犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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薬の働きは強い。

2022年02月20日 | からだ
本日の結論:薬と、その他の療法を併用してね。たとえば鍼灸とか。


病気になると、薬を使う。

今ここで言っているのは、体の機能に対して働きかける薬のことだ。
抗生剤のような、外敵と直接戦うタイプの薬の話ではない。

薬の働きは強い。
身体の働きより支配的に作用したりする。

薬を使おうというくらいの状況だから、
身体の働きは弱っている。
なおのこと、薬は身体に勝って作用する。

そのおかげで、足りていない身体の機能を補うことができるのが
薬の良いところだ。
だが一方で、身体の機能を押し切って薬が働いてしまうと、
無理が生じる場合が有る。
なんせ身体が弱っているのだから。

身体の機能はたいへん複雑だ。
そして、いつも同じような状態を保とうとしている。
恒常性というヤツだ。
「いつもどおり」が身体にとっては一番なのだ。

だから、何かを上げる機能が有れば、反対に何かを下げる機能も同時に有る。

薬は、何かが凹んでいるところを補うために使う。
すると、反対の機能のほうが、負ける。
この匙加減が難しく、
負けが込むと、当初とは違った不都合が出てきてしまったりする。
つまりが、副作用で別の症状が出る。

あるいはまた、
一部の機能のところに薬を使うと、
その周辺の機能が追い付かない、ということが起きたりする。

いびつさが新たな症状を生んでしまうのだ。

そういった副作用のリスクを鑑みてお医者さんは薬を処方する。
ただやっぱり、凹んでいる機能に対する薬を出すわけなので、
何らかの不都合が出る場合も有る。



そういった、薬に負けがちな
周辺機能なども同時に景気づけるのが、
鍼灸のような療法だと思う。

身体全体の働きを診る。
いびつさを取り除くのが鍼灸のやり方だ。

薬の働きを安全に利用するためにも、
鍼灸を補完的に使って欲しいと
私は思う。
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