日向屋で至高の佐野ラーメンをいただく

2022-05-17 17:00:00 | 関東旅行
 
 
佐野厄除け大師から歩くこと数キロ。佐野ラーメンの名店「日向屋」にたどり着いたが・・むっっっちゃ並んでる~😱
 
 
まあ確かに日曜昼時ではあるが、まさか一時間待ちとは思わなんだ😅
 
 
その間に今後の仕事の話や、さっきの『反逆の神話』について会話する。カウンターカルチャーは資本主義の補完機能に過ぎない、というもので、(そこで話した内容とは違うが)例えばヒッピーが後にヤッピーになっていったことや、日本の学生運動の顛末などを批判的に振り替えるにあたり、有用な書の1つだろう。
 
 
こういった「反逆」は様々な作品でも表現されており、たとえばダスティン・ホフマン主演の「卒業」という映画(アメリンニューシネマの代表作の一つ)は単なる略奪愛の話ではなく自動的に体制へ取り込まれることを批判・否定した作品だし(ただしラスト二人の深刻な面持ちは、厳しい未来が待ち受けていることを暗示する)、日本の歌謡「いちご白書をもう一度」などは、歌詞の中で学生運動がある種「通過儀礼としての青春の一コマ」であり、それを卒業して就職が決まる=社会の一員になる様を歌っている、という具合だ(ちなみに言えば、こういう具合に反逆や抵抗は過去繰り返し扱われてきた題材だからこそ、Adoの「うっせえわ」について、自分自身が好きか嫌いかはともかく、それなりの人が支持している要因を理解できない人々は不見識だと書いたわけである。また念のため言っておけば、その人の置かれた社会状況や抑圧の構造に目を向けることもなく、ただ抵抗を冷笑するような姿勢は、最も唾棄すべき態度の一つである)。
 
 
特に後者では、反体制運動が一種の「ガス抜き」として、社会をむしろ安定させるような補完的機能を果たすものになってしまったことが暗示されている点が興味深い(ちなみにいわゆる55年体制とそこにおける野党の存在自体が、そのような性質を持っていたことにも注意する必要があるだろう。なお、このような視点はマトリックスにおけるネオが反逆するノイズとしてむしろ仮想世界を安定させる存在となってしまっている、といった描写をも思い出す)。
 
 
 


 

というわけで佐野ラーメンです。折角なので餃子も頼んだが・・・でかっ(; ゚ ロ゚)!添え物的に出てくるだけかと思ってたら、むしろこれとご飯でも十分なくらいボリューミーだねえ(*´ー`*)
 
 
ではお味は・・・いやう゛まひぃ(マス夫並感)😍
 
 
佐野ラーメンてこんなやさしい味やったんやねえ。なんか病気で臥せってる時にも身体にすっと入ってきそうな透明感のある味ですわい。そして舌の上で溶けるチャーシューなど一つ一つがよく作られた具材!こりゃ地元民が足しげく通うのもわかりますわ😀
 
 
ん、つーかラーメンがここまでソウルフードとして広がり、ご当地ラーメンなるものまで発明された経緯には興味が湧くねえ。以前速水健郎の『ラーメンと愛国』でそのイメージの変遷が描かれていたが、たとえば給食でパンが出されているようになったことが子供をパン食に馴染ませ日本人の食生活の変化にも大きな影響を与え、かつそれがアメリカの小麦輸出戦略の一環だったように、食の変化は単に流行り廃りでは語れないものがある(食料安全保障とも言うくらいだしね。まして今はウクライナ侵攻で小麦価格は大きな影響を受けている真っ最中だ)🤔ここもいずれ調べてみたいねえ😀
 
 
同行者は家族向けにおみやげラーメンも買い、大満足で店を出た。さてどうするかだが、調べてみると、ここはJR富田駅と佐野駅のちょうど中間に位置するらしい。ならばまあ帰るのに近い方ってことで、腹ごなしも兼ねて佐野駅に向かって歩き出す。

 
にしても、この昭和から何も変わっていないようにさえ見える昭和の風景はどうよ。一部ドラッグストアなどができ、あるいはその影響で小さな店舗が開店休業状態で並んでいるが、このまま町が朽ちていくのではないかとさえ思える(まあだからこそ、ゆるキャラだの観光大使だので町興しって話になるんだろうこど)。もちろん一緒くたにはできないけれども、甲府などの衰退とあわせて北関東の状況をもっとよく知りたいと思った。
 
 
 





佐野駅まで到着。駅前はキレイに整備されてるんだけど、ちょっと離れたら・・・てゆう地方あるあるを見てきました😅
 





 
帰りの電車でふと目覚めた時の一枚。酒々井駅と同じでこれ誰が利用すんねん(まあ酒々井の場合は順天堂大生徒がメインなんだろうけど)という周囲の景色が印象的ですた😀
 
 
いや~なかなかにおもろい佐野遠征でしたわ。今度は足尾銅山に行ってみたいっすね😀

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