アユタヤ戦記

2013-11-26 18:09:32 | 不毛

時は2001年3月。


バンコク→チェンライ→チェンセーン→チェンマイ→スコータイと回ってタイ旅行も大詰めを迎えており、帰りの飛行機に備えてバンコクに近いアユタヤへ入った。(記憶が正しければ)Phatsa Phornというゲストハウスにチェックインしてバス移動の疲れを癒すためしばしまったり。夜に近くのレストランへ行き、初めて(!?)トムヤムクンを初めて食べる。店のウェイトレスにやたら「あなた、はんさむ」言われ、「君たちも可愛いよ」的なことを言ってニヤニヤしながら店を出たら、野犬の群れに遭遇。いきなり襲いかかってくるわけでもなく、吠えながら徐々に迫ってくるプレッシャーに耐えられず、かと言って走って逃げると追いかけてきそうなのでじりじり後退。そのうち数が20匹ほどに増えたのでさすがにこれはヤベーと韋駄天のごとくゲストハウスまで逃げ帰る。ガイドブックなどには載ってなかったので驚いたが、おそらく周辺の遺跡をたまり場にしているんだろうな・・・という感じでなかなかに刺激的な一日目は終了。

 

翌日は帰国(しかも朝の飛行機)を控えていることもあり、昼のうちに色々遺跡を見て回り、夜は大人しくしておこうという計画を立て、レンタサイクルで遺跡遊覧開始(写真は当時デジカメなかったんで現像してファイルしたヤツを撮影しておりマス)。

 

   

 

1時間くらい経ったころ、前述のゲストハウスで働いてるあんちゃんに遭遇。

 

 

あ、ちなみに左側が俺ですが、あまりにハンサム顔(byラバーソウル)すぎて偶像崇拝の対象になると困るので削除してありますヽ(。∀゜)ノてな虚しい冗談はさておいて、名前は「ティー」というらしく、ゲストハウスのオーナーの親戚か何かで、カタコトだが日本語も結構イケる。なんで、「日本人町跡に行こうと思うんだけどどうよ?」と聞いたら「あそこはショボイからやめたがいいよと」の返答。原付で誘導してもらって一応行ってみるが、閉まってますたorzでも確かになんかこじんまりしとるね(´・ω・`)。その後少し遺跡を見て回って、こいつの家に行くことに(今思うと謎な行動だが、多分現地の人とあんまし交流してなかったんでおもしろそうだったからだろう)。

 

旅行中のことをちまちましゃべった後、昨日レストランでよくわからんお世辞言われたよwって話からタイの女は∫△∀だとか日本の女は∑□≫という話になり、いつの間にか「ヤりに行かね?」という流れに、ってうわなにするやめ・・・・・・・自分から「この辺でそういう店あるの?」って聞いて、結局逝くことが決まりました(ちなみにティーはややめんどくさそうだったように思える。正直スマンかった・・・)。なんでもバスで行くぐらい離れてるらしいので、帰りのバスは大丈夫だよね?的なことを確認して遠征。

 

どっちの方に向かったのか、今となっては完全に記憶の彼方だが、ともあれ少し寂れた感じの場所に降り立ち、ティーに誘導されて店を目指す。交渉人、というか客引きの兄ちゃんとティーが話し、1300Bor4000円とのこと。明日帰る予定だったからそんなバーツ持ってねーよということで日本円でお支払い。もらった日本円にキスする兄ちゃんの姿が妙に印象的だった。さて、(当然のことながら)完全ノープランなビッテンフェルト状態で指名とか全くわからんかったので、ティーの知り合いらしいショートカットの子がお相手してくれることになった(ちなみにティーはこの店に馴染みの子がいた模様)。どうやらティーから中途半端に日本語スラングを伝授されているらしく、前述のティーの馴染みの子に「アホ!」と言っては相手が意味がわからんで( ゜Д゜)ポカーンとしているのを見て楽しんでいたりw何というかいたずらっ子の少年みたいな感じやねw

 

そのイントネーションがまた独特で、一度聞いたら二度と忘れないような・・・って話は置いといてだ。部屋に入ると木造のドミトリーみたいで、まあこんなもんかという感じ。その子の性格なのか、部屋は小奇麗で不潔な感じは全くない。まあ唯一印象に残ったのは、身体を洗う際にシャワーではなくて(日本の)トイレ掃除用の

