■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

ハモ祭り ~祇園祭の別名「ハモ祭り」庶民には縁がなく~

2019年07月16日 16時30分52秒 | 旬のもの
夏の京都の味覚を代表する「鱧(ハモ)は、祇園祭りが近づくに従って梅雨の雨を飲んで美味くなると言われており、例年なら7月になると脂も乗り始め「旬」を迎えることになる。丸々と太った鱧を桶に入れると「つの字」になるってのも京都では慣用句になっている。


▲小骨が多いハモは骨きりで食べやすくするが、関西人から見たら上の骨切りは不合格

京都の夏の風物詩である祇園祭は、別名をハモ祭と言うほど京都の夏と鱧は密接な関係にある。瀬戸内海より京都へ運び込むのに、桃山時代から生きたまま担ぎ輸送が行われていたが、ハモだけはピンピンしたまま鮮魚で運べたようで、〆るのに落とした頭を捨てようと手を伸ばすと、噛みつかれることもあるくらい生命力が強い。



あらためて鱧を食べるとなると、京都の料亭で「鱧しゃぶ」や「鱧のおとし」といった旬の美味しさを豪華に味わえる。しかし、食べる場所も料亭となれば、ハモ料理に場所代も5割~10割くらいは乗っけるだろうし、高値で食べるのが当たり前となるのに警鐘を鳴らしたい。庶民にも京の夏の風物詩が味わえることを切望する。



ワシが子供の頃から好きなハモ料理は、魚屋が焼いた「鱧のつけ焼き」と、魚屋が捨てるような背骨や頭から摂った出汁による「鱧のお吸いもの」が、超美味しかったのが子供の頃の想いでだった。ジャンクなところでは鱧ホルモンの、肝・卵・鱧笛(浮き袋)・パイプ(胃袋・腸)などのねぎポンズ‥‥お金持ち御用達の鱧しゃぶを始め高級鱧料理なんてクソ食らえだ。


▲頭と背骨からでるお出汁が絶品 ▼鱧ホルモンのねぎポンズ





‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

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4 コメント

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Unknown (しじみ)
2019-07-16 21:16:39
こんばんは

東京日本橋の高級割烹料理屋さんで

新社会人になったころ

よく部長さんに連れて行ってもらっただすが

そこで、鱧を初めて食べただす

部長さんは彦根の出身で、この時期は

鱧を食べたくなると言ってただす

若い時だったから、あまり味を

覚えてないだす~ 鱧しゃぶって

いうのかな~ それ以来食べてないだす

鱧のつけ焼き美味しそうだす

今度食べるときは本場に行って

食べたいだす

ぷっちんだす
返信する
Unknown (くにちゃん)
2019-07-17 05:31:06
おはようございます
炎クリさん♪

祇園祭にあわせるように、はもも旬を迎え、「鱧まつり」?凄い~
季節を、歓び、親しみ、尊び
伝承していく京都の歴史も人人も凄いなぁ~て改めて感心する次第です。

炎クリ少年も、この時季、はもを賞味し、その卓越した舌たるもの、いやぁ~くにちゃん、舌を巻いてしまいます(笑
昨日も言いましたが、鱧さん見た事も、食べた事も、ないのです!!
写真等で涼しげ「鱧しゃぶ?」を祇園祭とあわせて観るのが
くにちゃんの季節風物詩(笑

つけ焼きとかは、まるで鰻蒲焼みたいだし~
お吸い物や、うわぁ~このホルモンなんてものもあるんですね~
いや~恐れ入りました。炎クリ少年が幼少から料亭に出入り?(笑。。してたとは~
違うのかっ!!かつては庶民の鱧として、君臨してたのでしょうね!!

鰻や、大衆魚と言われた秋刀魚でさえ、年々希少な産物となりつつある今。
鱧も昔のように庶民に親しまれるものであって欲しいて。。。誰もが切望してやまないでしょう。

今朝も炎クリさん♪ありがとうございます。今日は山鉾巡行!!お空も大丈夫そうですね
返信する
こんにちは。 (那須パパ)
2019-07-17 16:27:10
鱧かぁ。
ちょっと良い所に行かないと食べられない感じです。
那須パパも何回かしか食べた事がありません。
人の食に対する執念が鱧を食べるに至っているのか!?
それ程手間暇かける印象です。
また食べてみたいですね(^_-)-☆
返信する
京の風物詩に影響‥‥‥ (炎のクリエイター)
2019-07-18 05:38:22
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。

しじみちゃん
その部長さんも長浜であれば、京の風物詩に影響を受けられているってことですね? 京都と内陸部だということで共通している、滋賀・奈良などでは、お子さんの頃から近所の魚屋さんで扱っていたはずで、この時期に食べられていたんでしょうね? そうそう、食べるなら本場ですよ。関東の料理人がやった「骨切り」は、非常に食べにくい場合があります。

くにちゃん
気温だけは、梅雨が明けたような真夏感覚で、熱帯夜があって暑苦しくて寝られなかったですよ。料亭や割烹でしか食べられなくなって、お値段もそちらに便乗して、京都市内の大丸百貨店でも高値になっているんですよ。内臓を食べたのは大人になってからで、珍味として食べましたが、卸売市場で売っている魚卵とか美味しいんですよ。内陸部で食べる、塩鯖・サメ・鱧など、子供の頃から庶民に馴染んでいますので、高級品になってしまうのは寂しいですよ。ジャイアンツ、広島三連戦が見ものですね?

那須パパさん
骨切りは関西の料理人でないと駄目だってよく聞くんですが、切る幅が狭く機械的な間隔だけなんですが、包丁の切れ味やスピードが微妙に違うのでしょうね。高級料亭や割烹でしか食べられないってのが、逆にお値段をつり上げているような感覚です。普通にスーパーでも扱うようになって欲しいです。

皆さんの応援に感謝します。
いつも(^_-)-☆ありがとうです!
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