書譜のごとく曰う 2017年03月31日 | 書の道は [あらすじ] 草書の代表的な手本である孫過庭の「書譜」の一部分をよく読む。 或乃 就分布於累年 向規矩而猶遠 圖眞不悟 習草將迷 つまり、文字の配置や構成について何年も研究しても、法則についてはほど遠く、 楷書を書こうとしても悟れず、草書を習っても迷うばかりだ。 「規矩」というのは法則とかルールとかいった意味で、 「規」ぶん回しつまりコンパスのこと、「矩」は定規のこと。 今でも規則とか規範とか . . . 本文を読む