犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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観察する練習

2014年09月06日 | 椰子の実の中
[あらすじ] 事実をより正確に観察することに徹し、
推測や推論は後回しにすることで、思い込みによって
自分を不幸にすることを避ける。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/c67303a610c38e17782679b9b3a4186a


ものごとを、見たままに受けとめ、自分の解釈を加えないこと。

これは思いの外むずかしい。
どうも、なにかを見ると、これはこういう理由でこうなっているんだろう、
とか、これはこういう意味があるんだ、とか
自分の頭で納得しやすいような見方をしてしまいがちだ。

しかしそこには自分の視点や、考え方の癖が挟まりやすい。

そこで、考えない癖を付けたい。
何かを見たら、そこまでにとどめる練習をするのだ。

何かを見たら、それを表現してみる。

道端に花が咲いている。
風がこずえを揺らしている。
空は曇っている。
お爺さんがいる、片方の足をひきずっている、杖はついていない。

などなど。
散歩しながら、見えたものを見えたことだけ言葉にしてみるといい。

こんなのはいけない。
道端のかわいいお花が私を慰めてくれる。
これくらいの風は風速2mくらいだろう。
雨になりそうで、都合が悪い、また雨女と呼ばれるなあ。
足が悪いのは最近ケガをしたんだろうか、それとも働き盛りに脳卒中でも
起こしたんだろうか、杖は忘れてきちゃったのかな、奥さんは先立ったのか、
一人暮らしで困ってんじゃなかろうか。

どれも余計なお世話だ。
花はただ咲き、風はただ吹き、雨はただの自然現象であり、
お爺さんは赤の他人だ。

淡々と、事実だけを見る。
解釈したり、意味付けしたり、因果関係を考えたりすることを、
やめる。
そういったことを、私たちは日常ずいぶんしているはずだ。
どんな時にしているか、気をつけてみるのもいい。

気付いたら、どこからが自分の頭の中での操作で、
どこまでが単なる事実か、よく見てみるといい。

ものを見て言葉にする。
観察に徹する練習をしておくと、事実と思い込みの区別が
しやすくなる。
そうなったら、思い込みを捨てられる。
荷が軽くなる。

まずは散歩がおすすめだ。

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