すばりずむな日々

日常の出来事を何でもピックアップ♪主にお菓子と映画かな?

☆肥満予防健康管理士Part.5☆

2012年10月21日 20時30分40秒 | 肥満予防健康管理士(完)
いよいよ気になる肥満細胞の話

脂肪細胞には、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があって、
一般に脂肪細胞と言われるのは白色脂肪細胞のこと
白色脂肪細胞は、約300億~600億個あると言われてて、全体の細胞が約60兆だから、約10%なんだょね。
脂肪率30%ってのがいかに多いかってのがわかるよね
この白色脂肪細胞は、全身のあらゆるところにあって、
下腹部・お尻・太もも・背中・上腕・内臓の回りに多いんだって

太ってる人の脂肪細胞は、その数が多いか、細胞自体が大きいか、その両方のケースがあるんだって
胎児期(妊娠後期)に60%、乳児期30%、思春期10%、その他の時期には数%増えるんだって。
で、その後、ほとんど減ることはないんだと…
成人してからの肥満(子供の頃は普通だった人)の場合は、脂肪細胞の数よりも、
そのサイズが大きくなることが多いらしぃ
だから、子供の頃太ってた人は、脂肪細胞が人より多いし、
その一つ一つが大きくなっちゃうってことだょね
ちなみに、白色脂肪細胞は大きくなるけど、褐色脂肪細胞は大きくならないんだって☆

さて、もう一つの褐色脂肪細胞は、体内で蓄積されたエネルギーを熱に替え、放出させる働きがあるんだって
首回り、脇の下、肩甲骨の周り、心臓、腎臓の周りの5箇所に存在するんだょ
寒いときに首周りや肩甲骨の周りを暖めろって言われる理由に納得体温測るのも脇の下だしねぇ~
赤ちゃんは自分で体温調節が難しいから、赤ちゃんの時とかはたくさん褐色脂肪細胞があるんだって
成長期に入ると自分で調整できるから、少しずつ減少するように出来てるんだって・・・
年を重ねるとともに身体に脂肪がつきやすくなるのは、この褐色脂肪細胞が減ってくることも要因の1つなんだってさぁ~

褐色脂肪細胞の働きが活発な人はエネルギーをたくさん消費し、活発でない人はエネルギー消費が少なめ
この褐色脂肪細胞の働きは、遺伝子によって操作されるんだと・・・
褐色脂肪細胞に関わる遺伝子(β3アドレナリン受容体やUCP-1等)に変異を持って生まれてくる人がいて、
特にβ3アドレナリン受容体異常の人は、1日のエネルギー消費が200kcalも減っちゃうんだって
ただ、この肥満遺伝子異常で太ってる人は全世界でも数人しか発見されていないらしぃよ
要するに、ほとんどの肥満者の原因が食事とか運動不足とかの環境なんだって
家族の健康を管理しているのはお母さんだから、お母さんが太ってる家庭の子供は60%が太ってるんだって
お母さんが痩せてるのに太ってる子供は買い食いが多いか、子供に甘くて自分は食べないけど子供にはって家庭なんだろうね

ちょっと話が飛んじゃうけど、自律神経っていう内臓とか血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経がある
で、この自律神経には、起きている時や緊張している時に働く交感神経と、寝てる時やリラックスしてる時に働く副交感神経があるのね

この交感神経が興奮すると、生理活性物質「ノルアドレナリン」の分泌を促すんだけど、
この「ノルアドレナリン」が脂肪細胞上にある「β3アドレナリン受容体」と結合し、細胞に情報を伝えるの
この情報によって、白色脂肪細胞では中性脂肪の分解を促進
これにより遊離脂肪酸が出来、その遊離脂肪酸と褐色脂肪細胞の中のUCP-1がくっつくことで熱に替えることが出来るんだって
確かに興奮すると熱くなるもんね

運動することによっても、この交感神経の働きは活発になるょ
この交感神経の働きが活発だと太りにくい体質になるんだけど、あまり身体を動かさない不活発な生活とか夜更かしを続けてると、
交感神経の働きが鈍って、本来消費されるべきエネルギーも減って、太りやすい体質になっちゃうんだって
こういう人たちを「モナリザ症候群」って言うらしぃよ
「Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activity(大多数の肥満者は交感神経の働きが低下している)」の頭文字をとったもの・・・
なんじゃそら