ホント残念です、
先週2018年9月22日(土)を以って大阪中津の老舗酒場「大西酒店」が廃業閉店しました、
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知らなかったのですが、名物大将がこの春に他界、
後継者不在のため、店の営業継続が難しくなったとのこと、、、
う~ん、本当に残念です、
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立派な店構え、広めの角打ちスペース、
日本酒の揃えも良く、それになんと云っても大将の愛すべきキャラクター、
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関西にはいろんなタイプの良き酒場がまだ残っていますが、
その中でも五指に入る良きお店でした、
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ホントに惜しい、
なんとかならなかったのか?と思ってしまうのはワタシだけではないでしょう、
でも、それはあくまで傍観者の目、
当事者の方々はもっといろいろな事情の中で苦悩されて、今回の決断を下されたはず、
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致し方なし、サヨナラ「大西酒店」、
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でね、またしょうもない話ですけど聞いてもらえます、
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「大西酒店」の廃業もそうですが、昭和から平成にかけて“老舗”がどんどん廃業しています、
酒場だけではなく、書店、散髪屋、八百屋、魚屋、煙草屋、駄菓子屋、総菜屋、
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さらには、特化した技術を持つ町工場や中小の和菓子屋、煎餅屋など、
大手流通ショッピングセンターの隆盛で、
個人経営の街のお店はどんどん姿を消していきます、
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『大廃業時代』という言葉もあるようです、
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しかし、老舗酒場のような経営者と客が一体となって作り上げてきた店は再現不可能、
一度無くなってしまうと、もう二度と手に入れることができない貴重な文化的財産です、
それが、個人経営という脆弱な経営基盤のためにどんどん廃業して行く、
傍観者ですが歯がゆいです、
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中にはお客さんが跡を継いだ、という話も稀ですが何軒か実例はあります、
エエことです、
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できれば「大西酒店」の跡もワタシが継いでみたい!とか衝動的に思ってしまいます、
でも、口で云ってるだけでは何もできない、
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そこで、こんな事業(ビジネス)を立ち上げるのはいかがでしょうか?
『老舗酒場後継者育成事業』、
そう、経営者の高齢化に伴う老舗酒場廃業という文化的財産の損失を防ぐための制度です、
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制度の仕組みは・・・
① 自治体が地域の老舗酒場に対して『老舗酒場後継者育成事業』を開始したことを広く周知する
② 廃業が目前に迫っている酒場の大将・女将のなかで、赤の他人の後継者でも良い、というお店を対象に後継者を公募、両者のマッチングを精緻に行う
③ 選ばれた後継者(候補)は半年間、店でその店のポリシー、価値感、メニュー、客対応など、その酒場の核の部分(継承すべき価値)をみっちり修行していただく
④ 修業後、大将・女将と後継者がお互いに納得すれば、店の経営権を委譲する、その際の条件(賃料・権利・屋号店装など文化的価値継承)などはしっかりと明文化する
⑤ 常連客にはこの代替わり継承が正統なものであることを周知(老舗酒場継承制度 オフィシャル認証店)、引き続き店の応援をお願いする
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ま、だいたいこんな感じかな、、、
とにかく、老舗酒場と後継者を上手に引き合わせる事業にしたい、
酒場の核、価値をしっかり理解して残していきたい、
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大阪市に提案してみようかな、、、どうですやろ?
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【今日のお店:中津「大西酒店」】
前週の土曜日は客が殺到、注文がさばききれない事態になったと聞いていたのですが、
廃業まであと4日のこの日、19時頃に行くとお待ちの列が!
でも、15分くらいでなんとか無事入店、
17時開店から20時頃までが混んでいたようです、
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助っ人のお嬢さんが2名入られ(大きな戦力)、
女将他スタッフと共に一生懸命に対応、
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ほぼ、いつもの「大西酒店」の雰囲気で呑めて良かったです、
さすがに日本酒の種類は少ない、もう仕入れとかも止まってるのかな?
2時間ほど楽しんでお勘定、
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出る時に女将が外まで見送ってくれました、おおきに、おおきに、
訊くと、すでにいろんなことが進んでいて、もう店を閉めるだけとの事、
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そうですか、長い間ありがとうございました、
こちらこそ、こうして来てもらって嬉しいです、
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おもわず店先で女将と記念撮影しました、
うん、残念だけどヨカッタ、
サヨナラ「大西酒店」、
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私も5年前に中津に住んでおり、嫁と頻繁に大西酒店を利用してました。
本当に、ここのおでんと日本酒美味しいですよね!出汁が濃いんだけど、実際はちょうどいいし、芯まで浸みてて美味しい。
もう、何度行ったことだろか。。。
私も復活させてたいです!あの味をもう一度食べたい。
おかみさんやご親戚の方と営業をされており、確か女将さんが味つけをしていたと伺ってます。
もし、ご連絡先などをご存知でしたら、ぜひ再現したいなと思ってます。