだが、その展開があまりに蛋白小僧(意味不明)であるため私のJOY STICKは荒ぶるばかりである。最終的にはその扇動的・蠱惑的な展開の末に、我が白き狼たちが解き放たれるのである。
読者の中にはこの流れのどこに紹介する価値があるのか訝しむ御仁がいるかもしれぬが、私はこれが珍しいパターンだと考える。なぜなら、およそEro Buchの価値は、300頁にもなんなんとする中でたった一瞬の輝きで人を虜にするのであり、決してその合計点で測られるものではないからだ。ゆえに、たとえ残り299枚がただの紙切れ程度の価値しかなくとも、1枚、たった1枚でも心を鷲掴みにする描写があれば、それで必要を満たすのである。
さりながら、この水龍敬の作品は邑邑させる描写は多かれど、一撃で我らを沈めるようなpieceを備えているわけではない。それはあくまで溜まりに溜まったマグマが噴火するような仕方で、受け手のカタルシスを生ぜしめるのである。
ここには、セックス描写の凡庸さという水龍敬の大いなる弱点が関係しているが、逆に言えばそれがなくともこれだけ蠱惑的な作品を作れるのだから、彼の将来・可能性はインフィニティだと言うことができよう。
さあ、画面の前のあなたも彼のmasterpieceをチェキラウト!
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