犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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プライドパレードと譜面

2018年05月06日 | LGB&T
マーチング・ブラスなんてな経験は無い。
オーケストラでは長期間の練習を経て本番を迎えていたので、ほとんど暗譜していた。
バンドのホーンセクションでは、ライブの頻度が多いと暗譜できていた。
定番の曲は頭に入っていたし、そうなると新曲を憶える余地も有った。

東京レインボープライドのブラスバンドで、パレードを歩きながら演奏する。
事前の合同練習なんか無く、個人で練習して、当日集まってぶっつけ本番だ。

パレードでは数分のものを4、5曲。
たぶん、全曲で3,40分くらいだろう。
まあまあ練習して行くのだが、暗譜するところまではいかない。

そこで、楽譜を見ながら歩きながら吹く。
そのために、楽器に譜面を取り付けることになる。

マーチング・バンド用に、楽器に取り付けられる真鍮製の小さな譜面台が販売されている。
楽器とマッチしてそりゃおしゃれだが、高価だし、重い。

その形を真似して、4年前は自作してみた。
トロンボーンのマウスパイプのところから、スライドの上に添って長い棒を伸ばし、その上に譜面を付ける。
アルミの管で作れば使えたかもしれない。
アルミなら軽いし、管なら揺れない。
しかし、当時は工具が足りなくて、そこまでの細工ができなかった。

翌年は、その棒の先に付けた譜面を、ベルにガムテープで繋いだんだっけな。
しかし、使うのが2回目で弱っていたのか、歩くと譜面がひどく揺れて、読めたもんじゃなかった。

他の人がどうしているかというと、クリップを使ってベルに付けている人が多い。
店頭のポップを取り付けるようなクリップだ。
真似してみた。
軽くて良いけれど、ベルをクリップで挟むのがイヤだ。
以前、ベルにクリップで取り付けるピックアップマイクを使っていたが、
クリップで押さえる部分のベルがどうしても傷む。

ところで、みなさんは、配布されたパート譜を縮小コピーして使っている。
しかし、私はそれだと余白がもったいないと思った。
同じ大きさの紙に、もっと大き目の譜面が入れられる。
音符と音符の間隔も、もっと詰めて書けばいい。
そう考えて、自分でちょうどいいと思うサイズの五線紙を作り、手書きのパート譜を作っていた。

が、今年はちょっと考え方を変えた。
パート譜を手書きするのがちょいと面倒というのもあるが、
もう少し練習して、暗譜までいかなくてもある程度は頭に入れておけば、
小さな譜面でも見えるのではないか。

私は近視ではないので小さいものは見えるが、乱視があるので細かい五線は明確には見えないのと、
年齢なりに老眼が入っているのであまり近いと見えにくい。
トロンボーンのベルは、口元から35㎝。老眼には瀬戸際の距離だ。
しかし、やはりベルに付けるのがちょうどいいだろう。

さて、去年、ステキな物でうまく固定している人を発見した。
来年はマネしよう!と言って写真を撮った。
…はずなのだが、その写真がどう探しても見付からない。
どんな物で取り付けていたのか、脳みその中を探しても見付からない。

仕方ない。
クリップをもう一つ買って、一ヶ所の負荷を減らしてみよう。
と、ホームセンターに行ったついでに探す。
しかし、両側がクリップになっているタイプの商品は、その店は扱っていなかった。
以前、このクリップを買ったホームセンターは、数ヶ月前に閉店してしまったのだ。

とほほ。

他にもあれこれ買い物があるので、ホームセンターの中をあちこち見ていたら、
ある棚の端っこコーナーに、吸盤が有った。
吸盤は劣化したり、そもそも壁面に付かなかったり、重さに耐えられなかったりで、
あんまり使わないんだよなーと思いながらも商品を見ていたら、有った有った!!!
見たら、思い出した。
これだ。

トロンボーンのベルになら、吸盤はしっかり吸い付く。
譜面くらいの重さになら耐える。
珍しく吸盤が活躍できる場なのだ。

小さめの吸盤に小さなクリップの合体した商品である。
ああまるでトロンボーンのベルに譜面を付けるための物のようじゃないか。

という次第で、今年はこんな譜面台で吹き歩きます。(卓上に有るのは去年までのクリップ)
いってきます!

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