[あらすじ] QuizKnockのクイズはあの手この手のルールを発案していて、楽しい。中でも河村・拓哉神好き。
[あらすじ] 文字全てを使う文をパングラムという。いろは文はよくできている。サンスクリットのもスゴい。
昨日一昨日で書いてきたことを今日まとめる。
河村・拓哉を讃えるためである。
ライター、クイズ作家としてQuiz Knockで活動している河村拓哉という青年がある。
記事がなにやら面白いことになっているのは、一昨日ご紹介した。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/2fd9814bbe469f330cd0f58d0d34a5d7
ちびちびとQuiz Knockの動画を視聴している。
何年も前から毎日(?)アップされているので、視るものは山と有る。
フツウのクイズでは物足りない、そういうメンバーが、
あの手この手の新ルールを発案して、
実際に出題、解答している。
中でも私が惚れておるのが、河村氏である。
※
一度使った文字はもう使えない、というルールで、いくつかやっている。
しりとり版がこれ↓
https://www.youtube.com/watch?v=6t8R9-jb9gg
しりとりで、自分の使った文字はもう使えないので、
五十音図から消えていく。
使い勝手の良さそうな文字、頻用する音は残しておきたいし、
使いにくい文字は早くに使ってしまいたい。
そうやってしりとりゲームが進んで行くと、
意外な文字が残っていったりする。
クイズ『残像に口紅を』は、
同様に、解答で一度使った文字はもう使えないというルールだ。
https://www.youtube.com/watch?v=dVS_4G0u-wI
この世から段々文字が消えていく。
面白いのは、使える文字が消えていくということが、
難しいようでいて、一方でヒントにもなることだ。
次の問題の解答は、五十音図に残っている文字を組み合わせるしかないからだ。
問題数が進んでいくほど、ヒントが強くなっていく。
※
これの完全版を、河村氏は作った。
全ての問題を終えると、五十音図から文字が全て消えるのだ。
クイズの解答によるパングラムである。
全ての文字を一回づつ使い、そして全ての文字を使い切る。
すごい。
https://www.youtube.com/watch?v=kGAYrv_IKL0
※
Quiz Knockにはサブチャンネルが有る。
「Quiz Knock会議中」という。
企画会議というより、メインチャンネルで出たクイズの解説や、
メンバーの紹介のような動画も有る。
新たな試みのクイズをやる場合、製作チームでテストプレイをする。
上の問題のテストの様子がこちらである↓
https://www.youtube.com/watch?v=RcZIWdGVVwY
面白いものを面白く見せるためにはどうすれば良いのか。
それはやっぱり、一度試してみて分かる部分も多いわけだ。
※
以下ネタバレを含みます。
※
この問題の肝はなんと言っても、
Quiz Knockが交流の有るyou tuberである「東海オンエア」、
この「とうかいおんえあ」に「あいうえお」5音の全てが含まれていること、
その発見を見事に活かしていることに尽きると思う。
「とうかいおんえあ」に「あいうえお」5音の全てが含まれている
という事実だけでも面白いが、
それを利用して面白いクイズに仕立て上げているのがスゴい。
「あいうえお」を最後の方まで残すことによって、
問題文を読む様子が次第に「子音禁止クイズ」のような様相になる。
他のルールに一旦、似る。
そしてさらに、それが「最後」ではなく「最後の方」であることも味噌だ。
一番最後に残るのは「ほ」である。
問題文が全て「ほ」の字になる。
それまで「子音禁止」のようになっている状況に慣れていたので、
「ほ」だけの問題文が間違いのように感じられる。
一つのルールの中で、ものの捉え方の転換を何度も迫られる。
脳味噌がグラグラ揺らぐ。面白い。
ああ。
すっかり私は河村氏に「ほの字」である。
一昨日紹介したアボカドの問題に「いい問題を思い付くね」と称賛した
メンバーこうちゃんも、この問題をプレイし終わって
「ばかおもしろいね、ばかおもしろいよ」とほめたたえている。
率直にほめる人だなあ。いい。
ああ。
私のこんな説明じゃ面白さは伝わるまい。
リンク先を見てくれい。
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