犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

観察にとどめる

2014年09月05日 | 椰子の実の中
一昨日、事実を事実としてそのままに観察することについて書いた。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/fe0b073ee01a0aec94511986dff46e0d

知的な人ほど、観察に徹っすることが苦手のように見える。
思考力がすぐれていると、推測が先走ってしまうのだろう。
ただ、どんなに確実に推論を進めていると思っていても、
それは全て自分の頭の中のできごとであって、
すでに事実とは離れていることを忘れてはならない。

推測することも、人間の能力として重要だ。
だが、推測の材料となる事実の積み重ねが間違っている場合、
その上に乗っかった推測は進めば進むほどにズレが広がり、
大間違いになる。
推測することの前に、事実を正確に観察する必要がある。

観察した物事は、自分の解釈を加えずに、
観察したままに見る。
観察をしているつもりで解釈をしてしまっていることは多い。
注意する必要がある。

観察力がしっかり付いて、
事実を事実として受け止められるようになったら、
それを材料として集めて基にして推論を進めるという訓練をすればいい。

ただ、観察した事実に自分の解釈を加えない、ということも
意外と難しい。
ついつい、自分の見方をしてしまいがちだ。
ここで、練習が必要になる。

何も加えず、そのままに受け止める練習については、またあらためて。

つづく

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« はじめての通所 | トップ | 観察する練習 »

コメントを投稿

椰子の実の中」カテゴリの最新記事