犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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相性

2022年11月19日 | 犬と暮らす
人と人の関係は相性が一番大事な要素なんじゃないかと思う。

犬と人の相性というものも有る。
ただ、この場合は飼い犬と飼い主という、
主従関係のような要素が挟まる。
おかげでうまくいく部分も大きいと思う。
そのせいでうまくいかないとすれば、
それは飼い主の側が飼い主としての学びが足りない場合だろう。

人はただ犬を飼えば犬の飼い主になるわけではなく、
犬の習性を知り、それに寄り添うことを知ることで、飼い主となる。

犬と犬との相性も有る。
気の合わない相手と仲良くしなきゃならない理由は、
犬にだって有る。
犬だってわざわざ喧嘩なんかしたくない。
気の合わない相手には関わらないのが一番だ。



2年ちょっと前に保護団体から引き取った、我が犬ウーゴくん6歳。

毎朝、近所のドッグランに行く。
たいていの場合、一番乗りである。

誰もいないドッグランで、フェンス沿いをまずは一周、嗅いで回る。
そして、気に入った場所で排便する。
すみっこでする。

たまに広い所や、道の真ん中でウンチをする犬がいるけれど、
よほど警戒心が無いのだろうと思う。
ウーゴは怖がりなので、すみっこでひそかに排便する。

誰もいない所で、急に走りだす。
気分が乗るとダーッと走る。

呼び寄せの訓練のために、時々呼ぶ。
すると、一直線に走って来る。
ご褒美をちょびっと与える。



ウチに来て最初の頃は、人より犬との付き合いのほうが楽だった。
知らない人には近付けなかったが、犬見知りはしなかった。

それが、今は逆転している。
ある犬にちょいと威嚇されたことが有り、それ以来、
他の犬と遊ぶのが苦手になってしまった。

そんな我が犬ウーゴくんにも、
気の合う犬というのが登場した。

2週間ほど前のこと。
保護犬のBちゃんという、若い雌犬がドッグランに来た。
ウーゴは積極的に挨拶し(嗅ぎ)に行き、
そして低い姿勢でBちゃんの前で身構えて動き回った。
時に声をあげながら、前足でちょいちょいとちょっかいを出す。
誘いまくるのである。

ウーゴを知る他の飼い主さん達も、
「珍しいね」と言う。

他の犬にこんなに誘いをかけたり、こんなに興奮するウーゴを見るのは
私も初めてなので、なんだかヒヤヒヤした。

そしてまた、今朝、
Hくんという若い雄犬に、挨拶し(嗅ぎ)まくり、
飛びかからんばかりに繰り返し誘いをかける。
遊ぼうよ遊ぼうよ。
後足で立って、前足で組み合うような様子も見せる。
彼が走れば後を追い駆ける。

これまた他の飼い主さんも「へー、好きなんだね」と驚く。
しかしHくんはウーゴに対してそうでもない様子である。

相性の悲しい形、片思いのようだ。

まあ、「やめてよ!」と怒られてはいない。
だからウーゴも諦めない。
それがまた悲しい感じもする。



とにかく、
誰とも遊ばないわけではなく、
好きな相手には積極的に誘えるということが分かって、
私は嬉しい。
気持ちがへし折れて閉じこもり切ってしまっているわけでもないのだ。

ドッグランへ行くのがまた少し楽しみになった。
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