腐海の奥からこんにちは

熊本から古くからの友人が上京してきて、一週間ほど滞在するとの連絡。


それを山奥の木こり的に泊めることになったが、部屋を見渡して人の生活する空間でないことを再認識。


まずは放置されたままの段ボール。
上に荷物を置いたりしてもはやオブジェに昇格した感もあるが、実は７月の引っ越し以来ずっとそのままとはいかなファンタジスタでも思うまい。


次に床。
一度もまともに掃除をしておらず、俺の天敵ハウスダストが跳梁跋扈しておられる。


そして床に山積みの本。
取りやすさと移動を考慮して押入れの手前、コタツ机の横、敷布団の横に配置しているが、見た目的にはかなり混沌とした印象を受ける。なお、『それは歴史にカかないでっ！』といった褐色バイブルであるとか、某ゲームの絡みで購入して目下放置プレイ中の『魍魎の匣』、東浩紀がらみで読むことにしたベンヤミンの『複製技術時代の芸術』、会社の先輩が大学時代に専門にしていたとかで興味を持ったＥ・ブロンテの『嵐が丘』、社会学関連の『ハマータウンの野郎ども』、榎本俊二の『ムーたち』…などなどラインナップにも全く統一性はない。


んでカーテン。
前に住んでいたところのをそのまま使ってるが、サイズは合っていない。でも使い続けてる。窓の四分の一が露出してたらカーテンの意味なくね？なんて突っ込みをする理性はずいぶん昔消えてなくなたよな希ガス。


加えてコタツ。
とりあえず寒いので点けてるが、床に何も敷いてないし、またコタツ布団も活用していない。何だか足暖房みたいな不思議な感覚が心地よくてねえ…と言いつつ単にメンドくさいだけ。


さらに食器。
引っ越しの際にスポンジなども捨てたはいいがその後メンドーで購入しておらず…つまり使いっぱなしで＊ヵ月放置。おそらく新しい生命が育まれているに違いない。


極めつけは台所のゴミ。
まとめて捨てればいいやと放置して生みだされたペットボトルと牛乳パックの織りなすチョモランマ。これまた半ばオブジェと化しているやうに思える代物である。


まだやるかい？
すいません花山の兄貴、もう勘弁してつかあさい…


とまあいい感じで滅んでいるわけで、このままでは朋友が生きて帰れる保証はない。かくして日曜日はＤＤＴによる終末作戦を実行…の予定だったが、よりにもよって朝からがっつり仕事が入っており、全く動けず。そして今週は下手すりゃ休みが取れない状態。


ふむ、とすれば選択肢は三つか。

（１）自力で夜中に少しづつアップデート
（２）野郎に滞在費として手伝わせる
（３）ありのままでデュエル

何か下に行くごとに冥府魔道に近づいていく気がするが、それでもやっぱり答えは３だよなあ。てなわけで、身体が腐海に呑みこまれぬようパワードスーツでも用意しておいてくださいな、「今度宿泊予定の熊本人」さんｗ