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(この世の果てまで)

STAND BY ME ドラえもん

2014年09月12日 | Movie
 映画「STAND BY ME ドラえもん」を鑑賞。一応、どのエピソードもコミックスに収録されているのだけど、それらの異なる内容をうまく一本に繋げたなぁ、というのが第一印象。とはいえ、展開が少々強引で単調かな?という気がしないでもない。本作においては、のび太の幸せ=静香との結婚、と位置付けてストーリーが進んでいくので、ドラえもんとの友情を育む過程や、四次元ポケットから出てくる道具のワクワク感、そしてその道具に頼りすぎるが故の失敗といった、子どものころにマンガやアニメでのめり込んだ要素が、ちと薄い気がするんだよね。それらの積み重ねがあるからこそ、単行本収録「さようなら、ドラえもん」のエピソードに目頭が熱くなるんだと思うんだがなぁ。こう書くと評価的に低いのかな、と思われますがそんなことはないです。CGで描かれた3次元キャラクターは、個人的には全く違和感なく感じましたし、「あばら屋」の看板や「星野スミレ」のポスターなど、ところどころに散りばめられた、ドラえもんフリークがニヤリとする箇所もナイス。もちろん、感動エピソードの中にある珠玉の名セリフの数々も、観客の涙を誘うことでしょう。
 そんなわけで、ねすさんの評価は5点満点で3.5点。子どもの頃に貪るように読んだドラえもんが40年以上も長い期間、子どもから大人まで幅広く愛される作品になった、ということは本当に素晴らしいことだと思います。以前、「もうドラえもんのファンでいることが恥ずかしい年齢になってきたけど構いませんか」という一般客の質問に対し、かつてドラえもんの声優を務めておられた大山のぶ代さんが「オバさんの私がドラえもんの一番のファンなのですから、全然気にすることはないですよ」と仰っていたのを思い出しました。オイラも資金と暇があるうちに、川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムに行かなければ(笑)


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