犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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ニイニイゼミの脱け殻

2019年07月27日 | イキモノタチ
神代植物公園の周辺を、犬と散歩する。

公園の周辺も東京都が公園用地として所有しており、
区画によっては植木屋さんが使っていたり、空き地になっていたり、
ボランティアが森づくりをしていたりと、
様々に利用されている。

その中のある場所で。
数日前、地面にボコボコと穴が開いているのに気付いた。
うつむいて歩いているなあ。
穴は小さめだが、セミだろう。

だったら、と思って周囲の木の幹を見ると、
有った有った。
有った有った。
幹の低いところに、セミの脱け殻がたくさんしがみ付いている。



見慣れない脱け殻だ。

乾いた泥にまみれている。
セミの脱け殻と言うとイメージする、
あの飴色のパリパリと、違う。

かなり小さい。
そして、丸っこい。

前の日の夕方ここいらを歩いたら、ヒグラシが鳴いていた。
ヒグラシだろうか。
いや、
調べたら、ニイニイゼミだった。



自然観察がテーマのサイトで、質問している人がいた。
なぜニイニイゼミの脱け殻だけが泥まみれなのか。

答えは、
ニイニイゼミは湿ったところが好きだから、
ということだった。

しかし、質問者は更に疑問を抱く。
同じくらい湿った場所に、他の種類のセミの脱け殻も有った。
なぜ、ニイニイゼミの脱け殻だけに泥が着くのか。

答えは、
毛が生えているから、
ということだった。

更に質問者は疑問を持つ。
なぜニイニイゼミの脱け殻だけ毛が生えているのか。

この質問者は素晴らしい。
「ふーん、なるほど」で済まさない。
答えそのものを次の疑問にする。
そして掘り下げていく。

先生の答えはこうだった。
毛が生えていると、その間に空気をたくわえることができる。
湿ったところが好きなので、
湿り過ぎることで溺れるたりしないように空気をたくわえる、
そのために毛が生えているのかもしれない。
それは、ニイニイゼミの幼虫を掘り出して観察してみるしかない。



既に、
幼虫たちは自分で穴を掘って出て来てしまっているので、
今から掘ってみてももう観察できないだろう。

来年の梅雨時に思い出して、
この木の周りを掘ってみる、か?



では問題です。

この写真に写っているニイニイゼミの脱け殻は、何個でしょう?

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