父親が居間で見ていた番組を流して聞いていた時のこと。印象的なオルガンの曲が流れてきてそちらに注意を傾けた。「映像の世紀」を見るようになったのはそれからだ。
なお、その曲名が「パリは燃えているか」だと知ったのは随分後になってから。その時オーケストラバージョンを聞かせてもらい壮大な曲だと感じはしたが、感銘を受けたりするようなことはなかった(実際には番組中オーケストラでも流れていたのだが、そちらは記憶の埒外にあった)。おそらく、徐々にボルテージが上がってくるオーケストラよりも、印象的なイントロと悲劇的な曲調を持つオルガンの方が記憶にすり込まれていたからだと思う。
なお、番組で一番印象に残っているのは、「パリは燃えているか」がある人物のアップ(+モノローグ)とともに流れているシーンだが、どういうわけかその人物がアデナウアーだったという記憶がある。なるほどそれなりに有名な人物ではあるが、果たしてアデナウアーがアップになる(に相応しい)場面などあっただろうか?という疑問もぬぐえない。
近いうちに「映像の世紀」を見なおしてみることにしよう。
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