犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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時間旅行的岩手福島 ストーンサークル篇

2016年05月19日 | 流民の窓
[あらすじ] ピラミッドだのキリストの墓だので世界旅行が味わえる青森から
南下しながら、ストーンサークルを巡る。

秋田県の大湯環状列石で日が暮れた。
津軽街道に戻り、南下を続ける。
ここらの道も景色が良いはずだが、真っ暗になってしまった。
他に車もほとんど無く、快適に走れるのは良いが、つまらん。

朝になったら晴れて山が見えることを期待して、
岩手山の北側で寝ることにする。

が、残念ながらガスの朝。
地図を見ると、近くに環状列石があるではないか。
行かねば。

釜石環状列石。
wikiによれば、「祭壇状の石敷きに立ち真南を見ると、
中央部の石組みの延長上に岩手山の山頂部が見通せた。」
ですと。残念でガス。

「さらに周囲には、衛星のように直径3m程度の小型の環状列石が配置されていた。
少なくとも大小7基の環状列石が確認された。」ということ。
どのような位置関係なのか。
公園に復元されているだけだと、わからない。

正確な「真南」をどうやって知ったのか。
日時計で一日の生活時間を管理していたのだろうな、古代人。
現代人なんか時計持ってるし地図なんか住所を入力すればナビしてもらえるし、
方角がわかんない人なんかいくらでもいる。
どこぞに放り出されたら生き延びられんな。

さてここで発掘された土器は亀ヶ岡式であるということだ。
亀ヶ岡とは、青森の五所川原のほうの遺跡だ。
宇宙服を着たようなずんぐりした形の、
遮光器土偶が有名だ。

ここからは100kmほど離れている。
しかし、有力な文化だったのだろう。
当時、この距離をどれくらいの時間をかけて文化が伝わって行ったのだろうか。

この日の夕方、福島県の阿武隈山地のなかほどで前田遺跡に寄った。
すっかり環状列石づいている。
しかし、ここの石は「環状」と言うほどきれいに並んではいなかったようだ。
文化の中心は亀ヶ岡にあって、阿武隈は南に離れ過ぎていたのだろうか。

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