数日前に「蘇州の入梅」の記事で、私が蘇州で借りている部屋の周辺にはアジサイが見当たらないと書きました。本当にアジサイは無いのか、妙に気持ちにひっかかり、実は昨日紹介した拙政園へ行ったのも、中国を代表するこの庭園にアジサイが無いのかどうかを確かめるのが一つの目的でした。結果は、やはり見当たりません。
そこで、蘇州でこれまで歩いた中でもっともアジサイがありそうだと思った石湖そばの上方山森林公園に行って見ました。やはり、栽培種も野生種も見当たりません。ここまで探して見当たらないということは、蘇州では普通には栽培されていないと言っていいと思います。
如何に日本原産とはいえ、これだけ交流がある時代に、日本人の非常に好む花が中国で全く普及していないとすれば、不思議です。私にはうまく解説できませんが、日本人と中国人の感性の違いを反映していそうに思います。私にとってなぞがひとつ増えました。
ところで、公園の近くの道路が下水の工事中で、バスが通れなくなっていました。別の路線で近くまで行って、バス停2つ分ほど歩いてたどり着きました。この工事期間に合わせたのだと想像しますが、公園の楼門や峰に鎮座する布袋像など、大改修が行われていました。
写真はカンナと修理中の楼門です。
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