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☆肥満予防健康管理士Part.7☆

2012年10月27日 20時22分24秒 | 肥満予防健康管理士(完)
今回は肥満症の話

肥満とは、体脂肪率が正常以上に高いという身体状態を示すから、「肥満」=「病気」ではない
でも、肥満になると様々は病気を併発するリスクが高まるのは確か
体脂肪が蓄積しすぎると、身体に様々な負担がかかるんだよね
例えば、脂肪細胞の働きの1つとして、生理活性物質(サイトカイン)の分泌があるんだけど、
この生理活性物質のバランスが崩れることが原因で病気に繋がるんだって
太っている人は、標準体重の人と比べて、約5倍の高確率で糖尿病を合併しやすいし、
高血圧症は3.5倍、不妊症は3倍、心臓病は2倍、関節障害は1.5倍だってさぁ~
死亡率も、標準体重の人より高いんだと・・・

日本肥満学界では、肥満症という概念を導入し、
「肥満」の中から医学的な見地で減量治療の必要性を判断し、「肥満症」という疾病として捉える考え方なんだって
肥満症の条件としては、BMI≧25で判定した人の中で、肥満に起因した合併症が発生している人や内臓脂肪型肥満である人
「肥満」=「病気」ではないけれど、「肥満症」は病気なんだよねぇ~

さて、内臓型肥満という言葉が出たから、その説明
同じ肥満でも、体脂肪がとこに蓄積されるかによって、
お腹周りの上半身へ脂肪が蓄積される内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)と、下半身に蓄積される皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)の2つに分けられる
内臓脂肪型は男性に多く、皮下脂肪型が女性に多い。
なぜ皮下脂肪型が女性が多いかと言うと、女性は妊娠した時にお腹に赤ちゃんを育てるでしょ
だから、お腹のスペースを保つために、お腹以外のところに脂肪がつきやすいんだってホント人の身体って出来てる

でも、女性って更年期になると妊娠しないわけで・・・女性ホルモン(エストロゲン)も減るんだよね
この女性ホルモンは、脳の満腹中枢に働いて満腹のサインを促すんだよねだから、女性は男性より満腹感が得やすいんだけど・・・
この女性ホルモンが低下するから、食欲が増え、太りやすくなる
そして、それまで皮下脂肪として付いていた脂肪が、内臓脂肪に付きやすくなる

さて、ちょっと脱線しちゃったけど、
この内臓脂肪型肥満の場合は、内臓周囲の脂肪が直接肝臓に入って、代謝に影響を及ぼすから、生活習慣病を引き起こしやすいんだって
とくに、高血圧、脂質異常症、糖尿病を引き起こしやすく、上体肥満を合わせて、この4つが重なった病態を「死の四重奏」症候群って言うんだと
この症候群は、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの動脈硬化性の病気を引き起こす確率が30%以上上昇するんだと
四重奏に、「喫煙」が加わると、死の五重奏と言われ、更に心筋梗塞の危険性がUP

内臓脂肪型肥満かどうかの判別方法は、CTスキャンかメジャーでの測定
CTスキャンで内臓脂肪の面積が100平方cmを超えたらOUT
メジャーだと、ウエスト周囲径が男性≧85cm、女性≧90cmだとOUT
コレが、実はメタボリックシンドロームの診断基準にも組み込まれてるんだょね

というわけで、Part.8はメタボリックシンドロームの話だょ~