 

 

みたいな感じのに水が貯めてあって、手桶ですくって・・・という点だろうか。さて、俺はタイ語がわからず、向こうも英・日とも×なのでサクサクと事の準備を進める。しかし、というかこれは今もしばしばあることなのだが、なんで俺はここでこんなことをしているんだろうか?という疑問が湧いてきて、実に冷静というかフラットな心持ちで胸とアソコにご挨拶をさせていただく。何で前の日にオナニーしたんか?帰国後にしとけやこのボケナスが!などと後悔しつつ、それでも藤田はがんばった。スタンダードスタイルの二回戦で終了。

 

うーん、言葉がわかんねーのは失敗だった。せめて挨拶とか褒め言葉くらい勉強しとけばなーとか思ってると、部屋のポスターにナイスガイな俳優とともに「Just For You」の文字が。それを真似して別れ際にキスして同じことを言ってみたり・・・言葉を交わせなかったのでせめてと思ってしたとは言え、今思うと実にキモイ行為であるw

 

その後、二人とも戦い終わって「さあゲストハウスに帰るべ」と言ったが、は?もうバスがない・・・・・・だって!?ちょっお前、俺明日の朝早い飛行機に乗らないかんのやけど!つか何でそこ把握してへんねん!と思ったが、(写生して?)眠いのと、怒っても時間の無駄なのと、無理に移動するにも昨日の野犬のことがある上に地の利がないので却下なので、まったり始発待ちをすることに決定(しかし、いくら終バスが早いと言ってもそんなに遅く店に行ったわけじゃないはずだが、一体何をしていたんだろうか?晩飯をどうしたかも含めてその辺りの行動は全く覚えていない)。店に付属している小屋(だったと思う)みたいなところに二人で待機し、交替で仮眠(なんて計画的なものじゃなくて、正しくは二人でうつらうつらしてたんだがw)。この時超絶眠そうなティーに俺が(自分も電池が切れないように)「起きてるかー」「大丈夫かー」的なことを言って「ダイジョブジャナイ!」と返すその言い方が、これまた今でもスゲー記憶に残っております。

 

少し空が明るくなり始めた頃(5時くらい?)、動き始めたバスに乗り込む。その時なぜかさっきのティーの馴染みの子が一緒にいたが、今思えばその子の上がりを待っていて、意図的にバスないとか嘘をついたんじゃねーかとも想像するのだが、あなたどう思いますか?さて、バスに乗ると二人はあれこれ話始めるが、俺は今日の飛行機に間に合うかどうかばかり気になってこのアクロバティックな経験を反芻するどころではない。そのうち目的地に到着して三人とも降りると、ティーがここからまた交通費かかるから100Bくれと言ってきたが、実はバスに乗る時含め2、3回ほど50Bずつくらいせびられていて(ま、これは俺が誘ったようなものだからすぐに出したけど)、眠さと焦りで機嫌が最悪だった俺は「さっきも金渡しただろうが」と言って50Bのみ渡し、渋い顔のヤツと握手して別れた。

 

で、ゲストハウスにそろーりそろーり戻ると、もうオーナーのおばあさんは起きていらっしゃる。「あんた昨日帰ってこなかったけどどこ行ってたのよ!心配したのよ!」と英語で叱られ、さすがにpenetrateしてましたと言うわけにもいかず(ティーにも口止めされてたんで)、I'm sorry.と謝ってました。俺はかなりいい加減な性格であることには自信があるが(ぉ)、これは心から申し訳ないと思った数少ない経験の一つに数えることができようヽ(。∀゜)ノ

 

とはいえ、そんな思い出や後ろめたさに浸っている暇はなく、すぐに荷物をまとめて朝食も取らずまたバンコク行きのバスに乗った。すでに交通ラッシュは始まっており、空港まで二時間くらいはかかりそう。果たして予定の飛行機に間に合うのだろうか、そして明日のサークルの会合には出られるのだろうか・・・完全に「日常」に引き戻された頭の中でそんなことを考えながら、バスの中で眠りについた・・・

 

というわけで、吉原に続き、風俗失敗談海外編をお送りいたしましたヽ(。∀゜)ノ


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