「君が望む永遠~主人公とプレイヤーの共犯関係~」の内容に対する反論の形で論を展開していく。
(登場人物)
C=張紘 K=金環三結
C
ちょーこーちょーこーちょこちょこちょーこーバルログちょーこー♪
K
VXガスを使わざるをえない!?てゆうかそれキャラが違うくね?二日酔いでとうとう頭がイカれたか…
C
そりゃ昔からや。で、今日のお題は何ですかね?
K
この前の「主人公とプレイヤーの . . . 本文を読む
最近はひぐらしの話が多かったので、君が望む永遠(以下「君望」と表記)の話でも久しぶりにしておこう。なお、完全にネタバレなのでそのつもりで。
かつて私は、君望の評価を「140-40=100点」と書いた。この140点の部分に関してはもうある程度書いたので、「君が望む永遠」のカテゴリーを読んでもらいたいが、-40点の方は「蛍シナリオ斬り」「穂村シナリオ斬り」で具体例をもとに説明しただけで終わっていた . . . 本文を読む
次の作品「マブラブ」に登場するキャラの髪の色を変えなければならなかったと言われるほどインパクトの強い、そして悪名高い穂村シナリオについて述べる(穂村シナリオに関しては「君が望む永遠:穂村シナリオ斬り」、「君が望む永遠:DVD版新シナリオ批判」も参照)。なお、以下の内容は理解するための分析が目的であって同情するのが目的でないことを強調しておく(一応言っておけば、シナリオの後半から完全に作業としてクリ . . . 本文を読む
自分の書いた記事を後で見ると、まるで他人の書いたもののように感じることがある。例えば君が望む永遠(以下「君望」)のレビューに関しては、見返してみると何やら執念のようなものが文の端々から感じられたりする。まあ書いた本人がそう思うくらいだから、多分読んでいる人にはそれ以上のプレッシャー(?)が感じられることだろう。ところで君望レビューを見返しながら、その成功要因について考えてみた。すると、
1.選ぶ . . . 本文を読む
前に君が望む永遠の第二章における回想シーンは無駄が多いと書いた。君望にはこの他にも無駄かどうか微妙な要素が数多くあるが、そういうものを考えていると、アニメ版を「よくまとまっている」と感じた理由もよくわかるようになった。
結論を言うと、アニメ版ではセリフやキャラごとの登場時間の配分といったものが上手く調整されている。例えば極端な話、原作の(大空寺)あゆ、(玉野)まゆシナリオは枝葉に過ぎない(ただ . . . 本文を読む
シナリオ批判第二段ということで、あの有名な穂村シナリオを扱うことにしよう。おそらくこのシナリオに関しては内容に生理的な拒絶反応を示した人が多いのではないだろうか。まあそれも当然の内容だと私も思う。とはいえそういった生理的嫌悪感の話を垂れ流してもしょうがないので、ここでは穂村シナリオのある一点に絞って、その内容の酷さを客観的に書き出してみよう。
いくらなんでもおかしいのは、アノ場所から孝之が脱出 . . . 本文を読む
君望第二章において第一章を回想するシーンは結構ムダが多い。その最たるものは遥が孝之のエロ本発見のエピソードだろう。はっきり言って時間と容量のムダと言うしかない。また水月とCDを買いに行った時の話なども全てムダとは言えないが、もう少しコンパクトにまとめれたはずだ。
これらのシーンから感じるのは、過去を回想して本編の穴埋めをするというよりはむしろ、陰鬱な空気の中に陽気な、若々しいエピソードを入れて . . . 本文を読む
さて、君が望む永遠についてはかなりの分析を行ってきた。ここまでくれば、批判をしてもそれほど誤解を受ける恐れはないだろう。そこでまず手始めに、天川蛍シナリオを斬ることから始めよう。すでに孝之のパーソナリティから同シナリオの問題点を論じたが、今度はもっと別の方向のものである。
おそらくこれを読んでいる人には自明の通り、蛍は「爆弾」を抱えている。問題なのは、それと看護婦という仕事に就いていることだ。 . . . 本文を読む